伊勢原高等学校 定時制 > 特色 > 伊勢原高校のミッション
更新日:2020年2月19日
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平成30年度に90周年を迎え、地域に愛され、地域とともに発展してきた学校である。地域の教育力を活用し、「自立」「友愛」の校訓のもと、生徒の人間教育に力を入れ、これからの社会で必要とされる人材の育成を目指す。ただ単に知識を豊かにするのではなく、知識をどう活用するか、仲間と協力して、どう問題解決していくか。答えのない問いに対して、どう向き合うか。自分で考え、行動できる力を育む。
また、授業や学校行事、部活動、教育活動すべての場面を通して、生徒の自己肯定感を高め、「感動する心」「夢を見る力」を育んでいく。その中で、グローバルな視点を持ち、多様性を受け入れ、障害のあるなしにかかわらずともに学ぶ環境を創っていく。
主体的・対話的な深い学び」を実践するために、授業改善に取り組んでいる。生徒の論理的思考・ロジカルコミュニケーション能力を高め、「自分の考え」をしっかり持ち、表現できる人材を育んでいく。H31年度から3年間の指定を受けた。
伊勢原高校定時制の特徴を活かし、少人数での授業展開により、それぞれの生徒のニーズにあった授業の展開をしていく。理解度の高い生徒には、さらに課題を与え、意欲を引き出し、進度が遅い生徒には、個別支援の体制を整えている。様々な学びの経験をしてきた生徒に対して、卒業後、社会で貢献できる人材の育成へつなげるため、わかりやすく、丁寧な授業を実践している。
学校行事等での生徒主体の取組みをさらに進め、生徒の達成感・充実感を高める。
キャリア教育の充実を図り、インターンシップや就労体験を通して社会で必要とされる存在になるよう、自立支援を行う。
「ともに今を生きる、ともに未来を創る」をテーマに掲げ、D&Iコンセプトをもとに、2020年度よりインクルーシブ教育推進実践校として、共生教育を推進していく。
「ダイバーシティ」は多様性。国籍や人種、性別、マイノリティ、言葉や生活習慣の違い、障がいがあるなど、人は自分とは違うのが当たり前、その自分との違いを受け入れるという考え方のこと。
「インクルージョン」は包括(包み込むこと)。もともとは、ダイヤモンドなど様々な鉱物(結晶)を含んでいる鉱石のことを表し、まざっているという意味がある。障がい者と健常者が同じ教室で学ぶ教育のこと。ようするに、「多様性を受け入れた上で包括的に包み込み、同じ環境でともにいきていくこと。」
全日制のインクルーシブ教育推進実践校の指定を受け、研修会や教員の意識啓発など全日制と連携を図り、改めて、定時制の生徒にも支援教育の充実を図っていきたい。
全日制のインクルーシブ教育推進の考え方は、次のとおりである。
現在の伊勢原高校の教育方針・教育活動を維持しながら、障がいを持った生徒を受け入れ、ともに学ぶ環境を創り、「自立」「友愛」の校訓どおり、特に「人間力」、他者への思いやりや優しさを育む教育を実践していく。在県外国人特別募集の生徒の進学・就労支援にも力を入れている。その先のインクルーシブ教育特別募集の生徒にもつなげていきたい。また、伊勢原高校の特徴である学校行事や部活動は、今まで以上に活性化させていき、元気で活気のある伊勢原高校を築いていきたい。
本校で、定時制と全日制が連携を密にすることが、様々な支援を必要とする生徒に対して、本当の意味でのインクルーシブ教育となる。本校の考え方が、神奈川県の支援教育のスタンダードなることを目的として準備を進めていきたい。
すべての教育活動には意味があり、無駄なものはない。「自立」「友愛」のもと、人間性豊かな、思いやりのある人材の育成、人間教育に力を入れていきたい。
昇降口より大山を望む