校長より

 伊志田高校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

　令和6年4月1日に着任いたしました、広瀬邦彦（ひろせくにひこ）と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

　伊志田高校は、昭和51年（1976年）に創立した歴史と伝統のある学校です。49期生を新入生として迎え、卒業生は、1万7千人を超えています。校名の「伊志田」の由来は、伊勢原市石田の地に開校するにあたり、校名に「伊勢原」と「石田」の地名の両方を入れる「伊勢原石田高校」という要望が出されました。様々な議論の結果、文献から、石田村に関する記載で、石田村（伊志太牟良）と萬葉仮名があり、「太」を「田」に置き換えれば、地名からくる「伊勢原」の「伊」と「石田」の「田」が含まれ、地元の要望も満たされるので、「伊志田（いしだ）高校」と決まりました。

　教育目標は、「社会について広く深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立に努め、国家及び社会の有為な形成者として必要な資質を養う」であり、社会で「たくましく生きる力」を育んでいます。高い志（こころざし）を持ち巣立った卒業生たちは、社会で必要とされる人材として活躍しています。また、「Think Globally, Act Locally」（グローバル社会に必要なスキルと態度を身につけ、グローバル市民としての資質を高める）を基本的な考えとして、平成31年～令和3年まで県教育委員会より「グローバル教育研究推進校」に指定され、国際理解教育・国際交流・資質の向上に取り組んできました。現在では、スピーチフェスティバルや地域の大学・企業の外国人の方々との交流を通して、多様性の理解を深め、グローバルな視点を育むと共に、思いやりのあるグローバルリーダーの育成に取り組んでいます。中止となっていた国際交流なども、今後、再開し、発展させていく予定です。学校生活でも、部活動の加入率が89％を超え、充実した高校生活を送るとともに、「自分の夢の実現」に向けての進路支援体制を整え、「文武不岐」を実践しています。

　令和7年度には創立50周年記念式典の開催を予定しています。現在の本校があるのは、開校当初より、地域の方々や卒業生の方々の支えがあったからであると感謝しています。卒業生の皆さんは、ぜひ、宿志祭等でご来校いただき、後輩たちへ良い刺激を与えてください。伊志田高校にかわるすべての方々を、敬意をもって「伊志田FAMILY」と呼ばせていただきます。「伊志田FAMILY」の力で、これからの時代を担う、生徒たちの夢の実現と、人としてたくましく成長できるよう、暖かく見守り、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和6年4月　校長　広瀬　邦彦