更新日:2026年1月6日
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12月11日(木曜日)から12日(金曜日)までの2日間、大井分教室の1・2年生合同で「足柄ふれあいの村」へ宿泊学習に行ってきました。
3人1組となり、木と木をこすり合わせて火を起こす「火起こし体験」を行いました。最初は、木の棒を回転させてもなかなか煙が出ず、「腕が疲れた!」「本当に付くの?」と弱音を吐く場面もありました。しかし、班の仲間と「もっと速く!」「リズムを合わせて!」と声を掛け合い、交代しながら必死に活動を続けるうちに、あちこちから「煙が出てきた!」「あと少し!」と興奮した声が上がり始めました。小さな火種を麻布に移し、大きな炎へと変わった瞬間、各班からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。自分たちの手で火を熾す大変さと、その炎の温かさを肌で感じた生徒たちの表情は、達成感に満ちあふれていました。


今年度は、班ごとに「豚汁づくり」に挑戦しました。友達と声を掛け合いながら、人参やジャガイモなどを丁寧に切ることができました。「野菜はこのくらいの大きさかな?」「こっちは任せて!」と、自分たちで役割を分担して手際よく進める姿が印象的でした。大きな鍋に具材をたっぷり入れて煮込み、仕上げに味噌を溶き入れると、辺り一面にいい香りが広がります。完成した豚汁を青空の下で「いただきます!」。自分たちの手でゼロから火をおこし、作り上げた豚汁の味は格別だったようで、あちこちから「美味しい!」「最高!」と笑顔がこぼれました。


夜には、待ちに待ったレクリエーションを開催しました。この日のために準備を重ねてきたクラスごとの出し物では、イントロクイズや、ドッチビー、猛獣狩りゲーム、ダンスなどが披露されました。さらに有志による隠し芸の時間には、驚くような特技やユーモアあふれるパフォーマンスが次々と飛び出し、会場は熱気と笑い声に包まれ、最高潮の盛り上がりを見せました。普段の学校生活ではなかなか見られない生徒たちの意外な一面や、素晴らしい才能が次々と発揮され、学年を超えてたくさんの拍手が送られました。互いの個性を認め合い、共に笑い転げたこの一夜は、生徒たちにとって忘れられない思い出になったと思います。


2日目には、大雄山最乗寺までハイキングをし、精神を研ぎ澄ませる「座禅体験」を行いました。冷たく澄んだ空気の中、生徒たちは背筋を伸ばし、静かに自分自身と向き合いました。最初は慣れない姿勢に苦戦する様子も見られましたが、時間が経つにつれて会場は深い静寂に包まれていきました。鳥の声や風の音だけが聞こえる環境で、雑念を払い、ただ呼吸を整える。普段の慌ただしい日常生活やスマートフォンから離れ、何もせずに「今」に集中する時間は、生徒たちにとって非常に新鮮な経験となったようです。


この2日間、寝食を共にし、共に笑い合った経験は、生徒たちにとって一生の宝物になったはずです。この宿泊学習でより一層深まった絆を大切に、これからの学校生活も力を合わせて歩んでいってほしいと思います。