更新日:2022年12月8日
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みなさんは、自分の未来をどのように思い描いていますか。どのような進路を歩むのか、どのような職業に就くのか。
そのためには、自分を見つめ、自分を理解することから始まります。総合学科高校は、そんな「自分との出会い」「自分探し」をサポートする場です。
総合学科高校は、生徒のみなさんがさまざまな知識に触れ、 自分で学び、時代の変化に対応できる力を身につけることを目標にしています。
総合学科では、生徒一人ひとりが「キャリア・プランニング」という取り組みをおこないます。 キャリアとは、一人の人間が一生のあいだに獲得していく知識や技能、 経験する職業などのことです。それらについて、変化する社会を見越して適応しようと 自分の人生を計画する(プランニング)ことを「キャリア・プランニング」といいます。
これはよく、「進路指導」と同じに考えられがちですが、 従来の進路指導とは違っていて、自分の適性や克服しなければならない課題、 「こんな生き方がしたい」という希望などをふまえて、先生と生徒がいっしょになって、 それぞれの高校生活(2、3年次の科目選択など)をつくっていくプロセスです。
ですから、総合学科での「キャリア・プランニング」とは、 「自分と出会い、自分をつくる」ことなのです。 そのために
それは、国際化、情報化、高齢化、環境問題などで大きく変化しようとしている社会が、 多様性に富んだ学校システムを必要としていること。 また、「どんな学校を出たか?」ではなく、 「その人は何を学んだのか?」が重視される世の中に変わりつつある・・・などがあげられます。
高校時代は、進路とかかわって具体的に自分がどのような人生を歩んでいくのか、 真剣に考え始めなければならない時期です。その具体的な進路は、 小さい頃思っていたものとは必ずしも同じではないかもしれません。 なぜなら、みなさんが子どもの見方・考え方から大人のそれへと脱皮し成長しているからです。
すばらしい人々の生き方や熱意、心にふれる事で、 ものの見方や考え方がかわっていくこともあるはずです。 また、みなさんは将来、自分が住む地域や社会の一員になります。
私たちに必要な知識や「生きる力」をこの横浜、鶴見という地域で身につけることもまた、 「学び」の重要な要素ではないでしょうか。