更新日:2022年5月2日

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横浜旭陵高校校長あいさつ

「人と社会と未来につながる力の育成のために」

 令和4年4月1日付けで、本校に着任いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。本校では、高校生活を通して生徒に身につけてもらいたい力を「人と社会と未来につながる力」としています。この力が具体的にどのようなものであるべきか、私たち教職員が思考するとき、必要となることは、生徒たちがやがてつながっていく社会や未来とは、どのような状態であるべきか、というイメージです。そのとき、あるべき未来の社会のモデルたりうることのひとつが、今、国連が中心となり世界中で進行している、SDGsの取組が成就した姿としてのグローバル社会ではないかと考えます。その社会では、国や地域の境にとらわれることなく人々が自由に交流し、あらゆる場所において貧困や飢餓がなく、ジェンダーの平等が実現され、激しい気候変動に容易に対応しつつ地球全体の環境が保全され、すべての子どもたちが路上で暮らすことなく笑顔で教育を受けることができる、そのような社会です。そして、その社会で生活する地球市民たちは、きっと、年齢や性別、性的志向や障がいの有無などに少しも頓着することなく、自分とすべての他者を尊重し、相互に理解しあいながら協同することができる人々に違いありません。私たち教職員一同は、本校の生徒が、そのような資質を身につけることができるよう、本校の教育活動全体を通じて、一人ひとりと向き合ってまいります。そして、本校を卒業した生徒たちが、将来、世界を見渡す広い視野と、いかなる他者をも受容する豊かな心をもって、世界のすべての人々と協調しながら、未来の社会の担い手として、様々な分野で大活躍してくれることを、心から願っています。皆様におかれましては、そのような学校として本校が成長できるよう、温かいご指導、ご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

 

校長大野俊世

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