更新日:2025年9月10日
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毎週水曜日 16:00 ~ 18:00 (片付け含む)
校舎棟6階 作法室
一年生 7名 二年生 7名 三年生 8名
令和7年8月3日(日)かながわ平和祈念館で行われた「学校茶道夏期研修茶会」に1年生から3年生までの9名が参加しました。本校は今年で創立125周年を迎え、様々な行事が行われる中、茶道部は記念茶会となりました。

お床は大道老子のお筆の「歩々清風起」(ほほせいふうをおこす)、一つひとつの歩みの中に、清らかな風が起こるという意味です。花は花かさむくげ、花入れは青磁です。
お菓子は夏の海をイメージした「青海波」(せいかいは)という銘、意味は「未来永劫の幸福や平穏な暮らしへの願い」が込められています。
香合は雅峯(がほう)作、海松貝(みるがい)で溜塗です。主茶碗は真葛香山(まくずこうざん)の伊賀茶碗です。
猛暑の中ではありましたが、本校の作法室の何倍もある広いお部屋で、涼やかなお道具とともに沢山の方にお茶を召し上がっていただく経験はとても貴重なものとなりました。
11月最初のお稽古では、炉開きを行いました。炉開きとは、「茶人の正月」とも呼ばれるおめでたい行事です。なぜおめでたいのかというと、11月は風炉の使用をやめ、炉を開き新しいお道具に変わるということと、茶壷の口を切り、初夏に摘み寝かせていた新茶を使うという大事な行事が二つ重なるからです。
また、炉開きは亥の月の亥の日に行われます。亥は陰陽五行説において水性で、火に勝るとされています。そのため、この日の亥の刻に暖炉裏やこたつに火を入れることで、火事が起こらないようになると言われています。
本来はぜんざいを頂くのですが、コロナ禍ということもあり、亥子餅を頂きました。この頂くものにも意味があり、ぜんざいは「善哉」(よきかな)という言葉から生まれたもの、亥子餅は見た目が猪の子どもに見え、猪の子どもは一度に沢山生まれるので子沢山の意味があり、どちらもおめでたい意味があるそうです。
