東大in柏陽2021
2021年5月17日(月)、オンライン会議システムを利用して学校内4会場と講師を結び、「東大in柏陽」を開催しました。1~3学年の生徒142名が参加しました。
講演タイトル
「人類が初めて見た巨大ブラックホールの姿」
講演者:本間希樹 博士
総合研究大学院大学及び東京大学大学院併任教授 / 国立天文台教授(兼 水沢VLBI観測所所長)
講義内容(講師より)
2019年、国際プロジェクトのイベント・ホライズン・テレスコープにより楕円銀河M87の巨大ブラックホールの写真が公開されました。その写真はブラックホールの影を史上初めて捉えたもので、「ブラックホールからは光すら脱出できない」ことが初めて視覚的に示されたものでした。本講演では、このプロジェクトの一員である講演者が、ブラックホールの基礎から撮影された写真の意義にわたるまで、わかりやすく解説しました。
生徒の感想
- 自分のしたいことに向かって突き進む覚悟などが先生の話から伺えて、とても貴重な体験ができた。
- 今回の講演で「好きこそ物の上手なれ」という言葉が本当に当てはまるのだと分かりました。ありがとうございます。
- 私は元から宇宙全般に興味があったのでとても楽しかったです。また,Yさんが質問していた「ダークマター」などにも興味をもった。宇宙について、まだ理解できていないところも多かったので,今回の講演で理解できてとても楽しかったです。私は将来何をしたいのかが決まっていませんが、研究者や国連職員になりたいと思っています。どちらにせよ、自分をアピールすることが必要になる職業なので、先生のアドバイスの通りまずは数学をもっともっと好きになって、努力したいとおもいます。ありがとうございました!!!!!!!!
- 自分は数学が苦手なので文系に進みたいと考えていましたが、好きな事をとことん追求する研究者という生き方に憧れを感じました。学ぶ事が沢山あった時間を過ごしました。
- 研究者の研究内容は、大学に入っても変わることがあるのだなと思った。僕も将来は天文学の道を歩みたいと思っているので、とても参考になった。
- とても分かりやすい講演をありがとうございました。僕は航空・宇宙に興味があるので、将来もそのような分野の職業に就きたいと思っています。天文学者という職業は非常に狭き門だとは思いますが、将来の選択肢のひとつとして視野にいれたいと思いました。今の自分に何が必要なのかしっかりと考えて、将来のために頑張っていきたいと思います。
- 私は小さいころから宇宙に興味があり、ブラックホールのニュースもとてもよく覚えています。若い人でも最先端の研究に関わることができると知り、とても驚きました。「研究なんて自分には無理だ」と思わず、自分の「好き」という気持ちを大切にして進路選択をしようと思いました。
- 研究職は、新たなものを発見するものだと思っていたが、分かりかけている事実を証明するという研究があると知り、楽しそうだなと興味が湧いた。また進路選択に焦ることも多い中で、心から好きになれるものを見つければ良いというお話を聞いて、少し気持ちが軽くなり、未来が明るくなった気がした。
- 私は宇宙に興味があり、テレビにも出演されるほど偉大な本間教授の講義を受けたいと思い参加しました。先日テレビで拝見したばかりでしたが、より詳しい説明をしてくださったのでとても勉強になりました。可視化(菓子化)のお話も面白かったです。将来は文理をまたいだ課題に取り組んでいきたいと思うので、語学力、数学力を養い色々な事に好奇心を持っていきたいと思います。ありがとうございました。
![20210517_2](/hakuyo-h/shinro/images/20210517_2.jpg)
![20210517_3](/hakuyo-h/shinro/images/20210517_3.jpg)
![20210517_1](/hakuyo-h/shinro/images/20210517_1.png)