更新日:2023年6月23日
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3年ぶりに姉妹校である米国メモリアル高校から、14名の生徒と教員2名が来校し、柏陽生がホストファミリーとして、3泊4日の日程で受け入れました。久しぶりの交流でしたが、すぐに仲良くなり、たくさんの笑顔が見られました。
6月15日(木)歓迎セレモニーを行いました。国際委員を中心として飾り付けた大会議室でメモリアル校生を出迎えました。メモリアル校生は、1人1人手の込んだ手描きの絵で、ウィスコンシン州を面白くプレゼン紹介してくれました。そして、心のこもった自作の贈り物をいただきました。その後、ホストファミリーの保護者も交えて歓談をしました。初めて出会ったにも関わらず、積極的に話しかけ、仲良くなっていました。
メモリアル高校の生徒は、授業参加や部活動体験を通して、本校生徒と交流しました。
1時間目:
化学室で実験をしました。生徒は、エタノール、食塩水、水のいずれか2つを混ぜて、試験管に雪が降っているような現象を観察しました。その現象が起こる理由を、英語で考察しました。化学の用語を英語に訳すことができないので、手を使って説明したり、図を描いて説明したりして、一生懸命に表現していました。
2時間目:
クイズとディベートをしました。クイズでは、日本とアメリカを比べた問題が出題され、メモリアル校生と本校生徒はお互いの知識をひねり出して、答えを導いていました。ディベートでは、「制服を廃止すべきか」について議論をしていました。アメリカの生徒を交えてのディベートは本校生徒にとって初めてでしたが、メモリアル校生にジャッジしてもらうという状況で、果敢に意見を述べていました。
3時間目:
「夕日はなぜ赤いのか」について実験をとおして学びました。仮説を立てるときは、知っている単語をつなぎ合わせたり、手で光の動きを表すなどして、協力して行っていました。実験では、カルピスを入れたペットボトルに、角度を変えて光を当ててみました。角度によって色が変わることから、夕日が赤い理由を考えました。授業全体が英語で進められていて、本校生徒も考えを英語で表現する努力をしていました。
4時間目:
柏陽高校ツアーをしました。本校生徒は、自己紹介を通してお互いを知った後、グループごとに分かれて、本校の施設を英語で案内しました。図書館では、その施設だけではなく、漫画の内容も説明していました。
昼休み:
国際委員が企画したランチチャットが行われました。生徒は、自由参加という形でしたが、メモリアル校生と話をしたいという生徒がたくさん集まりました。本校生徒考案の、折り鶴で作った花をサプライズプレゼントとして贈りました。メモリアル校生は、精巧におり込まれた、その花の表現する日本文化の美と心温まるプレゼントに感極まっていました。
5時間目:
けん玉と折り紙をしました。英語でけん玉の持ち方やひざの使い方について説明していました。けん玉を持っていない時も、一緒に体を動かして、コツを教えていました。成功した時には、喜びを分かち合っていました。折り紙では、折り方が英語で書かれた紙を見て、鶴や花などいろいろな作品を折りました。本校生徒も一緒に楽しんでいました。
放課後:
部活動(かるた部、茶道部、書道部、剣道部)に参加しました。かるた部では、本校生徒が読み上げた札を、勝負形式でとっていました。茶道部では、作法を英語で書いたマニュアルを用意し、実際にお茶を出しておもてなししました。書道部は、書道をルーツや、字の書き方をスライドで紹介していました。その後、実際にマンツーマンで書き方を指導していました。剣道部は、実際の試合の様子を見せたり、竹刀の握り方を見せたりして、剣道のやり方を説明していました。
ホストファミリーの生徒は、メモリアル高校の生徒に対して、各自用意したおもてなしをして、1日過ごしました。
本郷台駅でホストファミリーはメモリアル高校の生徒と涙のお別れをしました。