更新日:2021年12月3日
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令和3年11月11日(木)4時間目、本校生物室にて、岡西政典・東京大学附属臨海実験所特任助教による「生物の系統分類と分子系統解析」の特別授業が対面形式で行われました。3年生物の授業で4月に東大の三崎臨海実験所で行った臨海実習で生徒が採集した磯の動物からDNAを抽出し、配列の一部(600文字程度)を読み取りました。30名の生徒が採取した30サンプルのDNAのうち18サンプルの塩基配列を読むことができました。動物の種類によって塩基配列が少しづつ異なっています。今回の講座では、DNAの塩基配列の違いを使ってどのように分類を行うのかという原理の説明の後、実際のデータをMEGAと呼ばれる解析ソフトに読ませ系統樹を書きました。かなり良い系統樹が書けました。
質問:生物種によって変異の入りやすさが違うのはなぜですか?
寄生虫はほとんどのエネルギーを生殖に割り当てているため、たくさん卵を産むので変異が入りやすいことが知られてるが多くの場合はっきりとわかっていません。