更新日:2023年9月28日
ここから本文です。
本校は、県立高等学校の普通科として、初の昼間から学べる定時制高校です。
生徒は午前部または午後部に所属して、1日4時間の授業を受け、4年間での卒業をめざします。自分のペースで学びたい、基礎からじっくり学びたい、働きながら学びたい、と思っている人たちが通える学校です。
小・中学校時代に、勉強のことや友人のことで悩み、傷ついたことのある人も、互いに良好な関係を築き、さまざまな学びや交流をきっかけとして、自分の夢や希望を見いだし、意欲をもって諸活動に取り組むことのできる学校です。
また、一人ひとりの生徒が、学校の内外において、地域・社会のさまざまな人々とかかわりながら学び、活動していくことを通して、「自分も人の役に立っている」「人から頼りにされている」といった思いをもって、社会をたくましく生き抜く力を身につけて卒業していくことを、教職員全員で応援していきます。
学力に不安を感じている、やる気があるのになかなか勉強についていけない、小・中学校時代に不登校を経験した、外国籍等で日本語の理解が充分でない、働きながら学びたい、といった皆さんは、ぜひ受検を考えてみてください。
学校生活だけでなく日常生活において、意欲的かつ積極的に物事に取り組み、目標達成のためにあきらめることなく継続していくことができるエネルギーの源は、身近な人との良好な人間関係がつくれているかどうかにあると本校では考えます。
我々教職員、広く言えば社会人にも同じことがあてはまるのではないでしょうか。生徒の自立的な成長をサポートしていくためにも、良好な人間関係をつくるための行動に率先して取り組み、生徒にとっての生き方モデルとなります。
過去や他人は変えられません。唯一変えることができるもの、コントロールできるものは自分自身です。自己肯定感を高め、充実した生活を送ることができるよう、ともに学び、ともに成長していきましょう。
私たちは、お互いに基本的欲求(注1)を満たし、幸せな人間関係を築くために、責任ある行動(注2)を選択します。また、自らをふりかえりながら、温かい人間関係の構築・継続・改善に努めます。
全ての人がもっている5つの基本的欲求のことであり、人は皆、その欲求を満たすために行動します。基本的欲求は、身近な重要な人との人間関係が良好であるときに満たされ、その結果として、人は幸せを感じることができます。
5つの基本的欲求
本校における責任ある行動とは、自分以外の人が欲求を満たそうとする行動を邪魔しないだけでなく、自分以外の人が欲求を満たそうとする行動のお手伝いをすることも考えながら、より良い方法を選び、自分自身の欲求も満たしていくための行動をとること。
愛・所属の欲求 | 愛し愛されたい、仲間の一員でありたいという欲求 |
力の欲求 | 認められたい、達成したい、人の役に立ちたいという欲求 |
自由の欲求 | 自分で選びたい、強制されたくないという欲求 |
楽しみの欲求 | 自分の好きなことをしてエンジョイしたいという欲求 |
生存の欲求 | 食べたり、飲んだり、身体を休めたりしたいという欲求 |