更新日:2022年5月25日

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令和3年度1学期の川崎北分教室

あっという間に6月も終わりに近づいてきました。

今年、川崎北分教室は1年生13名を迎えました。昨年は感染症対策のため、自宅学習から始まった1学期でしたが、今年度は先輩が気持ちを込めて準備した新入生歓迎会から始まり、北斗祭体育祭を終え、6月7日からは校内実習、そして2,3年生は現場実習と、生徒たちは忙しい毎日を過ごしています。忙しい中でも、先輩が後輩を気遣い、後輩は先輩の背中を見て学び…。生徒たちの温かいかかわりに、まだまだ完全ではありませんが、少しでも「日常」を過ごせることのありがたみを感じています。仲間の力を糧に、この1年頑張ってほしいと思います。

北斗祭体育祭(6月3日木曜日)

川崎北高校の体育祭が1年ぶりに行われ、分教室も参加しました。100m走、大縄跳び、綱引きは基本的に全員参加。他に代表でリレーにも参加しました。

大縄跳びは学年ごとに行いますが、本番を迎えるまでは山あり谷あり。心を一つに練習を積み重ね、当日は北高生よりも多く跳べた学年もありました。

そして、何といっても盛り上がったのはダンス部との発表でした。まだいつも通りにはできない体育祭ですが、そんな中でもダンス部の皆さんが、素敵なプログラムを考えてくれました。曲はGReeeeNの「GOODLUCKY!!!!!」と「あいうえおんがく」。生徒は好きな方1曲を選びました。

最初にダンス部の皆さんが作ってくださった動画を見た時には、難しくて「とてもムリ!」と消極的な生徒が多かったのですが、朝の体力づくりや空いている時間を利用して、ひたすら練習しました。ダンス部の皆さんの上手なリードもあり、生徒たちはあっという間に振りを覚え、数回の合同練習でフォーメーションまでしっかり頭に入れて、本番では笑顔で踊ることができました。体育祭後には、お礼の気持ちをメッセージカードにしてダンス部の皆さんに渡し、素敵な交流ができました。

北斗祭体育祭1

北斗祭体育祭2

校内実習

6月7日から3週間、校内実習を行っています。

この間は授業はすべて変更して、作業中心の授業を行います。生徒たちは学年を縦割りにした4つの課に分かれ、「SED(電気部品のパッケージング)」「体育祭のはちまきの洗濯」「ボールペン組み立て」「教室リフォームとペンキ塗り」といった仕事に取り組みました。

校内実習1

校内実習2

SEDは、電球や部品を丁寧にパッケージする仕事で、壊さないように丁寧に作業を進めていきます。店頭に並んだ時に見栄えが良いよう、シール貼りやシーラー掛け、ヘッダーつけもミリ単位で場所をそろえるので、とても気を遣います。1年生は、すでに経験している先輩から教えてもらう場面も見られました。

 

校内実習3

 

ボールペン組み立ては1日当たり4000本程度組み立てていきます。一人3~500本計算という、とても集中力のいる仕事です。

校内実習4

校内実習5

SEDもボールペンも、箱詰めまで行って納品します。数の間違えがないように、丁寧に箱詰めします。

 

教室リフォームはここ数年取り組んでいます。今年は職員室と保健室の壁のペンキ塗りをしていきました。細かい部分まで丁寧にマスキングテープを貼り、ムラが出ないように丁寧に塗り重ねていきます。薄暗かった職員室と保健室が、清潔感あふれるアイボリーの壁に塗り替えられ、生き返ったようです。

 

教室リフォーム2

教室リフォーム1

教室リフォーム3

 

はちまきはきれいに洗濯してアイロンをかけ、10本ずつまとめて箱詰めしました。川崎北高全生徒分なので大量です。丁寧に、しわ一つないようにアイロンをかけていきました。

 

はちまき

 

清掃1

清掃2

ほかにも、いつもお世話になっている図書室の清掃を行いました。

本の埃をきれいに取り、番号の通りに並べていきます。図書室内の清掃も行いました。

清掃3

 

これだけでなく、老人ホームで使っていただくための新聞紙バッグ作りや、教員からの依頼された仕事にも取り組んでいきます。

私たちが手にするもの、どれ一つ人の手がかかわっていないものがないということを、感じることができる大切な学びでもあります。使う人に喜んでもらえることが、何よりの報酬ですね。この気持ちを大切にして、2,3年生は現場実習を頑張ってほしいと思います。