更新日:2024年10月9日
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高等部2年生は高尾の森わくわくビレッジで宿泊学習を行いました。初日は荷物を置いてから高尾山へ。バス、電車、ケーブルカーなど交通機関を乗り継ぎ、登山に挑みました。天候にも恵まれ、暑い日でしたが、目的地に到着し、活動を行うことができました。公共交通機関の使い方、公共の場での活動などをみんなで学ぶ機会となりました。高尾山を下り麓ではお店で買い物をし、599ミュージアムを見学しました。宿泊先では夜のつどいを行うなど、盛り沢山の1日目でした。2日目はお昼ご飯のカレー作りを行い、どんな味だったのか聞くと、「辛かった!!」「美味しかった。」と調理の出来栄えを教えてくれました。
高等部1年生が防災宿泊学習を行いました。「学校に泊まるのは初めてだ。」「どうやって寝られるかな。」「怖くないかな。」などと、生徒たちはいろいろな気持ちを抱えながら、防災宿泊学習に参加しました。地域の皆さんや仲間と協力して体育館にテントを組み立て、夕食の喫食訓練ではあまり使ったことのない防災食を食べたり、ガスコンロに火を点ける体験もしたり、真っ暗な校舎の中を探検したりするなど、災害時に学校で過ごすことを想定した活動に取組みました。高等部に入ってから初めての宿泊でしたが、「もし、災害が起こったら」どうなるのか、ということを学ぶ大切な時間となりました。
高等部では進路学習の一つとして、1年生と2年生を対象に、市内から4つの福祉事業所に来ていただき、事業所の作業体験をしました。初めて触る機織機に興味深々な姿や、初めてのコーヒーの味に戸惑う姿が見られ、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。この体験を通し、「座ってやる書類仕事はまたやりたいなって思った。」や「ブーケ作れて楽しかった。」など、自分に合う仕事、やってみたいと思える仕事を考えることができました。次年度の学習に向けて、自分を知る機会になりました。
今年度の作業学習のまとめとして、高等部作業班合同での学習を行いました。
エコロジー班は牛乳パックを使用して紙すきをしたり、ペットボトルを洗浄したり、空き缶を潰したりする作業を行っています。販売会では、紙すきで作った紙を表紙にし、裏紙を裁断して作ったメモ帳を販売しました。
クラフト班は、アイロンビーズやミサンガ、革を使ったキーホルダーやストラップ、コインケースなどを作製する作業を行っています。販売会ではそれらの作品を販売しました。
美化清掃班は清掃技能検定に向けて練習を重ねたり、校内の清掃、校外の落ち葉拾いや旅館の清掃等を行ったりしています。今回は机拭きとダスタークロスのやり方を他の生徒に教えました。また美化清掃班の作業体験をすることで、その出来栄えによって疑似通貨が貰えるアルバイト先の役割も担いました。
喫茶班は接客練習や飲み物の提供練習、メニュー作りなどの事務作業を行っています。今回は飲み物の提供体験を行いました。
販売会では、お小遣いとして『つくびー』という疑似通貨が一人600つくびー分配られました。それを大事に使う生徒もいれば、高価な作品を買うべく、アルバイトを重ねている生徒もいました。自分たちが作った作品が他の人に「欲しい」と望まれ、直接手渡し、対価を貰う機会は、コロナ禍以降ありませんでした。また労働をして初めて対価を貰えること、その労働もただ行えば良いだけでなく出来栄えも求められることを、美化清掃班で作業体験をすることで学ぶことができました。「欲しいものがあるので働いてきます!」「あと240つくびーしかないけど、これで買えるものは何だろう。」など、意欲的な言葉、工夫を考える良い機会になったのではないかと思います。
販売会終了後すぐ、生徒から、「次はいつやるの?」「高等部以外のお客さんもいればいいのに。」「凄く楽しかった!」「来週からもっと作業頑張るわ。」「初めて一人で買い物できて楽しかった!」など、たくさんの前向きな言葉が出てきました。また、高等部の生徒は主に生活2.の授業で、「働く」とはどういうことか、これから社会人になる上でどんな知識やスキルが必要なのか等を学んでいます。今回の作業学習体験・販売会を通し、働くためには体力がいること、挨拶は相手に伝わるようにすること、見通しを持って通貨を使わなければわなければ困る時があることなど、日々授業で学んでいる内容を実感できたのではないかと思います。生徒たちが望むように、また同じような機会が設けられるよう、作業学習だけでなくお金の勉強や言葉の遣い方など、他の授業でも、より一層学習を重ねていきたいです。
卒業遠足として、よみうりランドに行きました。
よみうりランドではたくさん集合写真を撮りました。
午前は3グループに分かれての活動(アトラクション)、午後は全員でワークショップ「焼きそばU.F.O」作り体験をし、世界で1つだけのマイUFOを作りました。