更新日:2023年9月26日
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「子どもの目の見え方が心配…」
「小学校に通っているが、黒板の字が見えにくいようです。」
「視覚に関する支援が必要な児童のための教材・教具が知りたいです。」
「近づいて見るので、読む姿勢が悪くなっています。」
「読み間違え・書き間違えが多くて、気になります。」
「文字の大きさは、どれくらいがいいのでしょうか。」
「近づいてくるボールに気が付かないようです。」
「ずいぶん、まぶしがります。」
(1)電話による相談
お電話をいただきましたら、担当者がお話を伺い、今後の支援方法などを一緒に考えていきます。
(2)来校による相談
(3)学校などへ訪問しての相談
学校などから依頼があった際には、訪問して相談を行います。授業等見せて頂いた後にケース会議を行います。
ある日の出来事
毎朝通勤途上に通る公園での出来事です。いつもすれ違う盲導犬を連れた視覚障害の方がいらっしゃるのですが、ある日、いつもとは違う道路の端の水飲み場のところにいらっしゃいました。連れている犬に水でも飲ませているのかなと思いながら通り過ぎると、その方がつぶやいている声が耳に入ってきました。
「ちょっと待ってね。私たち迷子になっちゃったの。白い線が分からなくなっちゃったの。」
ん?休憩じゃないのかと、通り過ぎるところだったのですが、踵を返して声を掛けました。
すると、近くをウォーキングしている年配の男性も同時に気づいたらしく、「こっちだよ。もうちょっと前に進んでごらん。」と声を掛け白線に誘導しました。
おそらくですが、声をかけた男性も、盲導犬を連れている方が普段と違うところにいたので気になったのでしょう。その後、その方は白線を見つけて普段通りに歩いて行かれました。
白杖を持っている方は、街中などで道に迷ってしまったり何か困ったことに遭遇してしまったりした時には、白杖を高く掲げて援助を求めることがあります。私は、その盲導犬を連れた方が、歩道の白線を頼りにされていたことに初めて気づいたことと、盲導犬を連れていらっしゃるから道に迷うことなどないと思い込んでいました。見えにくさに関わらず、ヘルプマークを身につけていらっしゃる方など、周囲のサポートが不意に必要になることは、自分の身にも起こりうることです。仕事柄、今回はちゅうちょなく声かけをできましたが、そのような経験がなかったとしたら、どうやって声を掛けたらいいんだろうと、戸惑っていたでしょう。日頃から“何かお困りのことありますか。お手伝いしましょうか”といった申し出る心構えをしておきたいと思いました。
0463-31-1341(職員室)
相談支援担当
バックナンバー
<見えにくさへの支援①>(PDF:144KB)
<見えにくさへの支援②>(PDF:144KB)
援助依頼について
<見えにくさへの支援③>(PDF:127KB)
保護者が支援するために、保護者を支援すること