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更新日:2024年9月10日

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乳幼児教育相談

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アイキッズルームはおひとりおひとりに合わせたあそびの場です。見えない、見えにくいお子さんの成長や日常生活に関すること、学習の基礎になる活動に、一緒に取り組んでいきませんか。

 


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                                                                                                            2024年 9月
 ~読み書きに備えた遊び~
 読み書きができるようになるために身につけておきたい力として、音韻意識ということが挙げられます。これは音と文字が結びついていることがわかるようになることです。例えば、“みかん”という単語を聞いて、み・か・んという3つの音(文字)が対応することが分かることです。
 見えにくさのあるなしにかかわらず、子どもが言葉をしゃべり始めた段階では、その言葉に文字が対応していることを知りません。幼児期に入って文字に触れる経験を通して、自然と音声には文字が対応していて、自分の発する声が文字で表現できることが分かるようになってきます。この時期に見えにくさや聞こえにくさがあると、この音と文字の対応を学ぶことに困難が生じますが、遊びの中でも、音と文字の対応を学ぶことができます。

 ★グリコ、チョコレート、パイナップルstairs
 最近の子どもはこの遊びを知っているのでしょうか?また、この遊びの正式名称は何というのでしょう?一応簡単に説明すると、じゃんけんをして、グーで勝ったら「グ・リ・コ」と3歩進む。チョキで勝ったら「チ・ヨ・コ・レ・エ・ト」と6歩進みます。といった具合に、1音ごとに歩を進めることで音―文字の対応を学ぶ機会となります。この遊びの特長として、“ョ”(拗音)や“ッ”(促音)と言われる特殊音節を、実際は“チョ”と1音で発音せずに“チ・ヨ”と2音に分解したり、発音しない“ッ”を“パ・イ・ナ・ツ・プ・ル”とあえて意識的に発音したりして、より遠くに歩を進めようとします。また、階段を使って行われると、1音の1歩が一段ずつでより分かりやすく、音韻分解をしやすくなるのも特長です。
 小学校低学年では、作文するときに“行きたかった”と書くところ、“行きたかた”と書いてしまったり、“きゅうしょく(給食)”と書くところを“きょしょく”と書いてしまったりすることがあります。こうしたミスは学習途上ではよくあることですが、この遊びは特殊音節を学ぶことに貢献します。

 ★給食のメニューを使って文字への意識を高める遊び
 幼稚部の朝の会では、給食のメニューを確認する時間があります。メニューを読み上げた後に、みんなで“ハ・ン・バ・ア・グ”などと1音ずつ手を叩きながら発声しています。これによって、身近な活動を利用して、読み書きの準備も進めています。phonologicalawareness
  ある日のことです。デザートの確認をするときに、先生が次のような投げかけをしました。「今日のゼリーの味は、みかん・もも・洋ナシのどれでしょう?ヒントを出しますね。」と言って、パン、パンと手を2拍叩きました。日頃の積み重ねの成果で、子どもたちはニコッと笑顔を見せて、今日のデザートの味を元気よく口にしました。「あ、答えが分かった!」という、自信にあふれて生き生きとした子どもたちの笑顔は、本当にかわいらしく素敵でした。

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 神奈川県立平塚盲学校~乳幼児教育相談<アイキッズルーム>

 

月~金:10時00分~12時00分、14時00分~16時00分

0463-31-1341

「乳幼児教育相談の申し込み」と電話でお伝えください

担当(下原・小川)が対応いたします。


<来校相談、訪問相談について>

0歳から5歳児までの見えない、見えにくさのあるお子さんとその保護者、関係者が対象です。
・来校相談では、月に1回程度、遊びを通して、見ること・身体を動かすこと・操作することなどに取り組みます。日常生活に関することや、歩行・視覚補助具の使用・文字や点字の基礎学習に向けての活動に取り組むこともあります。
・通園先や、保健センター等への訪問相談、電話でのご相談も随時受け付けています。
・相談に関する費用はかかりません。

 

<ご相談内容の例>

〇保護者の方から

お医者さんに「見えにくさがある」と言われたのですが、ちょっと話をきいてもらえますか。
見えにくいお子さんやその保護者の方に会える場が少なく、なかなか一緒に話ができないです。

お医者さんに、目のことについて言われています。そちらでは、どのようなことをするのですか?
保育園に入りたいと思っています。どうでしょうか。
幼稚園に通っています。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
この学校の幼稚部では、どのようなことをしていますか。

〇教育・療育の関係者から

見えにくさのあるお子さんの療育や教育、今後どのように関わっていったらよいかなどについて話を聞きたい。資料などもあったらほしい。
視覚障害についてHPを見るくらいしか情報がない。具体的に話が聞きたい。
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お問い合わせ

0463-31-1341(職員室)
乳幼児教育相談担当
<こどものまなざし1号>(PDF:217KB)                    <こどものまなざし11号>(PDF:368KB)
0歳児、赤ちゃんから年長さんまでの相談                       地域に出向いて支援する
<こどものまなざし2号>(PDF:415KB)                   <こどものまなざし12号>(PDF:391KB)

子どもの興味を引く                                見えにくさ以外の課題を併せ有する子どもへの対応
<こどものまなざし3号>(PDF:443KB)                   <こどものまなざし13号>(PDF:381KB)
触る経験を増やして、世界を知りたい気持ちを高めていく 触る力を上手に育てる
<こどものまなざし4号>(PDF:443KB)                   <こどものまなざし14号>(PDF:352KB)
土台となる体験を増やす                                             音など視覚以外の感覚を手がかりに環境を把握する
<こどものまなざし5号>(PDF:391KB)                   <こどものまなざし15号>(PDF:405KB)
遊びを広げる                                                            身の回りの世界をどんどん広げていく準備
<こどものまなざし6号>(PDF:368KB)                   <こどものまなざし16号>(PDF:411KB)
描く経験を増やす                                                     子どもと一緒に触れて体験する
<こどものまなざし7号>(PDF:375KB)                   <こどものまなざし17号>(PDF:505KB)
一緒にやってみようか!                                            敏捷(びんしょう)性やしなやかな体の動きを身につける
<こどものまなざし8号>(PDF:418KB)                    <こどものまなざし18号>(PDF:505KB)
音声や手指で触ることなどを頼りに歩く                        眼鏡に慣れていく
<こどものまなざし9号>(PDF:392KB)                   <こどものまなざし19号>(PDF:403KB)
文字・点字学習を始める準備                                      すっきり、シンプルなプリントが見やすい
<こどものまなざし10号>(PDF:373KB)                  <子どものまなざし20号>(PDF:381KB)
子どもの自立を願い、笑顔を共有する                            視覚、そして足元の感覚を大事に活用して歩行する

 

 

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