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更新日:2025年1月17日

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乳幼児教育相談

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アイキッズルームはおひとりおひとりに合わせたあそびの場です。見えない、見えにくいお子さんの成長や日常生活に関すること、学習の基礎になる活動に、一緒に取り組んでいきませんか。

 

 


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                                                                                                               2025年 1月
 ~子育てを応援し、子どもの成長を祝福する
 乳幼児教育相談に初めて来られる親子との出会いは、いつも楽しみな気持ちが少なからずあります。実際に子どもに会うと、どの子もとってもかわいいです。手を引かれて、少しお母さんに隠れるような様子を見せる子、最初から元気いっぱいの子、抱っこされてここはどこ?と面食らった様子の子など、子どもたちは色々な表情を見せてくれます。
 相談室に入ると、目の前の遊具や音や光の出るおもちゃにどの子も興味津々です。ここは遊んでいいと気づくと、遊んでみたい、触ってみたという気持ちを抑えられない表情が見られます。まずは子どもが安心して遊びはじめ、十分にリラックスしてきたところで、ゆっくりと保護者の話を聴いていきます。
 保護者の中には、子どもの誕生を喜びながら家庭での穏やかな子育てをすることもままならず、見えにくさのある我が子にどんなことをしてあげたらいいだろう、この子の将来が不安、といった気持ちを抱えている方もいます。さらに、見えにくさ以外にも身体の疾患などを抱えていて、見えにくさに関する不安も言っていられないくらい、毎日のように子どもを病院通いさせないといけなかったりする方もいます。そうした状況の中で、今日まで育ててこられた保護者の気持ちを思うとき、「今日まで本当によくやってこられたんですね。来てくださってありがとうございます。」という言葉が自然と湧いてきます。また、保育所等に通っている子どもでも、十分に配慮してもらえるかどうかとか、我が子が受け入れてもらえるかどうかを心配したりする保護者もいます。だからこそ、ここではそんな心配は無用です。出会いを心から喜び、そして子どもの誕生と成長を祝福し、子ども一人一人に合った環境と安心して過ごせる時間を提供できるようにしています。

 ★子どもの成長はとってもうれしい反面・・・
 乳幼児教育相談では、保護者と話し合って月に1回など定期的に通っている方もいます。一緒に遊んだり、子どもの好きなことを楽しんだりしていると、月日とともに成長しできることもどんどん増えていきます。growth
 あるとき、子どもが担当者と遊んでいるときに、「最初の頃はお母さんの膝から降ろしただけで泣くこともあったのに、いつの間にかお母さんから少し離れて、お母さんに背中を向けたままでも遊べるようになりましたね。」と、ふとお母さんに言葉をかけたことがありました。お母さんははっとして、「そうでしたね、本当にそうでしたね!」と思い出したようでした。そういえば、病院通いも減ってきたなどと話され、嬉しい反面、子どもの背中を見ることが増え、少し自分の手から離れ始めたことが寂しいと語られた方もいました。
 担当者は「そうですね。そして、これからもっともっとお母さんから離れてできることが増えていきますね。」と、子どもの成長をともに喜び合いました。毎日の慌ただしさの中では気づきにくかったのでしょう。改めて、お母さんはようやく心配や不安ばかりではなく、我が子との成長を楽しめるようになったことをかみしめていたようで、乳幼児教育相談の機会がそうしたことを感じられる場となれたことをうれしく思いました。

 神奈川県立平塚盲学校~乳幼児教育相談<アイキッズルーム>kadomatu

月~金:10時00分~12時00分、14時00分~16時00分

0463-31-1341

「乳幼児教育相談の申し込み」と電話でお伝えください

担当(下原・小川)が対応いたします。


<来校相談、訪問相談について>

0歳から5歳児までの見えない、見えにくさのあるお子さんとその保護者、関係者が対象です。
・来校相談では、月に1回程度、遊びを通して、見ること・身体を動かすこと・操作することなどに取り組みます。日常生活に関することや、歩行・視覚補助具の使用・文字や点字の基礎学習に向けての活動に取り組むこともあります。
・通園先や、保健センター等への訪問相談、電話でのご相談も随時受け付けています。
・相談に関する費用はかかりません。

 

<ご相談内容の例>

〇保護者の方から

お医者さんに「見えにくさがある」と言われたのですが、ちょっと話をきいてもらえますか。
見えにくいお子さんやその保護者の方に会える場が少なく、なかなか一緒に話ができないです。

お医者さんに、目のことについて言われています。そちらでは、どのようなことをするのですか?
保育園に入りたいと思っています。どうでしょうか。
幼稚園に通っています。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
この学校の幼稚部では、どのようなことをしていますか。

〇教育・療育の関係者から

見えにくさのあるお子さんの療育や教育、今後どのように関わっていったらよいかなどについて話を聞きたい。資料などもあったらほしい。
視覚障害についてHPを見るくらいしか情報がない。具体的に話が聞きたい。
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お問い合わせ

0463-31-1341(職員室)
乳幼児教育相談担当
<こどものまなざし1号>(PDF:217KB)          <こどものまなざし13号>(PDF:381KB)
0歳児、赤ちゃんから年長さんまでの相談           触る力を上手に育てる
<こどものまなざし2号>(PDF:415KB)          <こどものまなざし14号>(PDF:352KB)

子どもの興味を引く                     音など視覚以外の感覚を手がかりに環境を把握する
<こどものまなざし3号>(PDF:443KB)          <こどものまなざし15号>(PDF:405KB)
触る経験を増やして、世界を知りたい気持ちを高めていく   身の回りの世界をどんどん広げていく準備
<こどものまなざし4号>(PDF:443KB)          <こどものまなざし16号>(PDF:411KB) 
土台となる体験を増やす                   子どもと一緒に触れて体験する
<こどものまなざし5号>(PDF:391KB)          <こどものまなざし17号>(PDF:505KB)
遊びを広げる                        敏捷(びんしょう)性やしなやかな体の動きを身につける
<こどものまなざし6号>(PDF:368KB)           <こどものまなざし18号>(PDF:505KB)
描く経験を増やす                       眼鏡に慣れていく 
<こどものまなざし7号>(PDF:375KB)          <こどものまなざし19号>(PDF:403KB)
一緒にやってみようか!                    すっきり、シンプルなプリントが見やすい 
<こどものまなざし8号>(PDF:418KB)            <こどものまなざし20号>(PDF:381KB)
音声や手指で触ることなどを頼りに歩く            視覚、そして足元の感覚を大事に活用して歩行する
<こどものまなざし9号>(PDF:392KB)         <こどものまなざし21号>(PDF:381KB)
文字・点字学習を始める準備                 読み書きに備えた遊び
<こどものまなざし10号>(PDF:373KB)         <こどものまなざし22号>(PDF:387KB)
子どもの自立を願い、笑顔を共有する              地域に暮らす見えにくさのあるお子さんとの関わり 
<こどものまなざし11号>(PDF:368KB)         <こどものまなざし23号>(PDF:380KB)
地域に出向いて支援する                  室内環境を整える
<こどものまなざし12号>(PDF:391KB)          <こどものまなざし24号>(PDF:377KB)
見えにくさ以外の課題を併せ有する子どもへの対応      聞いて、触って、感じて、そしてよく見て

 

 

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