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更新日:2024年12月11日

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乳幼児教育相談

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アイキッズルームはおひとりおひとりに合わせたあそびの場です。見えない、見えにくいお子さんの成長や日常生活に関すること、学習の基礎になる活動に、一緒に取り組んでいきませんか。

 

 


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                                                                                                               2024年 12月
 ~聞いて、触って、感じて、そしてよく見て
 生後5か月頃になると、子どもは自分から手を伸ばして物を触ろうとする行動が現れますが、見えにくさのある子どもでは、それがやや遅れて現れる傾向があります。そのため、自分から触ってみようとか、動いてみようといった気持ちを育てるために、いくつかの工夫が必要です。
① 子どもが好きな音や音楽を見つけ、積極的に聞かせてあげる
② 好きな手触りや光ってより見えやすいおもちゃで遊ぶ
 ①については、歌絵本などを使って一緒に歌を楽しむなどが挙げられます。保護者と一緒に楽しむことで、その心地よさを十分に経験するとよいですね。少しずつ自分でもボタンを押してみようという気持ちになったり、実際に自分で押して大好きな音楽を経験できたりすると、自分でもやってみようとか、それを保護者と一緒にしようという気持ちの芽生えが期待できます。また、歌に合わせて子どもの手を取って歌詞に合わせて手を打って歌ったり、ときにはダイナミックに一緒に転がったりするなどの動きを合わせたりするのもいいですね。rhythm
 ②については、子どもの見る力に合わせて、部屋の明るさを調節し、まぶしすぎないように配慮しながら光るおもちゃを見せたり、光だけでなく音や動きのあるおもちゃなど、複数の感覚で楽しめる工夫をしたりするといいですね。
 ①や②をいろいろと組み合わせた遊びを通して、子どもの笑顔が増えたり、もっとやってと自分から求めてきたりと、積極的に身の回りの物や身近な人と積極的に関わろうとする気持ちを育てていきます。

 また、好きな遊びを広げるためには、もともと好きな遊びに新しいおもちゃや遊びをつなぐことで、無理なく広げていく工夫になります。例えば、好きな子守唄を歌ってあげながら、初めて遊ぶ犬のぬいぐるみを触ったり抱かせてみたりなどもそうです。
 子どもの中には、動くおもちゃが苦手な子もいます。見えにくさがあると、その動きが予測しにくいことがあるからでしょう。そのようなときは、安心できる保護者の膝の上などで、保護者の安心する声や説明を聞きながら動いているおもちゃの音を聞いたり、音が移動しているのを感じたりすることから始めて、怖がることなく楽しめる体験を広げ、積み重ねていけるといいですね。
jointattention jointattention見えにくさがあると、身の回りの状況を把握することも難しい場合があるので、保護者の積極的なかかわりが求められます。お散歩中だったら「お花が咲いてるね。」と見える景色を言葉にして教えてあげたり、「大きな車が通ったね。」と音や動きなどの様子を描写したりするなど、普段なにげなく通り過ぎてしまう情報も、子どもと共有する経験をたくさんしてみてください。昨今はさまざまな魅力的なおもちゃや動画チャンネルなどが溢れています。そうしたおもちゃや動画を単に与えることよりも、直接に顔を合わせて一緒に遊んであげるという積極的なかかわりが、子どものさまざまな力を発達させることが分かっています。今回ご紹介した工夫をぜひ参考にしていただき、子どもの笑顔を増やしてみてください。

<参考文献>
猪平眞理 編著 2018 「視覚に障害のある乳幼児の育ちを支える」 慶応義塾大学出版会
無藤 隆・高橋 惠子・田島 信元 編 「発達心理学入門Ⅰ」 東京大学出版会 1990

 

 神奈川県立平塚盲学校~乳幼児教育相談<アイキッズルーム>christmas_santa_elf.png

月~金:10時00分~12時00分、14時00分~16時00分

0463-31-1341

「乳幼児教育相談の申し込み」と電話でお伝えください

担当(下原・小川)が対応いたします。


<来校相談、訪問相談について>

0歳から5歳児までの見えない、見えにくさのあるお子さんとその保護者、関係者が対象です。
・来校相談では、月に1回程度、遊びを通して、見ること・身体を動かすこと・操作することなどに取り組みます。日常生活に関することや、歩行・視覚補助具の使用・文字や点字の基礎学習に向けての活動に取り組むこともあります。
・通園先や、保健センター等への訪問相談、電話でのご相談も随時受け付けています。
・相談に関する費用はかかりません。

 

<ご相談内容の例>

〇保護者の方から

お医者さんに「見えにくさがある」と言われたのですが、ちょっと話をきいてもらえますか。
見えにくいお子さんやその保護者の方に会える場が少なく、なかなか一緒に話ができないです。

お医者さんに、目のことについて言われています。そちらでは、どのようなことをするのですか?
保育園に入りたいと思っています。どうでしょうか。
幼稚園に通っています。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
この学校の幼稚部では、どのようなことをしていますか。

〇教育・療育の関係者から

見えにくさのあるお子さんの療育や教育、今後どのように関わっていったらよいかなどについて話を聞きたい。資料などもあったらほしい。
視覚障害についてHPを見るくらいしか情報がない。具体的に話が聞きたい。
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お問い合わせ

0463-31-1341(職員室)
乳幼児教育相談担当
<こどものまなざし1号>(PDF:217KB)          <こどものまなざし13号>(PDF:381KB)
0歳児、赤ちゃんから年長さんまでの相談           触る力を上手に育てる
<こどものまなざし2号>(PDF:415KB)          <こどものまなざし14号>(PDF:352KB)

子どもの興味を引く                     音など視覚以外の感覚を手がかりに環境を把握する
<こどものまなざし3号>(PDF:443KB)          <こどものまなざし15号>(PDF:405KB)
触る経験を増やして、世界を知りたい気持ちを高めていく   身の回りの世界をどんどん広げていく準備
<こどものまなざし4号>(PDF:443KB)          <こどものまなざし16号>(PDF:411KB) 
土台となる体験を増やす                   子どもと一緒に触れて体験する
<こどものまなざし5号>(PDF:391KB)          <こどものまなざし17号>(PDF:505KB)
遊びを広げる                        敏捷(びんしょう)性やしなやかな体の動きを身につける
<こどものまなざし6号>(PDF:368KB)           <こどものまなざし18号>(PDF:505KB)
描く経験を増やす                       眼鏡に慣れていく 
<こどものまなざし7号>(PDF:375KB)          <こどものまなざし19号>(PDF:403KB)
一緒にやってみようか!                    すっきり、シンプルなプリントが見やすい 
<こどものまなざし8号>(PDF:418KB)            <こどものまなざし20号>(PDF:381KB)
音声や手指で触ることなどを頼りに歩く            視覚、そして足元の感覚を大事に活用して歩行する
<こどものまなざし9号>(PDF:392KB)         <こどものまなざし21号>(PDF:381KB)
文字・点字学習を始める準備                 読み書きに備えた遊び
<こどものまなざし10号>(PDF:373KB)         <こどものまなざし22号>(PDF:387KB)
子どもの自立を願い、笑顔を共有する              地域に暮らす見えにくさのあるお子さんとの関わり 
<こどものまなざし11号>(PDF:368KB)         <こどものまなざし23号>(PDF:380KB)
地域に出向いて支援する                  室内環境を整える
<こどものまなざし12号>(PDF:391KB)
見えにくさ以外の課題を併せ有する子どもへの対応

 

 

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