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更新日:2024年3月8日

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令和5年度 地域公開講座 ろう・難聴児の保護者学習会の報告

令和5年9月20日に『難聴の兄と健聴の妹を育てた経験から~SODAという考え方のない時代の子育て~』というテーマで学習会を行いました。講師は難聴を持つ兄と健聴の妹を育てた伊藤勝子さんでした。兄が6歳の時に「妹の声がききたい!」と人工内耳の手術を受けましたが、音があまり聞こえるようになりませんでした。現在は長男が会社で働いているそうです。妹は今、看護師として働いています。彼女が大人になった今、当時は話さなかった難聴の兄と育ってきた想いを知ったそうです。

「みんなが先生、みんなが生徒」を大切にしたこの学習会では、ろう・難聴児を育てている参加者全員と体験談や失敗談などのやり取りをしながら、対話型の学習会となりました。

公開講座当日の様子

Zoomを使って学習会を行いました!!
温かい伊藤さんの人柄で、参加者の声をたくさん聴いていただきました。
話しやすい雰囲気の中、学習会が進みました♪

参加された方々からの感想

〇難聴の子と健聴の子の子育ての体験談を聞くことができて、とても勉強になりました。他の保護者の方の話に私も子どもが赤ちゃんの時はそうだったなと思うことも多かったです。同席した息子と普段はなかなか聞けないことも話すことができました。子どもの話をきく、会話をするということは聞こえに関係なく大切な事だなと改めて考えることができました。
ありがとうございました。

〇今回、自分と似ている境遇の方々と画面を通してですが、お会いしてお話しできて、嬉しかったです。みなさん苦しい思いも、悩みも様々あって、共感し過ぎて泣きそうになりました。今回の様な、対話形式の学習会、とても良いなと思いました。講師の伊藤さん始め、企画して下さった先生方も、素敵な時間をありがとうございました。

〇今日は、伊藤さんの貴重な体験談を聞くことができ、そして、参加者の皆さんのお話も聞くことができて、良かったです。 伊藤さんの体験してきた子育てを、包み隠さずお話頂き、とても勉強になりました。 我が家は、人工内耳の長女(小1)と健聴の次女(3歳)ですが、今のところ、次女からのSOSサインは出ていないように感じますが、これから出てくるであろうサインを見逃さないようにしたいと思いましたし、次女が、サインを出さなくてもいいように、1対1で話をすることも大事にしていきたいと思います。 今日のお話でもあった通り、母親の精神の安定は、本当に重要だなと実感しているので、自分のケアも大事にして、楽しく子育てをしていこうと、思いました。 先輩の保護者の方のお話は、いつも心に響き、とても勉強になります。 今回の学習会に参加できて良かったです。 また、参加したいです。 ありがとうございました。