更新日:2023年7月31日
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2023年7月の練習メニューと結果です。(外部サイトへリンク)
横浜市第一大会は5000が中止になるほどの猛暑に見舞われましが、選手たちがこれまでの期間、暑熱順化するよう日々の生活から意識するなどしていたこともあり3000SCでは平栗③が0.3秒差の準優勝、出場した全員がPBを達成することができ、駅伝までの夏の練習期間にむけて自信のついたレースとなりました。
これにより4月から7月の期間に4名の選手で18回のPBを達成できました!
夏期トレーニングは設定に余裕をもたせることを意識しながら、週に2回、LT値付近でクルーズインターバル(CI)を行う二重LTトレーニングに挑戦しています。これはヤコブ・インゲブリクトセン選手(1500m東京五輪優勝)のノルウェー式トレーニングやガーミン社のリカバリー時間と練習効果に対する研究、これまでの経験則をヒントに微調整したものです。
今秋の駅伝は本校史上最高の順位を達成できると信じています。“どこまでいけるか”が楽しみです。
練習結果まとめ
2023年目標:県駅伝総合入賞・県立1位 個人で関東大会出場 #歴史を創れ | |||||||
日 | 曜 | 行事 | 練習 [ ]=設定 ◆メニュー変更 | 結果詳細 ※チーム全体の結果 | 天気,気温,湿度,風 | 目的 | 場所 |
1 | 土 | Free | テスト勉強 | ||||
2 | 日 | 県選手権 | ①3000 | ①平栗9'43"04,新堀10'47"81,加賀美10'56"71,中村11'54"36PB | 晴,29℃,58%,2m/s | 試合 | 等々力競技場 |
3 | 月 |
期末テスト |
Free | テスト勉強 | |||
4 | 火 | Free | テスト勉強 | ||||
5 | 水 | ①クヌギ10周(6,450m)jog[Free] ②hill120×10 | ①29'04"[4'30"/km] | 曇,30℃,62%,3m/s | スピード基礎 | 学校 | |
6 | 木 |
午前短縮 |
①50'jog[Free] ②WS | 晴,30℃,66%,2m/s | 回復 | 学校 | |
7 | 金 | ◆①1000×5(R=400jog)[3'20"] ※選手からの相談でjogから変更 |
①3'16"-3'16"-3'13"-3'15"-3'11" | 晴,31℃,67%,4m/s | ◆動きづくり | ◆大和競技場 | |
8 | 土 | ①4000B-up[4'10"/km] ②1000[3'25"]+1000[Free]+400[Free] |
①16'38"(4'10"-4'10"-4'10"-4'08") ②3'25"3-3'08"0-58"4 |
曇,28℃,78%,4m/s | ◆動きづくり | 大和競技場 | |
9 | 日 | Free | 回復 | ||||
10 | 月 |
午前授業 |
①クヌギ8周(5,160m)G-jog+7周(4,515m)F-jog(R=2') ②WS | ◆暑さのためFree pace | 晴,33℃,67%,3m/s | 回復 | 学校 |
11 | 火 | ◆暑さのため各自夜夕食前jogに変更 ①40'~50'jog[Free] ②WS |
回復 | 各自 | |||
12 | 水 | ①2000+2000+1000(R=1')[3'30"/km,Free] ②WS200×4(R=200jog) |
①6’49”-6'45"-3'08" | 晴,31℃,68%,4m/s | 刺激 | 大和競技場 | |
13 | 木 | Free(make yourself) | 回復 | 各自 | |||
14 | 金 | ①1000×1[RP] | ①3'08" | 曇,30℃,72%,3m/s | 刺激 | 大和競技場 | |
15 | 土 |
横浜市第一大会 |
①3000SC | ①平栗10'05"01PB準優勝,新堀11'29"20PB,加賀美11'33"05PB | 晴,32℃,61%,4m/s | 試合 |
三ッ沢競技場 |
16 | 日 | ◆※暑さで5000中止 ①平栗500×10[95"](R=250jog)/他メンバー40'jog |
①1'34"-1'32"-1'31"-1'33"-1'33"-1'30"-1'28"-1'29"-1'29"-1'27" | 晴,39℃ | 試合 | ||
17 | 月 | 海の日 | Free | 回復 | 各自 | ||
18 | 火 | ◆暑さのため ミーティング→補強,+α夕食前各自jog,WS | 晴,34℃,59%,2m/s | 動きづくり | 各自 | ||
19 | 水 |
球技大会 |
◆暑さのため17:00s ①CI:2000×4(R=2')[3'30"/km] | ①7'06"-6'59"-7'00"-6'55" | 晴,32℃,63%,4m/s | LT値・VO2max向上 | ◆大和競技場 |
20 | 木 | Free(make yourself) | 自主性 | 各自 | |||
21 | 金 | 終業式 | ①50'jog(R=2')[Free] ②WS | 晴,30°,58%,2m/s | 動きづくり | 学校 | |
22 | 土 |
夏休み |
①3000jog[4'00"/km] ②CI:1000×8(R=1')[3'30"/km] | ①11'55" ②3’28”-3’26”-3’32”-3’31”-3’33”-3’33”-3’27”-3’26” | 晴,29°,71%,2m/s | LT値・VO2max向上 | 大和競技場 |
23 | 日 | Free | 回復 | 各自 | |||
24 | 月 | ①50'jog(R=2')[Free] ②WS | 晴,29℃,63%,2m/s | 動きづくり | 大池公園 | ||
25 | 火 | AM:①50'jog(R=2')[Free] ②WS PM:①CI:2000×3+1000+1000(R=2')[3'30"/km,Free] |
AM:①8km PM:①7'01"3-7'02"2-7'02"3-3'25"6-3'17"0 |
晴,30℃,67%,2m/s | AM:動きづくり PM:LT値・VO2max向上 |
AM:学校 PM:大和競技場 |
|
26 | 水 | Free | 回復 | ||||
27 | 木 | ①16km jog[Free] ②WS | 晴,30℃,70%,1m/s | 持久力強化 | 大池公園 | ||
28 | 金 | ①50'jog(R=2')[Free] ②WS | ①8.5km | 晴,31℃,68%,2m/s | 回復 | 大池公園 | |
29 | 土 | ①CI:1050×8(R=1')[3'45"(=3'30"/km)] ②WS | ①3'45"8-3'44"3-3'45"6-3'43"5-3'42"9-3'45"4-3'49"5-3'43"8 | 晴,32℃,65%,2m/s | LT値・VO2max向上 | ◆大池公園 | |
30 | 日 | Free | 回復 | ||||
31 | 月 | ①50'jog(R=2')[Free] ②WS(hill) | ①8.6km | 晴,31℃,68%,3m/s | 動きづくり | 大池公園 | |
総括 顧問:村上将 |
横浜市第一大会は5000が中止になるほどの猛暑に見舞われたが、選手たちがこれまでの期間、暑熱順化するよう日々の生活から意識するなどしていたこともあり3000SCでは平栗③が0.3秒差の準優勝、出場した全員がPBを達成することができ、駅伝までの夏の練習期間にむけて自信のついたレースとなった。これにより4月から7月の期間に4名の選手で18回のPBを達成できた。ただ、中旬はこのような記録的な熱波に見舞われたことから練習時間を朝や夕方とし各自練習にするなどと柔軟に対応する必要があった。 夏期トレーニングは設定に余裕をもたせることを意識しながら、週に2回、LT値付近でクルーズインターバル(CI)を行う二重LTトレーニングに挑戦した。これはヤコブ・インゲブリクトセン選手(1500m東京五輪優勝)のノルウェー式トレーニングやガーミン社のリカバリー時間と練習効果に対する研究、これまでの経験則をヒントに微調整したものである。設定はダニエル博士の『VDOT表』から一段階落としたものとして余裕をもたせることで、距離を積み疲労しているなかでも追い込みすぎず故障につながらないよう留意した。チーム状況として集団ではできないという不利な要素も、余裕があることで練習を丁寧に積み上げることができ選手たちの自尊心を保てたことも良かったと感じる重大な要素である。また、jogは基本的には暑さをさけ朝早く公園等を利用した。公園では足場が芝やチップになるようにし故障を防ぐとともに、多くある日陰、アップダウンも利用した。あくまでjogは回復日であることも強調し、のびのびと動きよくリフレッシュするよう促した。さらに、この期間のポイント練習日には他チームと合同で行うことを意識し人数の不利やマンネリという点の克服にも努めた。昨年度は行わなかった2部練習を週に一度実施し、持久力や回復力の向上に努めた。とはいっても、ランニングというスポーツで同じ部位に負荷をかけるのではなく、水泳などをとりいれ多角的に強化するようにした。 7月はこのように駅伝に向け着実に質の高い練習を継続して積むことができた。8月をもう一段階ステップアップしたものにできれば秋の試合や駅伝の結果が伴うことは間違いない。今年度は本校史上最高の順位を達成できると信じている。あとは“どこまでいけるか”である。 |