更新日:2025年10月21日
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鎌倉の海の問題提起と私たちの研究内容について話しました。
鎌倉の海が磯焼けを起こしていることを知っていますか?その原因は“ウニ”です。
ウニが餌となる海藻を食べつくされ、生物の多様性も減少してきています。
ウニが餌となる海藻も食べつくしたため、身のないウニが大量に発生しているそうです。
このような状況で、漁師さんたちは、ウニを駆除をしているとのことです。
科学研究会では、身近な鎌倉の海の現状を知ってもらうとともに駆除しているウニの再利用方法を研究しています。
現在、ウニの殻を使って、チョークを作成中です。
書くことはできますが、色が薄い、臭いがあるという課題があります。
これらの課題に対して、日々研究中です。
これから新たに挑戦することは、
①ウニの飼育(企業から廃棄される食品を餌にする)
②藻場再生(カジメの種を採取し、芽生えを飼育したい)
③ウニの殻を使用した商品の開発
お魚まつりに来ていたお客さんからは、
「漁師ですが、ウニの問題提起をしてくれて本当にありがたい。海に関わりがない人たちは、こういう問題があることすら知らない。まず知ってもらうことが大切。」
「ウニを駆除するだけでなく、それを再利用している。とても素晴らしい企画だと思います。頑張って!」
「ウニの飼育や藻場再生は正直難しい。でもやってみようという若い力を応援しています。」
「ウニの殻を使った商品化の発想はいいけど、コスト面なども考えて行った方がいいのではないか。」など多くのお言葉をいただき、励みになりました。
また、本校科学研究会の活動も知っていただく機会になり、とてもいい経験になりました。
鎌倉高校は令和7年度より文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定を受けました。この事業の一環として、本校の科学研究会が企業と連携し、脱炭素の推進及び生物多様性の保全に向けた取り組みを始めました。この事が、企業のプレスリリースを掲載するサイトに取り上げられましたので、ご覧ください。
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リンク先:PRTIMES(鎌倉での藻場再生を通じた脱炭素対応や生物多様性保全の取組みに鎌倉高校が新たに参加!!東京海上アセットマネジメント株式会社のプレスリリース)