中外製薬鎌倉研究所見学（８月17日）

　講義では、ひとつの新薬が世に出るまでには、私たちが知らない積み重ねがこんなにもあるのかと数に驚かされました。続く研究所見学では、数十億円もする大きな機器を一人で操作する研究のスケールの大きさにまた驚かされました。楽しみにしていた電気泳動によるDNAの長さ測定では、光り輝くバンドが蛍の光のように美しかったです。鎌倉での研究所見学は今回で最後となりますが、次は新設・移転する戸塚の研究所をぜひ見学したいです。（生徒７名、職員１名参加）

 

　生徒が先端の研究に触れる機会である緑のミニツアーの一つとして、８月17日（水）に中外製薬鎌倉研究所見学に行ってきました。中外製薬は戸塚に大きな研究施設を建設中で、鎌倉研究所を見学できるのは今回が最後の機会となります。薬学に興味のある生徒も多く、本格的な研究施設を見学し、実験できる貴重な体験となりました。報告文中のマイクロピペッターは高校の実験では使用しない、微量の液体を正確に測りとれる精密機器です。戸塚研究所が完成したら、生徒が探究活動をする際の支援もしていただけるそうで、今から楽しみです。

　たくさんの質問にも丁寧に答えていただき、よい学びの機会となりました。

　特に、大学や学部・学科を選ぶにあたって、薬剤師を目指すのか、研究者を目指すのかという視点は、今後の進路選択に生きてくることと思います。