更新日:2022年9月30日

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防災

カンパン物語(カジュアル喫食訓練)@文化祭(2022年9月3日(土)・4日(日))

カンパン物語/カジュアル喫食訓練とは?

本校初めての取り組みとして、防災委員会が文化祭にて、「カンパン物語」と題してカジュアルな喫食訓練を提供しました!

カジュアル喫食訓練では、「避難生活に彩を」をテーマに、カンパンには何が合うのか(何を乗っけて食べるとおいしいのか)を試していただきました。また、備蓄食料を製造している企業様にご協力いただき、来校するご家庭の皆様に備蓄食料の喫食体験を行っていただきました。

この活動は、昨年日本ユネスコ連盟の助成を受けて実施した減災教育プログラムにおける取組を発展させ、生徒にも地域にとっても役立つ防災活動の一環として防災委員会の生徒による発案のもと行いました。

成果は?何がおいしかったの?カンパンに何が合うか探究しました(この他にも多数あり)

カジュアル喫食訓練体験者による投票の結果、カンパン×ヨーグルト風味駄菓子(モロッコヨーグル)の組み合わせが一番人気となりました。即席コーンスープや、意外にも海苔の佃煮もカンパンと相性が良いことが分かり、"Learning by doing"、やってみて学ぶことの多さに気づくことができました。
また、企業様のご協力により、様々な備蓄食料を試す機会を得て、家庭や学校での防災備蓄の在り方について検討する機会となりました。

今後へ向けて

ぜひwebページをご覧の皆様も、災害時に備えて自宅に食料を備蓄するとともに、災害後をよりよく生きるためにも、お気に入りの食糧を備蓄したり、備蓄食料をおいしく食べる方法を検討してみてはいかがでしょうか。

座間高校防災委員会では、これからも「いかに生き残るか」と「災害後をいかに良く生きるか」をテーマに、学校・地域に貢献すべく活動を続けて参ります。

備蓄食料説明1備蓄食料説明2


宿泊防災訓練(2019年10月4日(金)夕刻~10月5日午前 実施)

本校初めての取り組みとして,座間市市長室危機管理課様,ざま災害ボランティアネットワーク様,学校近隣の桜田住宅自治会様の協力を得て,宿泊防災訓練を実施しました。

訓練では,地域の人と協力して避難所設営や運営の方法を学び,体験することで学校と地域が共に助け合う,「共助」をテーマの一つに訓練に取り組みました。

 

成果

訓練を通じて,「防災意識が高まった」,「共助が重要であることを体感することができた」などの声が参加生徒や地域の方から寄せられました。

訓練の振り返りでは,参加生徒から,防災への取り組みを強化するために,防災委員会を設置すること,近隣の小学校や中学校との連携を深める必要が指摘されました。

訓練での学びをその場限りのものにせず,実践に結びつけようとする姿勢が感じられ,座間校生のポテンシャルの高さを十分に発揮してくれたと思います。

 

訓練メニュー

  • 防災講話

座間市役所市長室危機管理課様,ざま災害ボランティアネットワーク様を講師に迎え,避難所の種類や避難所の現実について豊富な写真と共に説明を受けました。

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  • 避難所訓練体験

座間市が定めるレイアウトにのっとって,避難所の区画を行いました。また,ブルーシートと物干し竿だけで製作できる簡易テント(更衣用)を製作しました。初めての事ばかりで戸惑うことも多かったと思いますが,講師の方の教えを受けて,「しっかり」取り組めました。

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  • 喫食訓練

座間市役所市長室危機管理課様にご提供いただいた,備蓄用アルファ化米と長期保存可能なレトルトカレーを調理,喫食しました。地域の人との歓談の時間にもなり,厳しい訓練の癒しのひと時となりました。「じっくり」地域の方と話す機会を得られたことは,座間高生にとって貴重な機会となりました。翌朝は,アルファ化米のおにぎりとお味噌汁を調理,喫食しました。

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  • HUG(避難所運営ゲーム)

ざま災害ボランティアネットワーク様にご指導いただき,避難所運営をシミュレーションするゲームを行いました。例えば,聴覚に障碍を抱える方が避難所を訪れた場合,どのような方法で,避難所のどこにご案内するのがいいか,被災により取り乱す避難者とどのように向き合い,避難所を運営していくのかなど,教職員が避難者役を演じ,生徒や地域の方が協力して対処方法を考え,学ぶ活動を行いました。難しい課題もありましたが,「しっかり」考えて取り組むことができました。

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  • 就寝

固く冷たい体育館の床に,厚さ3mm程度のマットと毛布1枚で就寝しました。10月上旬とはいえ,体育館は寒く,「この生活が何日も続いたら…」と参加した誰もが,避難所の厳しさを体感しました。避難所に来なくても済むように,どのようにして家庭での備えを万全にするか,真剣に考えるきっかけになりました。

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就寝前には,座間高校が誇る太陽光発電システムによる電力を使用した非常灯の点灯を行いました。この太陽光発電システムで発電した電力は,非常電源としても利用でき,スマートフォンの充電を行うことも可能です。建て替えらえたばかりで綺麗な座間高の校舎ですが,実は災害時の役に立つ機能を備えていることを体感することができました。

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  • 振り返り

訓練の成果を地域の方と座間高生が一緒になってまとめました。

訓練の学びをまとめるだけでなく,今後,座間高生がどのように地域に貢献していけるかといった視点で,「がっちり」議論して,具体的なアクションプランを提示しました。

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宿泊防災訓練新聞

宿泊防災訓練終了後,訓練での学びを全校に広めようと,新聞が作成されました。

訓練への参加にとどまらず,訓練の成果を学校中に広めるところまで,「きっちり」取り組んでくれる座間高生の良さが存分に発揮されたと思います。訓練に参加いただいた地域の方からも高い評価をいただけました。

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参加生徒の声

参加生徒の声を一部ご紹介します。

  • 避難所での生活はかなり厳しい生活で,運営も自分たちでしなくてはなりません。地域の人と協力することが大切だと感じました。
  • 避難所生活では人手が必要な場面も多くあるので自分にできることを考えて取り組むのが大切だと分かりました。
  • 避難所生活の中で,高校生の自分にもできることがたくさんあることがわかりました。
  • 避難所運営では,プライバシーが大切なのだということに気付くことができました。