更新日:2024年5月27日

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2023年度の主な取り組み

★食品科学科ニュース★

●「二本松小学校対象 パン作り教室&酒まんじゅう作り教室」

 今年度も相模原市立二本松小学校の5・6年生を対象としたパン作り教室と酒まんじゅう作り教室を開催することができました。
 8月1日に実施したパン作り教室には41名の児童の皆さんが参加をしてくれました。メロンパンとリボンの編み込みパンを作りました。参加したみなさんの手際がよく、スムーズに進めることができ、美味しいパンを手に笑顔いっぱいの1日になりました。

 また、8月3日には、酒まんじゅう作り教室を開催し、こちらも21名の児童の皆さんが参加し、生地作りから分割・成形と、高校生の指導のもと一生懸命取り組んでくれました。
 酒まんじゅうは、相模原の伝統的な郷土料理です。現在では家庭で作られることも少なくなっていることを知り、地域の伝統食の継承を目的に毎年実施している「酒まんじゅう教室」です。今後も継続していきたいと思っています。

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●「夏休み 製菓講習会」

 夏休みを利用して、希望者対象の製菓講習会を実施しました。日本菓子専門学校の先生に来校いただき、レモンクリームのロールケーキを製造し、卵の泡立て方や生クリーム・レモンクリームの作り方、ロールケーキの巻き方など丁寧に教えていただきました。製造したロールケーキは、包装して各自持ち帰りました。
 ロールケーキの実習は、専門学校でも基本となる実習とのことで、それぞれの工程で必要な技術や作業のポイントがあり、大変勉強になりました。参加した18名の生徒も真剣に取り組む姿が見られ、充実した製菓講習会となりました。

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●2年生 「食品微生物」

 今回は、食品科学科2年生から学習する「食品微生物」という科目について紹介します。

「食品微生物」の授業では、食品に関わる様々な微生物の培養や観察を通して、微生物実験の技術、食品と微生物の関わりや食品衛生などについて、実験実習を中心に学習します。
 2年生最初の実験では、「落下性菌の調査」や「手指の細菌検査」を行い、身の回りの微生物について学びました。空気中に浮遊する微生物は、落下し食品に付着することで、汚染の原因となるため、落下性菌の調査は室内の衛生状態の指標となります。また、手指の汚染状況を調べることで、製造時における食品の汚染防止や生徒の衛生管理意識の向上につなげます。 

●1年生 「農業と環境」

 1年生の「農業と環境」の授業では、4月に播種(種をまくこと)をしたエダマメとトウモロコシの畑への定植(トレーから畑に植え替えること)を行いました。水やりなどの日々の管理を丁寧に行った苗は、すくすくと伸びて定植できる大きさにまで生長しました。定植後も日々の管理は続きますが、7月から8月にかけて収穫する予定です。収穫できることを楽しみにいている様子も見られました。暑さが厳しい日が続きますが、体調管理には気を付けて、今後も畑での管理を続けていきます。

●2年生創作パウンドケーキ製造

 2年生の「食品製造」の授業で、創作パウンドケーキの製造を行いました。

 生徒自らパウンドケーキのコンセプトを考え、材料の準備から製造までをこれまでの授業で学んできたことを活かしながら作ってもらいました。放課後に試作を繰り返し、試行錯誤しながら、思い思いのパウンドケーキを作っている姿が見られました。

 製造後は、創作パウンドケーキのコンセプトや工夫したところを発表してもらいました。さらには、創作パウンドケーキの品評会も実施し、見た目や味、こだわりなどを評価しました。

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 2年生になり、専門科目の授業もより本格的な内容になってきました。今後も授業の様子をHPで紹介していきたいと思います。

●1年生初めての専門科目授業

 令和5年度となり、食品科学科の専門科目の授業もスタートしています。4月に入学した1年生も少しずつ相原高校での生活に慣れてきました。

 1年生の「農業と環境」の授業では、エダマメとトウモロコシの播種(種をまくこと)を行いました。トレーに培養土を入れて、一粒ずつ種をまいていきます。先生の話をしっかりと聞いて、丁寧に作業に取り組む姿が見られました。1週間後には発芽し、もう少し大きくなったところで、畑へ定植を予定しています。

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 また、初めての「食品化学実験」では、ガスバーナーを利用してガラス攪拌棒を作製しました。ガラス管の先端をガスバーナーの炎で加熱し、溶かして塞ぎます。真剣な表情で、集中して実験することができました。

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 食品科学科での専門科目の学習はここからスタートします。今後も授業の様子などHPで紹介していこうと思います。