伊勢原高等学校 全日制 > 2024 修学旅行・大山ウォーク

更新日:2024年12月3日

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令和6年度 修学旅行 10月23日~25日

1日目

沖縄の海を見ながらポーク卵おにぎりを食べました。

修学旅行1

2日目 

各々マリンスポーツやドルフィンツアー等の体験コースをした後美ら海水族館や、かりゆし水族館へ行きました。

修学旅行2

3日目

それぞれ好きな班を作り、自由行動をしました。

国際通りに行く人が多くて食べ物や、大きなシーサーと一緒に写真が撮れるフォトスポットなどもありました。みんな無事に帰宅!

修学旅行3

2年 新聞委員

令和6年度 大山ウォーク 10月23日

 木枯らしに吹かれ、いよいよ冬の訪れを感じられる時節となりました。我々一年生は10月23日、大山ウォークへ行きました。生憎の悪天候でしたが、悪天候なりに晴れの日とは違った一面を大山は見せてくれました。まずは参道で発見したものについて紹介します。

大山ウォーク1

 

 こちらの石碑は大山講――江戸時代、旅行というのは各家庭や個人が勝手にできるものでのではなく、莫大な費用がかかったため、講というグループを作り、メンバーがお金を出し合いました。お金が貯まると講のメンバーの中から何人かを選び、交代交代で旅行に出かけたのでした――が建てたものです。参道にいくつもありました。写真の石碑には下総国(現在の千葉県と茨城県)の下町から訪れたと書かれています。いまは交通が整備され車で三時間で行ける距離となりましたが、交通の便が悪い当時からすると相当苦労したのではないでしょうか。今我々が快適にお参りできるのは、本当にありがたいものです。

大山ウォーク2

 ケーブルカーを降り、霧に包まれた参道を歩いて、下社の石段へ向かいます。全身に冷たい水蒸気が纏わりつくような感覚がしました。霧に囲まれているので、山の下に敷き詰められたような町の様子が見えず、『今私たちがいるのはこの世とは隔絶された、神々が住まう神聖な場所なのだ』ということを誰かが私たちに知らせてくれているようです。

大山ウォーク3

 下社へと向かう石段の途中にある、霧の中に聳え立つ大きな鳥居に神秘的なものを感じながら、私たちは何十段もあるような石段を上がりました。

大山ウォーク4

 ようやく見えた下社はすっかり霧に覆われていました。そこで私たちは宮司さんのお話を聞くまでの間、おみくじを引いたりお守りを買ったり、石段の下にあるお茶屋でお昼ご飯を食べたりしました。

 宮司さんのお話は神社の中の、神様たちが祀られている祭壇の前で行われました。そこでこの神社に祀られている三柱の神様の説明、この神社の歴史、伝統などなど大変興味深いお話をして頂きました。生徒たちからも沢山質問を宮司さんにしまして、当初の予定よりも長くお話をしていただけました。本当にありがとうございました。

 私が個人的に印象に残った宮司さんのお話は、江戸時代の大山詣から興った庶民による「納め太刀」の話です。広い祭壇の幅三分の一ほどの長さをした黒色の木刀を実際に触らせていただきましたが、持っているだけではさほど重くありませんでした。しかし、これを担いで東京の方から歩いて、しかもあの険しい山道を歩くとなるとさぞ苦労したと見受けられます。縁起を担ぐにはやはり大きなものを、と先人が考えていたと考えるとなんだか微笑ましいですね。

 1年 新聞委員