高津支援学校 > 学校生活 > 川崎北分教室アルバム > 令和4年度の川崎北分教室 > 令和4年度の川崎北分教室前期校内実習
更新日:2023年9月12日
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6月6日(月曜日)~24日(金曜日)の校内実習3週間が終わりました。この期間は学校内を会社に見立て、4つの課を作り、さまざまな仕事に取り組みます。授業は行いません。主に取り組んだ仕事は次の通りです。
[1課]SED、ベルマーク、古切手
[2課]はちまき、図書室清掃、校舎周り清掃
[3課A]ボールペン、DM封入
[3課B]ボールペン、新聞紙バック作り
[4課]ペンキ塗り
SEDはナツメ球やコネクターやイヤフォンなどを袋詰めする仕事です。これらは実際に100円ショップなどに並べられる商品なので、入れる向きやシールを貼る場所などがきちんと決められています。厳しく検品しながらきれいに仕上げています。
はちまきは、先日行われた川崎北高校の体育祭で使用された、4色のはちまきをすべて洗濯し、アイロンをきれいにかけてから折り畳み10本ずつの束にそろえるという仕事です。全生徒分なので大量ですが、一本一本丁寧にそろえていきました。
はちまきの2課では、ほかに図書室清掃なども行いました。
また、今回は川崎北高校の耐震化工事によりルート変更した校内の通路をきれいに掃除しました。落ち葉やごみが落ちていた通路がきれいになりました。
3課のボールペン組み立てはおなじみの作業ですが、今回新しく始めたのがダイレクトメールのチラシの三つ折りと封入の作業です。まず三つ折りの練習をしてから、本番。2種類の用紙を三つ折りして、封入、封を閉じるところまで行いました。
5600通ほどのダイレクトメールを仕上げました。
もう一つ新しく始めた作業が、使用済み切手の整理・仕分けです。これはボランティアの団体への協力です。切手の周りをはさみで切り揃え、キズや欠けがないかをチェックして仕分けていきます。これらの切手は収集家の方々に買っていただき、その収益で世界の様々な場所への支援を行うそうです。大量の切手なので、後期の実習でも行う予定です。
最後に紹介するのは、4課で行ったペンキ塗りです。階段と古い下駄箱を担当しました。
マスキングテープと新聞紙で丁寧に覆い、手分けして塗っていきました。塗り斑がないように2度塗りもしました。ぱっと明るくなり、高校の生徒や先生が「きれい!」と言ってくれて、生徒たちは嬉しそうでした。
2,3年生は、この校内実習期間だけでなく、7月に入ってからも、現場実習に取り組んでいます。現場実習は、教員の付き添いもなく、一人で仕事を体験します。その成果は、「現場実習報告会」で発表します。後輩たちは、熱心にメモを取り、質問して、より具体的な「仕事」のイメージを作っていきます。