更新日:2022年11月25日

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令和4年度 第1回学校運営協議会 議事録

令和4年度 第1回学校運営協議会 議事録

【学校評価部会・キャリア部会・地域連携部会】

1 日時 令和4年6月1日(水曜日)15時00分~16時30分

2 会場 県立横浜清陵高等学校多目的ルーム

3 出席者 学校運営協議会委員7名(1名欠席)

県立横浜清陵高等学校教職員9名(2名欠席)

4協議内容

(1)学校評価部会(全体会)

  1. 本校の学校経営方針について
    ・「授業づくり」、「探究的な学び」、「在県支援」、「地域との連携協働」という4つの柱を本校の特色として位置付けて学校経営を進めていく。(校長)
  2. 学校評価報告書実施結果及び学校教育計画について
    ・コロナ禍とはいえ、対面での活動も工夫しながら取り入れてほしいとの意見があった。また、地域連携については生徒の主体的な活動を重視し、外部への情報提供をスムーズにしてほしいとの要望が寄せられた。これらの意見を基にして今年度の目標を考えていく。(職員)
    ・総合学科から普通科への変更も含めて、学校の様々な動きを町内会等の近隣に分かりやすく示してほしい。以前は学校と地域との強いつながりがあったので、また復活させたい。学校側からもいろいろな場面で地域にアピールしてほしい。(委員)
  3. 学校評価報告書目標設定について
    ・広報活動については在県外国人生徒も含めて受検生に向けて的確な情報を提供していく。また、肖像権の扱いについて注意しながら、学校のホームページも充実させていく。(企画広報G)
    ・授業研究は研究テーマを設定し全体で取り組んでいく。また、女子の在籍人数が多いので何らかの強みにしていきたい。今年度は前期後期のバランスを重視し、活動にメリハリを付けるため、年間行事予定において前期末試験の日程を7月から9月に変更した。(学習支援G)
    ・総合学科から普通科になって3回目の卒業生を出したところなので、現状分析をしつつこれからの進路指導を考えたい。(キャリアガイダンスG)
    ・コロナ禍の中、感染対策を行いながら各種行事を実施していく。生徒が主体的に動けるような行事づくりを目指していく。(生徒支援G)
    ・生活指導による規範意識向上、登下校のマナー改善、いじめ防止体制の強化、SNS使用におけるガイドラインの明示、各種講演会による啓発活動の重視、教育相談体制の整備及び生徒情報の効果的な共有等、全職員体制で迅速に対応していく。(生徒指導G)
    ・不祥事防止については全職員体制で取り組んでいく。新たに奨学金業務が加わったので、家庭との連絡をしっかりと行い、漏れがないよう進めていく。(管理運営G)
    ・数値目標が示されたことは評価したい。ぜひ目標達成状況に応じてPDCAサイクルを機能させて、課題の整理と改善点の焦点化を行って効果的な取組を展開してもらいたい。(委員)
    ・今年度は明記されていないが、ぜひ「モラル・マナー」についても継続的に指導してほしい。(委員)
    ・1人1台パソコンの活用については、予算の問題や流通の関係もありWifi環境が十分に整っているとはいえない状況なので、できるだけ早急に対応して、授業やホームルーム活動での利用を目指している。(職員)
    ・学校の教育活動について、データを有効に活用して外部に向かって分かりやすく「見える化」を進めていくことは、大変だが大切なことである。それと同時に、「学び」についても「見える化」を進めて、小中高における教育の接続を重視して、継続したものとして展開できるように情報の共有、引継ぎをうまく機能させ、個々のキャリア教育を充実させていく必要がある。(委員)

(2)キャリア部会

  1. 現状と課題について
    ・この3年間で大学進学者は増加していて、現在は全体の65%となってはいるが、一般選抜による進学者はそのうち約50%と決して高い率にはなっていない。進学先の選択も高い目標を掲げるよりも合格しやすいところを選ぶ傾向が強い。校内の成績と大学の偏差値等の相関関係についても分析を進めている。改善に向けて生徒のみならず職員側の意識改革も必要であると考えている。(事務局)
  2. 解決に向けた方策
    ・より高い目標を掲げさせるに足るだけのデータや分析結果が十分ではないために、職員側も力強く生徒をプッシュできない現状がある。模試結果の活用も含めて改善が必要だ。(職員)
    ・具体策の一つとしては、受験に至るよりももっと早い段階でガイダンスルームの利用を促し、情報提供とともに意識啓発を進める等の取組はできるのではないか。(委員)
    ・すぐに大きく変わるというのも難しいが、今年はグループリーダーを中心に、本校のキャリア教育の改善を進めていることに期待をしたい。(委員)
    ・優れた生徒達を預かっているという実感のもと、最大限に生徒の力を引き出して卒業させるということは我々の使命であるといえるので、職員のやりがいと生徒個々の成果が相乗効果として大きなサイクルとなり発展していくことを目指したい。(校長)
    ・本校におけるこれまでの受験校や合否結果等を分かりやすくデータ化したものや、同じ年度の生徒全体にどのような傾向が生じているかの情報等を、生徒達に適切に提供し、指導に効果的に活用することにより、生徒の意識を向上させることができるのではないかと思う。また、実際に3年生を指導する年次団の職員が、ある程度コンセンサスを持って足並みをそろえた生徒対応を行うことも大切である。(委員)
  3. 意識改革について
    ・校内での研修会や進路研究会議等について、職員の積極的な参加を促進するには、本校の3年間のキャリア教育の中に明確に位置付けて、学校全体でその必要性を共有した中で取組を進める必要がある。職員もより深い理解と納得の上で参加した方が充実した指導につながるはずである。(校長)
    ・予備校等とは異なり学校には様々な学びの機会があるので、進学指導ばかりに特化することはできないものの、やはり希望する進路実現に必要な学力の向上は非常に重要である。横浜清陵高校の生徒には伸びしろや可能性を有した者が多く、指導する側もやりがいが大きい。生徒と職員が互いにWin-Winの関係を築ければ共に成長し合えると思う。(委員)
    ・具体的な進路目標や志望校を決められないでいる生徒にこそ、どのように指導すべきかのノウハウや情報を担任として手にしたいと考える。また、1年次のうちから早めに情報提供をして、生徒が進路について深く考える機会を作るべきだと思う。(事務局)
    ・生徒の在籍数については、やはりバランスの取れた男女比が望ましいと思う。(委員)
    ・次回は、取組の中間報告を行いながら、キャリア教育と授業改善の関わり方について、キャリアガイダンスグループと学習支援グループとのより効果的な連携について考えたい。(事務局)

 

(3)地域連携部会

 

  1. 現状と課題について
    ・地域貢献を目的に、用具の貸与等南区役所からの支援を受けながら近隣の清掃活動を行っているが、生徒が自主的に地域と関わり合えるような活動にしていきたいと考えている。また、多くの中学生が本校の部活動に大きな興味を持ってくれているものの、コロナ禍の影響で学校外部との交流ができない状態が続いている。先程、もっと学校は外に向けてアピールした方が良いというご意見があったが、今年度は何とかそのような機会を作って、交流の輪を広げていきたいと思っている。同じくコロナ禍で途絶えてしまっている清水ケ丘ケアプラザとの交流も再開したい。(事務局)
    ・PTAの成人委員会としては、ケアプラザさんとのボランティア交流を年に1回行っている。生徒についても部活動での交流を今後期待したい。(委員)
  2. 解決に向けた方策
    ・掲示板等を活用しながら、小中学校、地域と互いの状況について情報交換を活発に行いながら、今年度を交流の再スタートとして進めていきたい。(教頭)
    ・学校も、企業と同じように地域との結び付きを作って取り組んでいくべきである。以前の学校評価部会には町内の会長さん方や民生委員の方が参加していたし、生徒によるポスター作成や薬物防止教育の協力を通して交流を行っていた。関係ができれば、日頃の挨拶や住民からの注意や声掛けがしやすくなる。学校教育に地域をうまく利用してほしい。(委員)
  3. 今後の活動に向けて
    ・横浜清陵高校の生徒は落ち着いている子が多いが、世間には大変な生活環境にいる子どももいる。また、最近の保護者にも様々な考えがある上に、特性を持った子どもの世話に配慮が必要なケースも多い。(委員)
    ・近隣の保育園との交流についても、コロナ禍とはいえ、対策を行いながら交流を続けていきたいと思う。本園にも課題を抱える保護者や複雑で深刻な環境の家庭も見られるので、高校生のうちにボランティア活動等を通して幼児に接する機会を得ることが、将来何らかの助けになるのではないかとも考える。(委員)
    ・本校の教育活動に地域の方が参画して、指導をいただけることは非常にありがたく思う。近隣で本校生徒が何らかの問題に関わっているということがあれば、すぐに連絡をいただきたい。地域の力を借りるという形で、是非ご指導願いたい。(職員)
    ・本日はまず取組の第一歩として、今後活動を進めながら何ができるか、何をすべきかを模索していきたい。新たな学習指導要領への改訂に伴う対応に追われることも多いと思うが、地域にある財として町内会や近隣の学校との連携を活かすためにも、学校としてやりたいことについてのまとまった方向性を持っていただければと思う。「部活動」や「防災」というキーワードもあったので、今ある地域の教育力を役立ててほしいと考える。(委員)

 

令和4年度第1回学校運営協議会・評価部会名簿(敬称略)

【学校運営協議会】

 

氏名

所属

キャリア部会

地域連携部会

出欠

会長

岡明秀忠

明治学院大学文学部教授

 

副会長

田邊克彦

元神奈川県総合教育センター所長

 

1

塚美枝

清水ヶ丘保育園園長

 

2

平戸明彦

神奈川県立横浜清陵高等学校
キャリアアドバイザー(元河合塾校舎長)

 

3

熊切隆

横浜市立蒔田中学校校長

 

4

岩田力

太田地区町内連合会会長

 

5

三好かすみ

神奈川県立横浜清陵高等学校PTA会長

 

6

蘇武和成

神奈川県立横浜清陵高等学校校長

 

【事務局】

 

職名

氏名

所属グループ

1

副校長

山口修司

 

2

教頭

笠原英知

 

3

事務長

村田房江

 

4

総括教諭

髙村正満

企画広報グループGL

5

小林秀幸

学習支援グループGL

6

高橋伸行

キャリアガイダンスグループGL

7

林玲子

生徒支援グループGL

8

市口勇志

生徒指導グループGL

9

中西宏光

管理運営グループGL

10

教諭

山崎優香

企画広報グループ

11

横田遥