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更新日:2026年10月13日

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校長だより Vol.19  <家庭科の授業で制作した絵本の紹介POP>令和8年10月13日

 今年、七里ガ浜高校の2年生は家庭基礎(保育分野)の授業の中で、子どもと遊びについて関心を持ち、絵本を題材に、子どもの発達を支える遊びについて考えることを目標に、夏休みの課題として「絵本調べ」と「絵本の紹介POP制作」に取り組みました。今回はこの課題に取り組んだ3人の2年生に話を聞きました。

 

 はじめに、「絵本調べ」と「絵本の紹介POP制作」に取り組んだ感想を教えてください。

「今まで絵本の対象年齢とか、どういう発達を支えるのかとか、そういうことを考えることがなかったので、そこが難しく感じました。自分が考えたアイデアがPOPを作っていくうちにどんどん形になっていくのが楽しかったです。」

「私がふだん読む文庫本の小説とかと違って、小さい子ども向けの絵本ということで、子どもの発達や遊びを支えるといったことを考えるのが難しかったです。加えて、子どもがどんなところを面白いと感じるのか、そのことを深く考えることができて、絵本をただ読むだけでなくて、別の視点から考えることができて楽しかったです。」

「自分は作ることが好きだし、POPを作ることはふだん全然ないので、新しいことに挑戦するみたいで楽しかったです。自分の好きなものを自由に自分の好きに表現するのが楽しくて嬉しかったです。」

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 絵本「しろくまのパンツ」の紹介POP

 みなさん一人ひとりが、なぜその絵本を取り上げたのか、聞かせてくれますか。

<絵本「しろくまのパンツ」について>

「シンプルですけど、子どもの頃に読んだ絵本の中でいちばん記憶に残っていたからです。魅力はやはりオチが面白いところです。」

<絵本「ぶたのたね」について>

「私が保育園のときに、いちばん好きなイベントがあって、それは、クリスマスの朝、保育園に入ると、園の真ん中にある木の根もとに自分の名前が書かれた紙に包まれた絵本が置いてあって、それが初めて出会った『ぶたのたね』でした。この『ぶたのたね』はシリーズで4作品があって、『ぶたのたね』、『またぶたのたね』、『またまたぶたのたね』、最後が『あやしいぶたのたね』です。ひとつで完結した話ではなくて、私も『あやしいぶたのたね』はまだ読んでないのですが、出会った絵本の中で私がいちばん好きなイベントで出会った本というのもあるし、話が深くて第一印象とは少し違うお話だったりもしたので、色濃く記憶に残っている絵本なので選びました。」

<絵本「もりのかくれんぼう」について>

「この絵本が小さい頃からずっと大好きで、最近、宿題関係なしに、この絵本のことをメチャ思い出して、家にはなかったから買いたいなあと思って買ったらこの宿題が出たので(笑)、あっ、これにしよう!と思いました。主人公が自分とすごく似ていて、そこも好きだし、ストーリーもキャラクターもやさしくて大好きで、自分もこうだったらいいなあと思ってこの本にしました。」

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 絵本「ぶたのたね」の紹介POP

 今回、みなさんが制作した紹介POPの中で、大切にしたこと、こだわったところなどがあったら紹介してください。

<絵本「しろくまのパンツ」の紹介POPについて>

「小さい子が読むPOPなので、伝えたい部分、あらすじとかは読めるようにひらがなとカタカナで書いて、そして、小さい字だと読めないからなるべく読みやすい字の大きさにしました。それから、めくるという動作も面白いかなぁと思って、そういう仕掛けも作りました。」

<絵本「ぶたのたね」の紹介POPについて>

「私が大切にしたのは、このPOPを見たときに、どんな絵本なのかすぐ伝わるようにすることでした。私がこの絵本で好きなポイントがこのイラストです。このイラストはあまり立体感が表現されてなくて、線画がみんな同じ太さで、それが子どもにとって見やすいのかなぁと感じて、それを生かしてPOPを作成しました。」

<絵本「もりのかくれんぼう」の紹介POPについて>

「自分の好きなところを伝えたかったので、動物とか『かくれんぼう』(森の中の不思議な男の子)とかを探していくのが好きだったし、『かくれんぼう』がいちばん好きなので、POPのここに隠して、絵本みたいにして、そこがわくわくするようなつくりにしました。」

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 絵本「もりのかくれんぼう」の紹介POP

 絵本選びと紹介POP制作を通じて、絵本に向き合うと同時に、自分自身にも向き合う場面があったかもしれません。今回の取り組みを通じてどんなことが身に付きましたか。

「絵本を読む子どもの視点と絵本を子どもに選んであげる大人の視点の2つから見て、伝えたい絵本の魅力とかを考えたり、POPのデザインを考えたりということを初めて行ったので、いろんな視点から物事を考える力が身に付いたかなと思います。」

「今回の取り組みを通して、子どもの立場になって考えることの大切さを知りました。中学で小説のPOPを今回と同じ夏休みの課題として取り組んだんですけど、その時と違って、対象年齢が下がって、子どもを相手にしているPOPだったので、子どもだったらどこを面白いと感じるかな、とか、どんなPOPだったら読みたいと思うかな、手に取りたいと思うかな、とかを考えることで、同じ絵本でも様々な視点から考えることができました。」

「この絵本を今回の取り組みでじっくりもう一回読み返して、この本を好きなところが全然変わってないなぁと思いました。また、小さい頃の自分も絵だけでなくて登場人物の気持ちだったりやさしさだったり、本のストーリーなどを感じながら読んでいたんだなぁとあらためて思いました。小さい頃に読んだ絵本からいろんなことを感じて、自分と重ね合わせて考えているんだなぁと実感することができました。」

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 七高祭で図書室に展示した2年生の絵本紹介POP

 絵本紹介のPOP制作は、絵本を読む子どもの立場と絵本を紹介する大人の立場の2つの視点を考える必要があること、また、大人の立場からは、どのような年齢の子どもを対象とし、どういう子どもの発達や遊びを支える絵本であるかを考える必要があることなど、様々な学びがあったことがわかりました。絵本を通じて、現在の自分と幼少の頃の自分の対話にもつながったようです。これからも古今東西、広くそして深く、視点を移動させて自己内対話することの醍醐味を味わっていってほしいと思います。