横浜国際高等学校 > 第二外国語の紹介~ドイツ語~
更新日:2024年7月12日
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ドイツ語は、ヨーロッパの中央部、ドイツ・オーストリア・スイス・リヒテンシュタイン・ルクセンブルクとそれぞれの国が国境を接する地域を中心に広く使用されています。EUのなかでは、母語話者が一番多い言語です。ラテンアルファベット26文字に加え、ウムラウトが付いたアルファベット3つ(ä,ö,ü)、エスツェット(ß)を加えた30文字のドイツ語アルファベットを使って表現します。ほとんどが英語と同じアルファベットで、発音も難しくなく、初学者でもたくさんの表現をすることができるので、気軽に学習を始めることができます。実は私たちの身の回りでも、たくさんのドイツ語の単語がそのまま日本語で使われているんですよ。「メルヘン(おとぎ話)Märchen」「リュックサックRücksack」「バウムクーヘン(木の年輪をイメージしたケーキ)Baumkuchen」などが挙げられます。みなさんも、身の回りのドイツ語を探してみてください。
ドイツ語圏の中でも、特にドイツ(ドイツ連邦共和国)はヨーロッパ屈指の経済大国です。国内総生産(GDP)でも上位に位置しており、製造業が盛んです。また、中部の都市フランクフルトは欧州経済の中心地となっており、国際機関や金融機関が多く存在します。首都ベルリンは国際色豊かな都市で、英語も多く飛び交います。古都ボン、大聖堂のある街ケルン、中世の雰囲気が漂うローテンブルクなど、クリスマスマーケットが有名なドレスデンなど、街ごとに趣が異なるのもドイツを旅する楽しさです。
ロマンチック街道、メルヘン街道といった観光ルートを中心に、毎年多くの日本人観光客がドイツを訪れています。また、車、食品、洗剤など、高い技術力を生かしたドイツ産の製品は日本でも人気があります。環境都市フライブルクの取り組みも注目を集めています。クラシック音楽では、ベートーヴェン、モーツァルト等たくさんの音楽家や楽曲がドイツ語圏から生まれています。また、現在のヨーロッパの状況に通ずるたくさんの出来事がこの地域で起こり、世界に影響を与えてきました。これまで人類がたどってきた歴史を俯瞰的に理解するうえで、この地域の歴史に関する理解は欠かせないものです。
ドイツで一番人気のあるスポーツはサッカーです。日本からもたくさんの選手がブンデスリーガ(ドイツ国内のプロリーグ)に渡り、活躍しています。製造業、文化、スポーツなど、様々な分野においてドイツ語を理解し、話すことができ、日本とドイツの架け橋となる人材がこれからますます求められます。ドイツ語を学ぶことで、教養が深まるとともに、皆さんの活躍の幅は大きく広がっていくでしょう。
横浜国際高等学校のドイツ語の授業は、ドイツ語Ⅰ、ドイツ語Ⅱが週3時間、ドイツ語Ⅲは週2時間です(既習者もドイツ語Ⅰからの学習となることにご注意ください)。ドイツ語Ⅰ、Ⅱでは週2時間がネイティブ講師と日本人教員のティームティーチングによる指導で、残りの1時間は日本人教員が担当します。授業では対話練習を主に行い、自宅学習(宿題)で話した内容に関連するテーマについて作文をします。1年間の学習で、ペアによるプレゼンテーションの作成と発表ができるようになります。ドイツ語Ⅲでは、ネイティブ講師のみによる指導となります。表現演習を行う機会が豊富に用意されています。ドイツ語言語文化研究という授業では、ドイツ語圏の文化に焦点を当てて、ドイツ語・日本語を用いてテーマ学習をします。
外国語としてドイツ語を学習する生徒向けに作られた教材をメインとして、デジタル素材、プリント教材等も活用しています。
ドイツ・バイエルン州のバートアイブリングギムナジウムとの姉妹校交流を行い、生徒が相互訪問や意見交換を行っています。2019年10月に20名の生徒と2名の教員が本校を訪問しました。生徒は本校の授業に参加したり、東京や横浜に遠足に出かけたりしました。また、生徒宅でホームステイをしました。
ほかにも、ドイツ語オリンピックへの参加(2017年)等の実績があります。また、ドイツ語に関連して生徒が参加・応募できるワークショップ等がたくさん行われています。
聞いたことのある単語の意味が授業が進むにつれてわかるので、とても楽しいです。
・単語や文法が英語と似ているものがいくつかあるので、最初想像していたより簡単だった。
・日常生活でドイツ語を見つけると、うれしいです。
・自分の成長を実感しながら学習できるので、より向上心が生まれます。
・話す・聞くがメインで、実践しながら学べる授業なので、身につきやすく、退屈しない授業。
・単語や文法が英語に似ているので意外と簡単だし、分からない単語があっても英語との共通点を探しながら予想すると大体当たるところが楽しいです。
・1からのスタートではじめは不安だらけでしたが、週3時間授業があるのでさらさらっとドイツ語が出てくるようになりました。
・よく知っている国がひとつ増えるだけで、ニュースの見方、勉強への態度が大きく変わり、自分の世界が広がった。
・ドイツ人の生徒が学校に来て異文化交流をすることがあったり、様々なイベントやプログラムへの参加のチャンスもあり、短期間でたくさんの経験ができます。
・ドイツ語は英語に似ているところが多くあるので、毎回、単語や文法を習うたびに、違いや共通するところが知れて楽しい。習ったことを使ってグループやペアになって話すとき、どんどん自分のドイツ語が成長しているところを感じられてやる気につながる。
(ドイツ語を学ぶのはとても楽しいです。いっしょにドイツ語を勉強しましょう!)
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