横浜国際高等学校 > 第二外国語の紹介~ハングル~
更新日:2021年10月11日
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韓国語は、モンゴル語・ハンガリー語・フィンランド語と同じように、ウラル・アルタイ語族に分類され、韓国語の文字がハングルと呼ばれます。ハングルは今から500年ほど昔、朝鮮第4代王の世宗(セジョン)大王と、集賢殿(チプヒョンジョン:宮中の学問研究機関)の学者たちによって1443年に作られた比較的新しい文字です。この文字が作られるまでは、日本と同じように中国から伝わった漢字を使っていました。ハングルは、言葉の発音の仕組みを詳しく調べて作られていて、世界で最も科学的・合理的な文字と言われます。(子音字の形などは、発音する時の口の形や舌の位置などが元になっていると言われています。)
なお、ハングルの「ハン」とは「偉大なる」という意味、グル(文字)という意味です。
ハングルは母音10字と子音14字で構成されていて、あらゆる音声・音節体系であっても表現することができます。この他にも、複合母音字(11個)と、濃音(5個)と呼ばれる子音字があり、全体では母音21個と子音字(19個)から成っています。
ハングルの形は、簡単な漢字のようにも見えますが、漢字のように文字一つひとつには意味はなく、ローマ字やカナのように音を表す文字です。母音を表す10個の文字の部品と子音を表す14個の文字の部品をいくつか組み合わせて一つの文字をつくっています。カナよりもローマ字の仕組みによく似ていますが、ローマ字のように横にどんどん並べていくのではなくて、漢字のへんとつくりの組み合わせのように、音のまとまりごとに左右や上下に並べて一つの文字としてまとめます。
ハングルの正書法は韓国語の標準発音を根拠に2000年7月に改定されました。また、10月9日は「ハングルナル(ハングルの日)」である。毎年、この日を前後に政府・学校・民間団体などではハングルを作った世宗大王の功績を称え、ハングルの優秀性を広める記念行事が行われます。
横浜国際高等学校のハングルの授業は、ハングルⅠ、ハングルⅡが週3時間、ハングルⅢは週2時間です。(既習者もハングルⅠからの学習となることにご注意ください。)
ハングルⅠとⅡでは、教科書を元に、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスよく学習し、
ハングル検定試験や年に一度の韓国文化院で実施されるスピーチコンテストの対策もします。
ハングルⅢでは、聞き取りや表現演習を中心的に行います。
ハングルⅠ・Ⅱ・Ⅲでは、韓国の文化を知るということで、韓国料理実習、韓国映画鑑賞、韓国伝統服体験、韓国遊びなども行います。
韓国の東豆川外国語学校と姉妹校交流を行っています。2019年1月には韓国の高校生20名が本校を訪れ、2020年1月には、本校の生徒20名が韓国を訪問し、ホームステイや学校の寮に泊まりながら、現地校の授業に参加してプレゼンテーションをしたり、文化活動をしたりして交流を深めました。プレゼンテーションはすべて韓国語で行い、YISで鍛えた韓国語は現地校の先生方からもおほめを頂きました。
駐日韓国大使館や韓国文化院などが主催するスピーチコンテストに参加し、グランプリをは
じめ優秀な結果を残しています。ハングル検定では、毎年多くの生徒が高いハングル運用能力
を示してくれています。
・韓国人の先生による密度の濃いレッスンで、まるで現地で授業を受けているかのような雰囲気
です。毎回、楽しく深く学ぶことができます。
・姉妹校交流では現地で韓国語を使うことができ、友達がたくさんできて、みるみるうちに韓国
語の力が伸びる実感があります。訪問後も連絡をとりあってかけがえのない経験になります。
・授業ではハングルの読み方や単語、文法を丁寧に教えてくれます。また、韓国料理を作ったり、
韓国の遊びを体験したり、韓国ドラマを観たり、文化にも触れることができて楽しいです。
・まったくゼロからのスタートで不安でたが、1年間の勉強でとても力がつきました。駅や町に
掲示されているハングルの文字も読めるようになってとてもうれしいです。
・K-Popが好きで、韓国のテレビ番組などをよく観ていましたが、ハングルを学ぶうちに、字幕
なしでも理解できるようになって楽しいです。韓国のアイドルのSNSの文章も読めるように
なりました。
(ハングル(韓国)語を学ぶのはとても楽しいです。
YISでいっしょにハングル(韓国)語を勉強しましょう!)
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