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更新日:2019年10月6日
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教務 鈴木 剛
最高気温が30度を超える真夏日どころか、35度を超える猛暑日ですら珍しくなくなってきた日本の夏。いかに熱中症にならないようにするか常に気を遣わなければいけないようになってきました。暑くても甲子園では高校野球が行われていますし、来年は東京オリンピック・パラリンピックも開催されます。この暑い中で運動パフォーマンスを落としてしまう要因の一つは深部体温(体内の温度)の上昇です。
運動開始前の深部体温が低いと運動の継続時間が長くなり、深部体温が40度まで上がると限界に達するという報告があります。
国内外のアスリートの世界では、深部体温を冷やすコンディショニング法があたり前になりつつあり、近年、注目を集めているのが「アイススラリー」です。
「アイススラリー」とは、液状の氷のことで、微細な氷と液体が混合した流動性のある氷のことです。ちまたによくある、フラペチーノですね。
国立スポーツ科学センターでは次のような実験を行いました。ランニング前にアイススラリーを飲んだ場合と、4度の水を飲んだ場合では、運動の限界に達するまでの時間がアイススラリーを飲んだ方が長かったという試験結果が出たそうです。氷が溶けるときに周りの熱を奪う融解熱の作用によって高い冷却効果が得られているということでした。ただし、気をつけなければいけないことは、アイススラリーは冷たすぎて、たくさんを一度に飲むことはできず、脱水を防ぐための水分は別途補給する必要があるということです。
そのほかに、手のひらや顔を冷たいもので冷やすというのも深部体温を冷やすのに効果的だそうです。手のひらや顔、足の裏といった末端部分は、いわばラジエーターのようなもの。ここで冷やされた血液が体の中心部に戻り、深部体温を下げることになります。
これら深部体温を冷やすことは、運動パフォーマンスを上げて熱中症の予防にもなりますが、あくまでもアスリートが試合前のコンディショニングに効果があるというものです。もしも、暑くて気分が悪い、熱中症になってしまったかもしれないという人がいたら、衣服を緩め、全身を冷やし、スポーツドリンクなどの電解質を含む飲み物を飲ませて、日陰や冷房のあるところで休ませてあげてくださいね。
もう少し暑い日が続きますが熱中症に気をつけ、体調を整えてがんばりましょう。
2日(月曜日)二学期始業式 3.4.ケータイ安全教室舎安全指導 囲碁教室
2日(月曜日)~6日(金曜日)小短縮日課
3日(火曜日)給食・臨床開始 部活 5.6.夏季実習報告会 体重測定(幼小) 舎リーディング
4日(水曜日)体重測定(中)
5日(木曜日)保専HR 体重測定(高)
9日(月曜日)奉仕委員会
10日(火曜日)部活
11日(水曜日)全国珠算競技大会 PTA運営委員会
12日(木曜日)保専HR 舎お月見
13日(金曜日)自立活動医事相談(OT)
18日(水曜日)~20日(金曜日)中高前期期末試験
24日(火曜日)第2回避難訓練(予26日) 部活(できるところのみ) 舎リーディング
25日(水曜日)6.保専部求職登録会 舎地震避難訓練
26日(木曜日)舎囲碁教室
27日(金曜日)内科検診(13時00分)
30日(月曜日)3.パラスポーツ教室(小)
1日(火曜日)後期開始集会(業間)
2日(水曜日)歯科検診(13時00分)
3日(木曜日)関盲連文化祭(付属盲)
16日(水曜日)精神科相談
18日(金曜日)~19日(土曜日)文化祭
21日(月曜日)文化祭代休
22日(火曜日)即位の礼