更新日:2023年1月26日

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逗子高校のこと

令和4年11月25日に横須賀芸術劇場で「逗子高校創立100周年記念式典」が開催されました。
私はともに再編統合する高校の校長として参加させていただきました。
第2部記念祝賀演奏会での吹奏楽の演奏は圧巻でした。現役高校生9名に賛助出演60数名を加えたバンドの奏でる音楽の美しさと迫力。
白髪の方と高校生が一緒に奏でるメロディは、長い歴史がなくてはできないことです。
これが伝統という言葉の意味なのだと思いました。

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吹奏楽部に限らず、長い歴史は逗子高校に係る様々な記憶を多くの方に残しています。
卒業生はもとより、保護者の方、関わられた全ての方の中で逗子高校は生き続けます。

逗子高校卒業生である私が、新校の準備を進めていることは、決して偶然ではありません(と私は思っています)。毎日歩いた神武寺駅からの道や、満開で新しい年度の始まりを知らせる中庭の秀麗桜の美しさ、体育の授業で走った山道など、忘れることのできない記憶です。逗子高校同窓会「秀麗会」の皆さまとも、昨年来何度となくお話をさせていただき、多くの方の思いを伺ってきました。

逗子葉山高校は逗子高校を継承する高校です。同じように母校と思ってくださいということを軽々しくは言えません。でも多くの逗子高校卒業生の方々にも、継承する高校として認めていただけるような、素敵な高校にならなくてはいけません。

100年後に逗子葉山高校は逗子高校に負けない、立派な式典を行える学校になっているはずです。そのための一歩を令和5年4月に踏み出します。

「秀麗の自然境」への感謝を込めて

(校長からのメッセージ 逗子高校のこと)