更新日:2021年1月25日

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福祉科校内実習

1年・2年・3年の校内実習を紹介します。

ここに紹介した実習授業は、抜粋して一部を掲載しています。

掲載されてない授業やその他、ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。

 


 

*下記をクリックしてください。指定のページに移動します。

       1年2年3年

 


 

**実習授業を臨む前に**

 

・実習室入る時、先生から髪、身だしなみ、爪のチェックがあります。福祉科実習前

・実習前は必ず、石鹸で手を洗浄します。

 

 

1年

 

**~体位変換~**

 

身体を動かすことが困難な利用者様が長時間寝たきりでいることによる苦痛や不快を軽減させる支援である「体位変換」を実習します。

「体位変換」は、生活不活発病を予防し、ベッドからの離床を促すことにより、車いすへの移乗動作につながり、日常生活の行動範囲がひろがり、生きがいや楽しみの実現につながるということです。

講義後、2人1組になり、利用者様役と介護者役になり練習します。

先生が複数で巡回指導しています。

 

体位変換1 体位変換2 体位変換3

先生によるデモンストレーション指導

「体位変換」練習中

「体位変換」練習中

 

 

 

**~移乗・移送の介護技術(ストレチャー・車椅子)~**

①  ストレッチャ―への移乗・移送

利用者様を4人又は3人で、ベッドからストレッチャ―へ移乗する方法を習得します。初めは、人形を使って移乗方法を検討し、その後、生徒が交代で利用者様になり、正しい移乗の練習をします。

ストレッチャ―への移乗・移送1 ストレッチャ―への移乗・移送2 ストレッチャ―への移乗・移送3

 

 

②  車イスの移乗・移送

車イスの種類や移動の目的等を学び、場面設定された課題(事例)による車イスの実習をします。

車イスの移乗・移送1 車イスの移乗・移送2 車イスの移乗・移送3

 

 

  

**~食事の介護と口腔ケア~**

利用者の心身状況を把握し安全で安楽な食事介助の方法を習得します。また、食後の口腔ケアの必要性を理解し、口腔ケアの方法を習得します。

利用者の状況は2パターンで①座位保持困難、左片麻痺、右上肢動かせず、自分で食事できない。

②病気で失明、発熱による体調不良で上肢の動きも悪く、ベッドの上での食事、座位保持可能。

それぞれ状況が違うので、準備するものから食事介助の方法も異なります。

 

食事の介護と口腔ケア1 食事の介護と口腔ケア2 食事の介護と口腔ケア3

先生が準備します

利用者状況①の食事内容

利用者状況②の食事内容

 

食事の介護と口腔ケア4 食事の介護と口腔ケア5 食事の介護と口腔ケア6

利用者状況①のデモンストレーション

利用者状況②のデモンストレーション

聞き洩らさないようにメモをとっています

  

食事の介護と口腔ケア7 食事の介護と口腔ケア8 食事の介護と口腔ケア9

利用者状況①の食事介護

利用者状況②の食事介護

口腔ケア

 

 

 

**~清潔保持の介護(洗髪)~**

洗髪の目的と意義を理解し、利用者の状態に合わせた洗髪を実施します。体調不良が続いていて、入浴ができていない利用者が、頭のかゆみを訴えたため、ベット上で洗髪を行う事例で実習します。

 

福祉科洗髪1 福祉科先発2
洗髪前のブラッシング

髪をぬらします

 

 

福祉科洗髪3 福祉科洗髪4

髪のシャンプーの仕方を教わっています

髪をゆすいでます

 

 

2年

 

**~ベッドメイキング実技試験~**

身体を動かすことが困難な利用者様が寝ている状態でのベッドメイキングを練習します。2人1組になり、利用者様役と介護者役になり実施します。

 そして、練習後、実技試験があります。実技試験前には、放課後補習もあり、先生が複数で巡回指導しています。

 実技試験は、制限時間内に手際良く、美しくベッドメイキングができるか、テストします。

 

福祉科ベッドメイキング実技試験1 福祉科ベッドメイキング実技試験2 福祉科ベッドメイキング実技試験3

実技試験前の練習

先生が巡回指導中

実技試験前の練習

実技試験中

 

 

  

**~杖による歩行の介助~**

杖歩行の基本的な方法を学び、軽度の脳梗塞で左半身麻痺と白内障を患っている利用者という設定で杖を利用した歩行介助についてグループで考えます。その後、2人1組で利用者役と介助者になり、重りや白内障ゴーグルを身につけ、階段等の校内を巡ります。

介助方法を学ぶだけでなく、利用者役の体験をすることも大切にしています。利用者役を経験することにより、介助について考えを深め、介助者として大切なことが何かについても学びます。

 

杖による歩行の介助1 杖による歩行の介助2 杖による歩行の介助3

廊下の歩行の介助

階段上昇の介助

階段下降の介助

 

 

杖による歩行の介助4 杖による歩行の介助5 杖による歩行の介助6

ゆっくり座らせます。

重りを装着中(左半身麻痺を設定)

白内障ゴーグルを装着中(白内障を設定)

 

 

 

**~バイタルサインの測定~**

要介護者(利用者)の体調管理をするのに、必要なバイタルサインの測定のしかたを学び、バイタルサイン(体温・脈拍・呼吸・血圧・意識)についての基礎知識を習得し、健康への意識を高めるとともに、利用者とコミュニケーションを図りながら体調の観察を行い、変化に敏感であるように意識することが重要であることを学びます。

 

バイタルサインの測定1 バイタルサインの測定2 バイタルサインの測定3

デモンストレーション指導

体温測定中

脈拍の確認

 

  

バイタルサインの測定4 バイタルサインの測定5 バイタルサインの測定6

血圧計測定中

 

記録値・観察事項の報告

最後にベッドメイキング

 

 

 

**~一次救命処置~**

一次救命処置としてのAEDを使用した心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)を習得します。先生によるデモンストレーション指導後、各グループに分かれて練習し、習得します。最後に振り返りとして実習を通して気づいたことやわかったこと、先生からの課題についての回答などを記入し提出します。

 

一次救命処置1 一次救命処置2

先生によるデモンストレーション

JRC部の生徒によるデモンストレーション

 

 

一次救命処置3 一次救命処置4

心肺蘇生の練習中

振り返り中

 

  

**~前開きパジャマの交換の支援**~

利用者の場面設定に基づいて適切な声かけや安全確保に配慮し、自立支援を促し(残存機能を活用)交換します。制限時間内で交換できるようにします。

3時間の授業での練習と放課後補習を行い、実技試験へ臨みます。実技試験では、制限時間内に手際良くかつ丁寧な技術が習得されているか判断します。

 

前開きパジャマの交換の支援1 前開きパジャマの交換の支援2

デモンストレーション指導

パジャマ交換練習中

  

前開きパジャマの交換の支援3 前開きパジャマの交換の支援4

先生による指導

パジャマ交換練習中

 

 

3年

 

**~コミュニケーション技術の距離と位置**~

より良い介護を目指して利用者様のニーズを引き出し、寄り添うための技術や知識を習得します。利用者様とのコミニュケーションを図る際の距離と位置について各グループに分かれて、話し合います。その後、先生が授業の中でまとめを行います。

 

コミュニケーション技術1 コミュニケーション技術2 コミュニケーション技術3

 

 

 

**~アロマテラピー(アロマハンドトリートメント)~**

アロマテラピーは、植物の成分が凝縮された精油(エッセンシャル)を嗅ぐことにより、香りの成分を嗅覚が感じ取ることで、ダイレクトに脳に伝わり、脳を活性化し認知症予防になると言われています。

ハンドマッサージは、リラックスし、触れ合うことでコミュニケーションにもつながる一助にもなります。また、精油の成分が皮膚から浸透して血液循環で体の隅々まで働くことで、老廃物の排除に効果があり、高齢者ケアに適しています。そして、介護従事者自身も、アロマを使用することでリラックスやリフレッシュになります。

アロマによっては殺菌効果がある精油をマスクに滴下して風邪の感染も防ぐことができます。

介護者がアロマを使う際の注意点等も学習します。

 

3年福祉アロマ1 3年福祉アロマ2 3年福祉アロマ3

 

 

 

**~(グループワーク)ケアプランの作成~**

1班6~7人のグループで「ケアプランの作成」をします。2年生での施設実習の経験にもとづいて、先生から与えられた課題(事例)を分析し、情報収集して介護計画の立案をし、6月下旬に、発表をします。

 

ケアプランの作成1 ケアプランの作成2 ケアプランの作成3

 

 

  

**~(グループワーク)ケアプランの発表~**

2年生での施設実習の経験にもとづいて、各グループ内で、先生から与えられた課題(事例)を分析し、情報収集して話し合いを重ねて、介護計画案を作成し、発表します。発表では、各グループで寸劇を取り入れるなどの趣向を凝らしています。

グループワークでは、考える力やコミニュケーション能力を高めるだけでなく、他者を尊重する気持ちも養われます。それらの力は、卒業後、社会で必要になることでしょう。福祉科の授業では、他にも各学年でグループワークの授業があり、それらの力が、育まれていきます。

 

ケアプランの発表1 ケアプランの発表2 ケアプランの発表3