• PC版を表示
  • スマートフォン版

    金沢文庫ホーム > 文庫概要 > 学芸員紹介

    更新日:2025年4月1日

    ここから本文です。

    学芸員紹介

    道津綾乃(学芸課長)

    専門分野:仏教思想史(漢字文化圏)

    「心残りは称名寺の仏典全てに目を通せなかったこと」。新人のころ、尊敬する大先輩のこの言葉を聞き、目標の先輩を超える方法を思いつきました。10年後、称名寺の文献資料を全て国宝にするための仕事を任され、友人の仏教学者、歴史学者等の力も借りて、2016年に国宝指定用の目録を完成させました。続けて、目録を伴う『称名寺大蔵経』(2023年、臨川書店)を出版するに至り、先輩の真意に気づきました。それは金沢文庫の見解として、称名寺の仏典の全体像を提示できなかった後悔だったということ。先輩を超えるには、まだ時間がかかりそうです。

    • これまで担当した主な展覧会
    1. 特別展 アンニョンハセヨ!元暁法師(平成29年6月23日~8月20日)
    2. 特別展 菩薩たちの夢(平成21年12月10日~平成22年2月14日)
    3. 企画展 学僧湛睿の軌跡(平成19年2月)
    4. 特別展 阿羅漢(平成18年4月)
    5. 特別展 釈迦と仏弟子たち(平成15年4月)

    瀬谷貴之(主任学芸員)

    (準備中)

     

    貫井裕恵(学芸員)

    専門分野:日本中世史、寺院史料論

    国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」(称名寺蔵・神奈川県立金沢文庫管理)を中心に、中世鎌倉における武家と寺院の歴史・文化について、関心を寄せています。政治や宗教における京都と鎌倉のかかわりについて考えています。展覧会や講座などを通じて、一見近寄りがたい「古文書」などの文献史料のたのしさをお伝えします。

    1. 特別展 茶の湯以前―中世鎌倉の「茶」―(令和6年7月26日~9月23日)
    2. 特別展 中世寺院の書物―聖教とそのかたち(令和5年12月1日~令和6年1月21日)
    3. 特別展 兼好法師と徒然草―いま解き明かす兼好法師の実像―(令和4年5月27日~7月24日)
    4. 特別展 中世寺院のアーカイブズ―いまふたたび出会う古文書たち―(令和3年10月1日~11月28日)
    5. 特別展 安達一族と鎌倉幕府―御家人が語るもうひとつの鎌倉時代史―(平成30年5月11日~7月8日)

    三輪眞嗣(学芸員)

    専門分野:日本中世史(寺院史)

    中世寺院の組織、経営、生活といった点に興味があり、大学院では奈良・東大寺を研究対象にしていましたが、金沢文庫に着任してからは称名寺や久米田寺をはじめとする律院の研究を進めています。また、中世だけでなく、近世、近代を視野に入れて、「称名寺聖教・金沢文庫文書」がどのような歴史をたどったのかを明らかにしていきたいと思います。

    1. 特別展 久米田寺(令和6年9月28日~11月24日)
    2. 特別展 中世学僧列伝‼(令和5年7月28日~9月24日)
    3. 特別展 法会への招待―「称名寺聖教・金沢文庫文書」から読み解く中世寺院の法会」―(令和4年12月2日~令和5年1月29日)
    4. 企画展 江戸時代の称名寺(令和3年5月28日~7月25日)

    櫻井唯(学芸員)

    専門分野:仏教学、東アジア仏教思想史

    1万6千点を超える国宝「称名寺聖教」のなかには、これまで一度も展示や研究に活用されたことがなく、その価値が十分に明らかになっていない資料も多く残っています。「称名寺聖教」の調査と研究を通して、未知の文献を探求するたのしさをお伝えしつつ、金沢文庫の収蔵庫に眠る先人の智慧に光をあてることができればと思っています。

    山口啄実(学芸員)

    専門分野:日本中世史(仏教史、禅宗史)

    佐藤優(学芸員)

    専門分野:日本美術史(仏教絵画)