大和南高等学校 > 多羅樹原稿人権研修・国際理解講座
更新日:2025年4月7日
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2024年度多羅樹の原稿です。
今回来ていただいたのは落語家の方で、落語を披露していただいた後に講演を聞きました。私は、落語は日本の文化で、外国の方は興味がないものだと思っていました。しかし落語家の方が3カ国語で落語を話せることや、外国の方も楽しめるような工夫をして世界に広めようとしていることを知り、私の中の固定観念が変わりました。今回、私の固定観念が変わったのは落語家の方の工夫や努力によるものであり、これは今回のテーマの国際理解も同じではないかと思いました。外国の方に理解してもらう工夫や努力をすることが、国際理解に繋がると思ったからです。一方で理解する側も大切だと思います。理解する側は落語が日本の文化だから興味がないと端から否定せず、常に常識を疑い柔軟に考えることが大切だなと思いました。
私の人生において、成長とともにこれからいろいろな人と出会い、たくさんの経験を積んでいくと思います。その過程で今回学んだ「柔軟にいろいろなことを考え、固定観念を作らないこと」を意識していきたいです。
国際理解・人権教室で落語家の方の話を聞き、その方は自分自身の人生を語ってくれました。当時、武蔵野美術大学に進学したいと思っていたことを両親に話し、応援をしてもらえたそうです。ただ、周りの人からは「無理だ。」「やめとけ。」などと言われていました。しかし、その方は諦めず、無理だと言われても必死に勉強して受験に挑みました。その結果、見事に受かりました。その方は言いました。「諦めちゃ駄目だ」と。私は強い人だと思いました。実際に、諦めない、たったそれだけのことを貫き通すことが、どれほどの人ができるのか。私は、誰かに肯定されても否定の意見に目がいってしまい、諦めずに続けることがとても難しく感じることが多くありました。だけど諦めないことの大切さをその方に教えてもらいました。私も何事にも諦めずに挑戦していきたいと思います。