厚木東高等学校 > 在校生・保護者の方へ > 令和5年度 校長だより > 「楽しむ」こと... 040909
更新日:2022年9月27日
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~壮行会に寄せて~
上位大会進出部活動等がある時に行う「壮行会」
1学期終業式時に続き、今回、吹奏楽部と弓道部の壮行会を実施しました。今回はこの時の私からの話を、校長だよりバージョンで掲載いたします。
日頃の練習の成果を発揮した素晴らしい演奏で、県央地区、県とも極めて高い評価を得て、堂々の2年連続東関東大会進出です。私も県大会当日に会場で聞かせていただきましたが、その素晴らしい演奏、楽曲の題材が東日本大震災からの復興であるとのことで、震災当時、県の職員として避難所支援に行っていた時の、現地の景色や人々の姿が思い出され、深く感動しました。今回の出場、特に3年生は3年間の集大成の歩みが、東関東まで進んでいっています。
弓道部、2年の二階堂杏樹さん。こちらは、新しい代になって最初の大会で、見事県代表を勝ち取りました。弓道の大会は、3年前、女子団体がインターハイに出場した時に応援に行かせてもらいました。(令和元年度「校長だより【39】」)会場を覆う緊張感。静寂と拍手が織りなすその場の雰囲気に、圧倒されたことを思い出します。そんな場面で、自分自身をコントロールし、ベストなパフォーマンスをすることはとても大変です。これも、今までの鍛錬の賜物であると感じます。
皆さんがそれぞれの活動を始めたきっかけは、「すきだから」「おもしろそう」といった興味関心からだと思います。でも、それを続けることは実はそんなに簡単じゃない。YOASOBIというグループの楽曲『群青』には、「好きなことを続けること それは「楽しい」だけじゃない」というフレーズがありますが、確かにそうだなって思いませんか。
個人競技でも、集団での演奏でも、皆さんの日常も、そんな葛藤の中で過ごしている。そしてその中で、様々なことを考え、行動し、皆さんは成長していく。先ほどの楽曲はのちにこのように歌います。「好きなことに向き合うことで、触れた小さな光 大丈夫 行こう あとは楽しむだけだ」頑張ってきたからこそ、本当に「楽しめる」と。確かにその通りですね。
吹奏楽部、二階堂さん。ぜひ、しっかりと前を向き、最後の最後まで、皆さんらしく力を出し切ってきてください。
(追記)
9月3日、二階堂さんが大会参加後すぐ学校に戻り、報告してくれました。その表情からは結果の悔しさだけでない、「参加したからわかった緊張感」への清々しさがありました。
今回の経験が、それぞれの成長に、今後の部活動に、そして学校全体の雰囲気づくりにと、繋がってくれることを確信しています。 「東高生!これからも頑張ろう‼」