校長の「東高の挑戦」レポート1 040810

暑かったこの夏。コロナの第7波にも翻弄されたこの夏。
そんな中、本校生徒はそれぞれのフィールドで「挑戦」を続けていました。

そのいくつかに、私も臨場させていただきました。ここから何回かは、その報告をさせていただきたいと思います。

 

陸上競技部・矢口さん　男子1,500mファイナリスト！

8月上旬に、徳島県鳴門市で行われた今年度の全国高校総体陸上競技。本校からは、県予選を大会新記録で、南関東大会を全体2位の成績でと快進撃を続けた3年生の矢口陽太さんが、出場しました。本校としても、昨年の男子やり投げに続いてのインターハイ出場。顧問の松尾先生、福永先生の指導の下、各自が着実に力をつけています。

快晴の空の下。それでも海を臨む地のためか、関東の蒸し暑さとは少し違う心地よい風も感じながらのこの日。お昼12時50分から、予選が始まりました。

予選は全国から集まったランナーが4組に分かれ、各組の3位までと、それ以外の中からタイム上位4名が翌日の決勝に進むというもの。矢口さんは1組目。この1組目がハイレベル。矢口さんを含む上位7名が3分49秒を切るタイム。最終組終了後、無事予選突破となりました。

いよいよ決勝です。昨日と同様、快晴のポカリスエットスタジアムに、令和4年度を代表するファイナリスト17名が集いました。

矢口さんも、スタートから自分の走りを目指し、しっかりと前を向いて…中盤までは先頭集団の一角を占める走りを続けました。そして全体の11位でのフィニッシュ…

レース後に会った時の矢口さんは、どこか「本物の勝負」で「全力を出し切った者」の清々しさが全身からあふれ出てくるような、輝きがありました。

高校でのチャレンジはいつか終わるもの。そのうえで、私たちの挑戦はさらに続きます。

そんな「未来につながる今」を表現してくれたことを、称賛したいと思います。

（この時感じた思いは、2学期の始業式のメッセージのベースになりました）