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更新日:2024年5月2日
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授業特集【高校3年生・課題研究(自動車系)】
本校の高校3年次には、共通必履修科目に「課題研究」という専門科目が設置されています。これは、高校2年生までに習った知識・技能を活用して、自分たちで決めたテーマに沿って1年間研究する授業です。
本日は、自動車系の生徒たちが「学校修繕」をテーマに、自動車実習棟にて校内にある古い自動車2台の清掃、タイヤ点検、機能の確認、整備をし、第二実習棟に移動を完了させました。生徒によると、今後、自動車の整備の他に、「プールの柵」も整備予定とのことで、学校内の設備等の修繕を進めています。
本日はまず、タイヤを外してから高圧洗浄機で洗車をしました。タイヤ交換の際は、自動のレンチを使って行いましたが、締め付けすぎるとナットを傷める原因になるので、力を加えすぎないように意識するなどの、担当教諭のアドバイスがありました。
タイヤ交換の後は、高圧洗浄機の持ち方や洗浄方向について確認をしました。最初は、生徒たちは縦方向に洗車をする生徒が多かったのですが、縦方向だと汚れが跳ねてしまうため、水は上の方からかけ、横方向に洗車を進めます。生徒の中には、フルサービスガソリンスタンドでアルバイトをしていて、洗車の手順も慣れている人もいて、声を掛け合っていました。
また、洗車する箇所についても、タイヤを取った部分の、サスペンションやブレーキなどが位置する「足回り」の部分まで隅々、高圧洗浄機で洗浄します。そして、仕上げにエアーで水滴を飛ばすことで、自動車の整備を丁寧に終えました。互いに生徒同士で声を掛け合い、協力して、タイヤの取り外しから洗車、自動車の運転移動を行いました。
本校は、神奈川県立高校で唯一、自動車のことを専門的に学ぶことができる高校です。本校の自動車実習棟は、平成14年から平成15年の間に、高校改革に伴う総合技術高校整備のために新築されました。ぜひ、本校で学んだ知識を、実習を通して「生きた知識」を身に付け、社会で存分に生かし「科学技術の発展を担う人材」になってほしいと願っています。
以下は、ある受講生によるインタビュー内容です。ご覧ください。
【受講生より】
将来は、「自動車整備士」になりたい。以前からお父さんが旧車に乗っていて整備したり、乗っているときの楽しそうな様子を目の当たりにし、自分も中学生の頃から車について興味をもち、好きになった。夏休みに、いくつか会社見学にも行く予定。
特に、自分の好きな自動車に関する授業が面白い。いつも身近にある自動車の仕組みが分かると楽しい。また、座学でガソリンやエンジンの仕組み、燃料についてなど学んだことが、実際に実習で自分の目で確認し、実践できるのが楽しい。