更新日:2023年2月17日

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けやき第218号

『医食同源』

 「おさんどん」という言葉の語源には諸説ありますが、ここでは台所仕事として使わせてもらいます。

 家族の体調が悪かったので、休みの日に久しぶりにおさんどんしました。一日三食すべてを数日。どんなものを作ったかというと、弱った体に食べやすい具だくさんのうどん。たくさんの野菜や鶏肉を入れてしょうゆベースのスープであっさり味に。次の日の朝には雑炊に転用。

 別の日には魚も久しぶりに焼きました。冷凍してあったほっけなので、電子レンジで余熱を入れてからガスレンジのグリルで皮目からしっかり焼いて、ひっくり返して少し焦げ目がつくまで。身が柔らかく仕上がりました。

 体調がよくなってくるとしっかりした味のものが食べたいというので、スパゲッティカルボナーラを生クリーム、生卵の黄身などを使ってソースから手作り。いろいろ料理をしていると、食事の大切さが実感できました。

 「医食同源」という言葉があります。「食べるものと薬になるものの源は同じ」という意味です。自分の体調に合わせた食材を摂取することで、体調を整えるという考え方です。感染症が流行するこの時期、体を温め、疲れが取れる滋養のあるものを食べるようにしたいものです。 教頭 鈴木剛