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更新日:2023年9月21日

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今週の座間支援(令和5年6月)

6月29日

6月28日(水曜日)知的障害教育部門高等部有馬分教室では、有馬高校のプールで4年ぶりに水泳の授業を実施しました。はじめは水中歩行や水中ジャンケンで水に慣れ、蹴伸びやバタ足、ビート板を使った練習などを行いました。生徒たちの表情も楽しげで、のびのびと泳ぐ様子が見られました。

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6月28日

6月27日(火曜日) 体育館で肢体不自由教育部門小中学部の学部集会があり、今回は午前午後を通して小中学部運動会が行われました。残念ながら欠席の児童生徒もいましたが、小中学部のみんなが一堂に集まるのはめったにないことで、にぎやかな開会式になり、本校の名物ダンス「ミラクル」をみんなで踊ってオープニングから最高潮の盛り上がりとなりました。運動会は小中学部全体を紅白に分けて午前は「マットごろごろリレー」と「おたからゲットだぜ」の2種目、午後はパラシュートでリラックスタイムとしました。これまで体育の時間でそれぞれが練習に取り組んでいただけにみんな力いっぱいの動きが見られました。また訪問教育の生徒も久しぶりに登校してみんなに会い、競技に参加することができました。午後はクラスごとに集まってパラシュートで気持ちをリラックスさせ、最後に学部長から今日がんばったことを讃える表彰状をもらい、ニコニコの笑顔の中で楽しい運動会を終えました。

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6月26日

肢体不自由教育部門高等部(高北)の校内実習は6月16日(金曜日)に終了しましたが、その最終日に「ポプリン」グループのメンバーは、製作したポプリを校内の教員にプレゼントしてくれました。その様子をお伝えします。実習のレポートでもお伝えしましたが、ポプリンでは作業を分担し、紙に印を押す人、その紙に香料を入れる人、香料入りの紙を包んでホッチキス留めする人と三つの工程の担当を交代しながら仕事をがんばりました。こうしてたくさんのポプリを作りあげました。そのうちのいくつかを私たち教員にもおすそ分けしてくれましたが、ポプリはコーヒー殻が原材料ということで、かすかなコーヒーの香りがします。これを冷蔵庫や下駄箱に入れると気になるにおいが取れるということで大変好評でした。高北ポプリングループのみなさん、本当にありがとうございました。

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6月23日

6月12日(月曜日)~23日(金曜日)の10日間の知的障害教育部門高等部分教室での実習、本日は有馬分教室の校内実習の様子をお伝えします。有馬分教室で取組んだ校内実習の仕事は、電子機器の分解、CD,DVD類の解体と分別作業、アラミド繊維のほぐし作業です。校内に2つの工場を用意し、学年縦割のグループで作業しました。

電子機器の分解では、細かい部品の集合している基盤から、小さな器具で部品の一つひとつを取外し、分別用の袋に入れていきます。非常に集中力を必要とする作業です。CD,DVD類の解体と分別作業では、手にしたソフトがCDなのかDVDなのか、それともゲームソフトなのかを見極めて、それぞれ正しく分別することが求められます。アラミド繊維ほぐしはアラミドがからまっている糸からアラミド繊維だけを指先を使って分離し、これをためて最終的には仕事を発注してくださった企業にお渡しします。どのグループでも、一人ひとりが自分の仕事に責任をもち、仲間と協力し、正確で丁寧な仕事を続けることができました。

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6月22日

 6月12日(月曜日)~23日(金曜日)の10日間、知的障害教育部門高等部有馬分教室と相模向陽館分教室では現場実習と校内実習に取り組んでいます。本日は向陽館分教室の校内実習の様子をお伝えします。実習期間に取り組む仕事は企業から受注しています。1年生にとっては初めての校内実習ですが、リサイクル作業として、DVDの解体と薬剤を入れる袋の仕分けを行いました。この他に先日の向陽祭体育の部の合同体育祭で使用した、色別のハチマキのクリーニング作業もお願いされました。ハチマキは、きれいに洗濯してから、アイロンを3回かけて丁寧に仕上げます。全部で1002本のハチマキの洗濯とアイロンがけを全員で協力してやり遂げました。完成したハチマキはケースに入れて、向陽館高校の職員室に出向き、朝の打合せで先生方が全員そろっているところで高校の先生方にお渡ししました。

 今回の実習では、受注から納品までの一連の流れを意識でき、仕事の結果によって、人から感謝される体験を通じて、生徒達の達成感や充実した表情を見ることができました。

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6月20日

梅雨の真っただ中、ぐずついた天気が続きますが、そんな中降ってくる雨を楽しんじゃおうと、肢体不自由教育部門中学部では「たのしい雨」という美術の学習に取組みました。教室の真ん中にビニール傘を天井からつるし、傘の内側に雨のしずくを取り付けます。「しずく」はビニール袋に入った色水です。赤、黄、オレンジ、緑、青といったとりどりの色を選んで、ドレッシングボトルやペットボトルを使って袋に注入します。きれいな「雨のしずく」の入ったビニール袋をしっかりしばって紐でつるすと、まるで傘の中にも、色あざやかな雨が降りそそいでいるように見えます。不思議な傘の中に入ってみた生徒たち、「たのしい雨」に笑顔がこぼれました。この傘はいま、中学部の廊下に飾られています。機会があればぜひ傘の下に入ってみてください。

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6月19日

6月8日(木曜日) 知的障害教育部門高等部相模向陽館分教室は、相模向陽館高校との合同体育際(向陽祭「体育の部」)に参加しました。すっきりしない梅雨空が続き、本番中に雨が落ちて来ないか心配でしたが、当日は見事に晴れて無事に開催できました。コロナ禍のため、前年度まで保護者の参観には人数制限をかけさせていただいていましたが、今年からはそれもなくなり、たくさんの保護者の皆様に御来場していただきました。ありがとうございました。さて、分教室の生徒が参加した種目は、1.借り物タイヤ引きリレー2.大縄跳び(8の字)3.台風の目4.綱引き5.色別リレーでした。初めて参加する1年生は少し緊張でしたが、2年生は余裕を持って参加し、3年生は最後の年ということで応援団長を引き受けるなど、楽しみの中にも責任感を持つ姿が見られました。そして生徒一人ひとりがこれまでの練習の成果を発揮し、充実した一日を過ごすことができました。

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6月16日

本日は知的障害教育部門高等部(高西)の校内実習DVD工場を紹介します。こちらではDVDを始めとして、音楽用のCD,ゲームソフト、パソコンのソフトでディスク状になっているソフトの分解と分別を行っています。作業場には、ケースいっぱいのソフトが運び込まれ、その一つひとつをディスク、カバー、解説書等に分別していきます。この作業は、自分の担当するソフトがCDなのか、DVDなのか、あるいはゲームソフトなのかを見極め、決まりに従って分解していくので、非常に集中力が求められる作業ですが、実習にもすっかり慣れた社員たちは、次々に担当するソフトを分解し、仕事を提供してくださった企業へ、たくさんの分別した「資源」をお返しすることができました。こうした分別を行えばゴミとしてではなく、資源として再利用が可能となります。いわゆる「持続可能な開発目標」にもつながる取組になるので、今後もこうした活動を続けて行ければと思います。さて、10日間にわたる本校の高等部の実習は終わりました。しかし分教室の実習は6月23日まで続きますので、またその様子をご報告したいと思います。

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6月15日

6月8日(木曜日)肢体不自由教育部門小学部では、数年ぶりに学校周辺の水田での入谷小の田植え体験に参加してきました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、数年の間見送られていた田植え体験。今年は小学部低学年と4年生で田植えに向かいました。服が泥だらけになっても大丈夫なように着替えも用意し、車椅子にもビニール袋をかけて、準備万端に整えていよいよ田んぼに出発!水を張った田んぼに入り、自分で苗を植えてみました。腰まで、お腹まで、そして胸まで泥田に浸ってとってもがんばって植えました。秋には植えた苗に穂が実り、おいしいお米になるといいですね。

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6月13日

本日は知的障害教育部門高等部(高西)の校内実習タオル工場を紹介します。一口に「タオル」といっても、バスタオルやフェイスタオル、ウォッシュタオル、ハンドタオル、タオルハンカチと種類も多いのですが、今回の校内実習では、おしぼりタオルを扱います。お店で使用したおしぼりタオルを企業で回収し、洗って乾燥させたうえで学校に回していただきます、社員はこのおしぼりタオルを1枚ずつ手のひらでしわをのばして、10枚の束にします。検品して合格すれば次の10枚に進みます。こうして工場にはしわのないきれいなタオルの山がたくさんできあがります。これをビニール袋に33枚ずつ入れて実習材を提供してくださった企業に返却します。根気強さと丁寧さ、そして正確性も必要な作業ですが、タオル工場のみなさんは作業に集中して取り組んでいました。

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6月9日

本日は知的障害教育部門高等部(高西)の校内実習の様子をお伝えします。高西では、校内実習に取り組む高西の3学年全体を「座間カンパニー」と名付けました。「社長」は校長先生です。生徒のみなさんは「社員」になります。座間カンパニーは「タオル」「電子機器解体」「DVD解体」の3つのグループに分かれて校内実習に取り組んでいます。今日は電子機器解体グループの様子です。。電子機器解体グループは第1工場と第2工場に分かれて作業しており、第1工場では古いデジタルカメラやキーボード等の解体を、第2工場ではパソコンのネット接続に必要なルーターの解体を行っています。古くなって使えなくなった電子機器も分解して部品を細かく分別すれば、新たな資源として生まれ変わります。そのため、解体はラジオペンチやドライバー等を使って1つ1つの部品を丁寧にしかもスピーディに分解し、鉄・プラスチック・ゴム・チューブ・配線等に分けていきます。ルーターも同様で、部品の1つ1つをなくさないよう気を付けて作業しています。取材のために工場に入ると「社員」のみなさんから「こんにちは!」と元気なあいさつが返ってきました。立ち仕事でみなさん一人ひとりが自分の作業に集中して取り組んでいます。この調子で来週も頑張ってください!

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6月8日

肢体不自由教育部門中学部では、畑でジャガイモの収穫を行いました。一般にジャガイモの収穫は春と秋に行われることが多く、今回中学部で収穫したのは、今年の2月に畑に植えた種イモが成長したもので、卒業していった先輩たちと昨年度の2年生が植えました。畑に出た中学部の生徒たちは、自分で土をスコップで掘ったり、伸びている葉にひもを結び付けて引っ張ったり、思い思いのやり方で収穫していました。高1になった先輩お二人にもお届けしました。来週から収穫したジャガイモをそれぞれ持ち帰りますので、御家庭でおいしく召し上がっていただければと思います。

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6月7日

知的障害教育部門高等部有馬分教室は、初めて県立有馬高校の体育祭に参加しました。当日の朝まで雨が降っていましたが、開会式には遠くに富士山も見えるほどの晴天になりました。最初に参加した競技は「大縄跳び」です。8の字跳びでは29回の記録を出し、特別賞として表彰されました。「ハリケーン」「綱引き」では、赤、青、黄、緑の4つの団に分かれて参加しました。また、リレーにも参加し、大きな声援をいただきました。体育祭の参加により、学年を超えた絆が深まっただけではなく、有馬高校の皆さんと同じ素敵な思い出の1ページを残せたのではないのでしょうか。

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6月6日

本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)と知的障害教育部門高等部(高西)は、6月5日から現場実習および校内実習を開始しました。本日は高北の校内実習の様子をお伝えします。高北では「ポプリン」と「座間ひまわり株式会社ZSInc.」の二つの工場を高北の教室にしつらえて実習をスタートさせました。「ポプリン」はポプリを製作する工場、「座間ひまわり株式会社ZSInc.」は、市販されていたCDやDVDの分解を行う会社です。え、「ZS」は何の略かですって?「援」だから「ZS」と思うかも知れませんが、実は「S」はひまわりの英語名“Sunflower”のSなのです。実習前に工場名をみんなで考え、ある生徒からの発案により、工場名が決まりました。取材したこの日はあいにくお休みや現場実習に行っている人もいて、「ポプリン」は3名、「座間ひまわり株式会社ZSInc.」は2名というさみしい仕事場でしたが、少ない人数でも今日の目標数をクリアしようと、全員で作業をがんばりました。ポプリンでは作業を分担し、紙に印を押す人、その紙に香料を入れる人、香料入りの紙を包んでホッチキス留めする人と三つの工程の担当を交代しながら仕事に取組みました。午前中は作業に励み、午後はリラックスタイムになります。一方「座間ひまわり株式会社ZSInc.」では午前午後を通して2名それぞれが、CDのプラスチックケース、CDのブックレット、そして本体をばらしてそれぞれのケースに入れて行きました。中には未開封のCDもあり、作業に取り組むうちに、生徒たちがゴミの問題などにも目を向けてくれるといいなと思いました。みなさん来週金曜16日まで実習がんばってくださいね。

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6月1日

知的障害教育部門高等部有馬分教室3年生の音楽の授業では、トーンチャイムを使った合奏と合唱に取り組んでいます。曲は映画「耳をすませば」から「カントリーロード」です。曲の始まりの部分は、トーンチャイムの澄んだ音色とみんなの声が美しく響きます。一人2音を担当し、お互いにアイコンタクトをとってタイミングよくトーンチャイムを鳴らしました。続いてキーボードとギターの伴奏で歌います。歌詞の意味をよく読み取って歌い、元気よく歌うところと優しく歌う部分とに表現することができていて、今後も完成度が上がっていきそうです。

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