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更新日:2023年11月1日

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今週の座間支援(令和5年10月)

10月31日

 10月23日(月曜日)~11月2日(木曜日)の2週間、本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)、知的障害教育部門高等部(高西)、有馬分教室は、秋の現場実習および校内実習に取組んでいます。

 本日は知的障害教育部門有馬分教室の校内実習の様子をお伝えします。有馬分教室では2つの教室をCD・DVD解体班と電子機器解体班にそれぞれ分けて作業に取り組んでいます。CD・DVD解体班は、DVD、音楽CD,ゲームソフト、ディスク状のパソコンソフトの分解と分別を行っています。班員は互いに協力してソフトの中身を確認して、的確に中身を分別していきます。また、ケースの色や中に入っている紙やカバーも材質により見極めて、確実に分別しています。

 電子機器解体班は、電子機器を机上に乗せ、ラジオペンチやドライバーで丁寧に分解し、その部品を一つひとつ分別していきます。電子機器は細かい部品の集合体であるため、班員は配られた指示書をよく見て間違えの無いように作業を進めています。作業は基本立ち作業で、作業場では無駄話をする人はなく、機器を分解する音や報告をあげる声だけが聞こえていました。班員のみなさん、最後まで作業をやり遂げるよう頑張ってください。

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10月30日

10月23日(月曜日)~11月2日(木曜日)の2週間、本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)、知的障害教育部門高等部(高西)、有馬分教室は、秋の現場実習および校内実習に取組んでいます。

 本日は高西の校内実習の電子機器解体班の様子をお伝えします。6月の実習と同様に電子機器解体班は、第1工場と第2工場に分かれて作業しています。作業効率を高めるため、基本的に生徒たちは立った状態で作業を行います。一人ひとりの背丈に合わせた作業台で、解体作業用の手袋をはめてペンチやドライバーを扱うので、細かい部品を分解するのは大変ですが、リサイクルのために部品の1つ1つをなくさないよう集中して作業しています。1つの作業が終わると報告を行いますが、しっかりとした報告ができるようになることも実習の大切な目標の1つです。これから他の班の実習の様子も御紹介していきます。

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10月27日

 10月20日(金曜日)、21日(土曜日)の両日、県立相模向陽館高等学校で文化祭(向陽祭)が開催され、知的障害教育部門相模向陽館分教室の全学年生徒が参加しましたのでその様子をお伝えします。

 この日のためにゲームコーナーやカレー販売の準備を進めてきた生徒たちは、前日までに準備万端整えて当日を迎えました。3年生はゴルフゲームの「コロッと入れちゃえ! コロコロランド」、1,2年生は合同で的当てゲーム「大乱投(だいらんとう)サンシャインブラザーズ~光魂Go!~」と、「コッコちゃんカレー」の販売と各学年で工夫を凝らしてコーナーの装飾や看板作りに力を入れてきました。3年のゴルフゲームは、会場をパターゴルフ等の3つのエリアに分け、本物のゴルフクラブとゴルフボールを使ってお客様にゲームを楽しんでいただきます。また、1,2年の的当てゲームでは、段ボールに彩色して様々なキャラクターをあしらった箱をたくさん作り、これを並べて的にします。お客様はソフトバレーボールを1分間連続で投げて高得点を狙うということで、本校校長をはじめたくさんのお客様にゲームを楽しんでいただきました。レトルトカレー販売は、向陽祭で販売する伝統の一品です。今年もたくさんのお客様にご購入いただきました(220食分完売でした)。

 2日間にわたりたくさんのお客様や保護者の皆様に大いに楽しんでいただけたことと思います。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

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10月25日

 校外の田んぼだけでなく、校内の畑にも実りの季節は訪れています。肢体不自由教育部門小中学部と知的障害教育部門高等部1年生が田んぼで稲の収穫に励んでいたこの日(10月12日)は、小学部5・6年生と肢体不自由教育部門高等部1年生が、校内の畑でサツマイモの収穫を行いました。5月の連休明けに畑に植えたサツマイモは、5か月近くたって土の中ですくすく育ち、ついに収穫の日を迎えました。サツマイモは成長するとツルがどんどんのびて2m以上になることも珍しくありません。小学部も高等部もそれぞれツルを力いっぱい引っ張って、たくさんの大きなサツマイモを収穫しました。収穫したサツマイモは1週間ほど追熟してから持ち帰ってもらいました。それぞれの御家庭でおいしいおかしやおかずになったことでしょう。

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10月24日

 10月12日(木曜日)、知的障害教育部門本校高等部(高西)1年生は、入谷小学校のみなさんとともに稲刈り体験を行いました。学校周辺の田んぼは、学校から徒歩で数分の距離の見慣れた風景ですが、今日はその中に分け入って実った稲を刈り取りました。生徒たちは軍手をつけ、腰を落として、実を落とさないように注意しながら、鎌で稲の根本近くを刈り取ります。これまであまり経験したことのない作業でしたが、地元の農家の方のご指導を受けて、何回か作業を重ねていくうちに刈り取り方が上達する人もあり、歓声を上げて次々に稲を刈り取って行きました。刈り取った稲は、すぐに脱穀せず、入谷小学校のグラウンドに設置したはぜ棒に架けて天日干しにします。これをはさかけといいますが、はさかけは機械での乾燥と異なり、ゆっくりした乾燥なので割れ粒の発生が少なく、穂の形が残ったまま乾燥させるので後熟が進むといった利点があるそうです。生徒たちは刈り取った稲の根本近くを穂で縛ってまとめて丁寧に運び、はぜ棒に次々に架けて行きました。今回は実りの秋を実感できる貴重な体験ができました。入谷小学校の皆様ならびに地元農家の皆様ありがとうございました。

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10月20日

 座間支援学校の修学旅行の御紹介、今回は10月11日(水曜日)、12日(木曜日)の2日間の肢体不自由教育部門高等部(高北)2,3年生の旅行の様子です。3年生2名、2年生2名の4名で箱根方面へ1泊2日の行程でした。穏やかに晴れた初日、学校からスクールバスで出発し、まずは高速道路で鈴廣かまぼこの里に向かいます。ここではユニークな仕掛けでかまぼこの作り方やかまぼこのおいしさの秘密に迫ることができます。また、おみやげコーナーでは、かまぼこにちなんだグッズやかまぼこ以外の和菓子等も販売されており、早速おみやげを購入している生徒もいました。お昼ご飯の場所は、かまぼこの里のから道路をへだてた向かい側にある「えれんなごっそ」です。以前別の記事でも紹介しましたが、こちらは小田原や箱根の海の幸・山の幸を材料にした「いろんなごちそう」を楽しむことができる、バイキングレストランです。自分で食べたい料理を選んだり、教員といっしょに選んで思い思いのランチタイムを過ごし、かまぼこももちろんおいしくいただきました。次の目的地は今夜の宿である湯本富士屋ホテルです。スクールバスは学校に戻ったので、ここからは箱根登山鉄道で移動します。風祭駅から電車で終点箱根湯本駅まで行き、ホテルに入ります。広いホテルの和室からは、箱根湯本の駅がよく見え、目の前で電車が駅を出入りする様子を楽しむことができます。部屋付のお風呂に入ってリラックスしたあと、夕食になります。会場はホテルのパーティルームを貸切り、一人ひとりに豪華な夕食が用意されていました。ホテルでは配慮食も用意されていて、各生徒はそれぞれのペースで食事を楽しんでいました。

2日目もいい天気で朝6時00分に起床、身支度を整えて朝食です。お重に用意された上品な朝ごはんをいただきました。今日は旅行最終日、電車で隣の入生田駅に移動して「生命の星・地球博物館」に向かいました。ここでは地球誕生から現在までの46億年にわたる地球の歴史と生命の多様性を、時間の流れを追ってわかりやすく展示しています。生徒たちは巨大な恐竜の化石の模型や昆虫たちの標本等に見入っていました。見学の後、迎えに来たスクールバスに乗車し、学校へ戻ります。楽しかった2日間の修学旅行はこうして無事に終わり、たくさんの思い出をおみやげに、学校で待っている教員と仲間たちのもとに帰着することができました。

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10月19日

 JR相模線入谷駅から本校までのあいだには水田が広がっており、四季折々の表情を見せてくれます。いま実りの季節を迎え、田んぼには黄金色の稲穂が頭を垂れていますが、10月12日(木曜日)肢体不自由教育部門小学部1年~4年生と中学部は、合同で入谷小学校のみなさんとともに稲刈りの体験をしてきました。6月の「今週の座間支援」で田植え体験の様子をお伝えしましたが、今回もみなさんががんばった様子をお伝えします。まずは学校から田んぼに向かって出発、田んぼでは入谷小学校のみなさんが地元の方のご指導のもとで稲刈りの真っ最中です。そこに小中学部のみなさんが合流し、中学部は、田んぼに入って実際に稲の刈り取り体験をする生徒がいたり、稲を天日干しにするために、グラウンドに用意されたはぜ棒に収穫した稲をかけるはざかけの作業を見学したりしました。小学部のみなさんは刈り取った稲を抱えて、入谷小学校のグラウンドに広げたブルーシートの上へ運びこみ、シートの上で稲穂の先についているお米になる部分に触れたり、入谷小学校の児童のみなさんとお話や握手をしたり、束になった稲穂を渡したりして交流を深めました。刈り取った稲穂の一部は本校に持ってきてもらい、職員用玄関に展示してあります。学校にいらした際にはぜひご覧ください。また、知的障害教育部門本校高等部1年生もこの日稲刈り体験を行いましたので、その様子は後日お伝えします。

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10月17日

修学旅行便りが続きますが、10月5日(木曜日)、6日(金曜日)の2日間で、知的障害教育部門本校高等部(高西)3年生は、横浜・横須賀方面へ修学旅行に行きました。初日の行程は八景島シーパラダイス、宿は三浦半島のマホロバ・マインズ三浦、2日目は横須賀の三笠公園から猿島にわたり、横浜中華街でランチを楽しみ、カップヌードル・ミュージアムの見学という盛りだくさんの2日間でした。快晴となった初日、観光バスで学校を出発し、シーパラダイスに到着、名物の「海の動物たちのショー」でトドへの餌やりを体験したり、水族館で色鮮やかな魚やペンギンの泳ぎを見たり、様々なアトラクションを楽しみました。ホテルでのお昼をはさみ、お土産を買うなどしてシーパラダイスでの時間を満喫しました。この後バスで三浦半島を下り、マホロバ・マインズ三浦に到着、それぞれの部屋で休憩し、そろって夕食をいただき、入浴、部屋ごとにトランプをしたり、テレビを見たりと思い思いに過ごしていました。

2日目も晴天で、ホテルのベランダから静かな朝の海を眺めている人もいました。朝は8時15分に出発ということでテキパキと準備をし、しっかり朝食を食べてバスに乗り込みます。まずは横須賀の三笠公園に到着、桟橋からフェリーに乗船し、猿島に渡ります。猿島は東京湾最大の無人島です。戦時中は日本軍が海上の要塞としていましたが、戦後はアメリカ軍が管理し、1961年日本に返還されました。1995年から横須賀市が管理を委託されてからは散策路などが整備され、映画やテレビ番組のロケ地としても何度も利用されています。島内では自然豊かな散策路をめぐり、途中で現れる昔の要塞の史跡に驚いたり、海岸で打ち寄せる波とたわむれたりしました。フェリーで三笠公園に戻って今度は横浜中華街に向かいます。中華街の揚州飯店では、五目スープ、エビチリ、シュウマイ、チャーハン、肉まん等のコース料理がふるまわれ、たくさんの料理に大満足でした。最後の見学はみなとみらい地区にある、カップヌードルミュージアムです。ここでは自分だけのオリジナルカップヌードルを作ることができるということで、カップを手に入れて自分の好きな絵を描いたり彩色したりして、最後に自分の好きな具をカップに入れてフタをすると出来上がりです。それぞれ自分のこだわりをカップに込めて、お土産として持ち帰りました。こうして2日間の旅行を無事に終えて夕暮れの学校に到着、先生たちと保護者の方の出迎えを受け楽しい修学旅行を終えました。

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10月12日

9月21日(木曜日)22日(金曜日)の両日、知的障害教育部門高等部 相模向陽館分教室の3年生は箱根方面へ修学旅行に行きました。初日は雨模様の天候でしたが、無事に大型観光バスで出発し、箱根の金指寄せ木工芸館に向かいます。ここでは箱根の伝統工芸である「寄木細工」を体験できます。ひし形28個・三角形12個を好きなように並べて世界にたったひとつ、自分だけのオリジナル寄木細工コースターの作成にチャレンジしました。事前にどんなコースターにするか構想を練っていたので、集中して作業に取り組み、素敵な作品を作り上げることができました。

バスに戻ると風雨が強くなってきたので、箱根神社の散策は取りやめ、早めのお昼にしました。芦ノ湖がよく見える眺めの良いお店でお腹いっぱいお昼を食べ、バスで大涌谷・箱根ジオミュージアムに到着、ここではいまだに火山活動を続けている大涌谷の自然情報の紹介の他、芦ノ湖の逆さ杉、神代杉、火山地形模型やアンカー工など触れることができる実物展示があり、担当の方から箱根の火山活動についてわかりやすい説明をしていただきました。大涌谷の秘密を知ったうえで、実際に足を運んでその様子を見たかったのですが、風雨が強く断念、バスで湯本富士屋ホテルに早めに入り、お部屋で休憩後フレンチの夕食を取り、テーブルマナーの学習を行いました。次々に運ばれる料理はどれもおいしく、仲間と格別な時間を過ごせました。

 翌日2日目は生命の星地球博物館の見学です。館内は地球誕生から現在までの46億年にわたる地球の歴史と生命の多様性を、時間の流れを追ってわかりやすく展示していて、恐竜の化石、実物大の動物のはく製、昆虫の標本等が展示されています。一つひとつの展示がとてもリアルで、目の前にあるはく製の動物の迫力に驚く様子が見られました。最後に立ち寄ったのは鈴廣かまぼこ博物館、箱根駅伝では復路の中継所としても有名ですね。ここはかまぼこ工場の見学や職人さんの指導によるかまぼこ手づくり体験教室などかまぼこについて楽しく学べる体験型のミュージアムです。職員さんの指導のもと、自分のオリジナルのかまぼことちくわづくりに挑戦しました。作業前に清潔なビニールエプロンと帽子をかぶって準備します。かまぼこは魚のすり身をかまぼこ用の包丁で板の上にのせて形を整えます、ちくわは竹の棒にすり身を巻いていき、炭火の上であぶって焼くと、その場で手作りの熱々のちくわを食べることができます。また、かまぼこは別のオーブンで焼いて、お昼をいただいている間に完成、バスで出発する前にそれぞれに手渡されました。さて、旅行最後のお昼ご飯は、鈴廣かまぼこ博物館の道路の向かい側にあるバイキングレストラン「えれんなごっそ」でいただきました。小田原・箱根の四季折々の豊富な海山の食材の「いろいろなごちそう」を楽しめるバイキングレストランです。それぞれが食べられる分量を考えて、好みの食材を選んで楽しくおいしくお昼のひとときを過ごしました。

こうして無事に2日間の行程を終え、分教室に戻りましたが、往復のバスの中もクイズや歌で大いに盛り上がりました。今回の仲間との楽しいひとときは、3年生にとってかけがえのない思い出になるのではないでしょうか。

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10月10日

10月6日(金曜日)知的障害教育部門高等部有馬分教室1年生は、防災学習として神奈川県総合防災センターを訪れました。事前に「災害から身を守れ!」というテーマで、地震や風水害、火事、土砂災害など様々な災害の発生するメカニズムと発生時の安全確保などについて学習をしてきました。今回の神奈川県総合防災センターでは、災害体験ができるので生徒たちはとても楽しみにしていました。電車とバスを使って現地まで到着し、まずは地震体験をしました。震度7の揺れの中、映像を観ながらどういう体勢で身を守るかを学習しました。生徒たちは揺れの大きさと時間の長さに驚き、感想では一番印象的だったようです。次は風速30メートルの風を前から受ける体験です。安全バーにしっかりつかまりながら必死に耐え「息苦しいほど風が強かった!」という声も出ていました。火事の煙の中から避難する体験、消火器を使った消火体験、防災シアター観賞の後は、グループ別で館内を回りました。通報体験は水難事故や火事の通報を公衆電話から行う体験です。119番に電話をかけてからどんなことを聞かれて伝えるのか、正しく伝えられるまで何度もチャレンジする姿が見られました。見学を終え、帰りは有馬分教室まで徒歩で移動です。地震、水害時に危険なところ、避難できる場所、飲食物のある場所などをグループで実際に確認しながら地図にチェックをし、防災マップを作りながら歩きました。今後も防災学習を継続し、非常食を実際に作って食べてみる学習などを行う予定です。

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10月6日

実りの秋ですね。肢体不自由教育部門高等部では、野菜スタンプで美術作品を制作しましたので、その様子をお伝えします。

今回の美術では、高北の生徒の皆さんが「ピザ屋さん」の店員となり、4等分された画用紙のピザ生地に、思い思いの野菜のスタンプをおしてピザを完成させるという学習に取組みました。まずはスタンプにする野菜の形や香りを確かめたうえで、サツマイモ、カボチャ、ゴボウ、キノコ、ピーマンといった野菜をピザ生地にどう配置するかを考えながら、スタンプにする野菜に絵の具をつけ、ピザ生地の上に次々に押して行きました。中には白い画用紙を最初に黄色で彩色して溶けたチーズを表現する生徒もいました。それぞれができあがった自分のピザを発表して、他のピザと合体させると、素敵なクォーターピザが出来上がりました。1人の作品が4つ合わさって1枚のおいしそうなピザになり、その組合せを変えるとまた別の作品になる面白さに生徒の皆さんも興味津々でした。

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10月5日

9月29日(金曜日)歯科衛生士さんが来校し、児童生徒への歯科保健指導が行われました。今回は歯科衛生士さんといっしょに学習した肢体不自由教育部門小学部での様子をお伝えします。小学部低学年の教室では、ペーフサートを使って、食べることが大好きな男の子とむし歯のバイ菌のお話をしてもらいました。むし歯にならないように、食べたら歯をしっかり磨くことをわかりやすく教えていただきました。また、4年生の教室では、歯科衛生士さんが児童の顔のマッサージをして、口を開きやすくしてから、口の中と歯の様子を見てもらいました。歯ブラシでやさしく口の中をきれいにしてもらうと、みんな気持ちよさそうに口を大きく開けていました。食事の後は口の中をきれいにして、歯を大切にしていきたいですね。

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10月2日

9月28日(木曜日)~29日(金曜日)知的障害教育部門高等部有馬分教室3年生は、箱根方面へ一泊二日の修学旅行に出かけました。1日目、最初の体験学習は、箱根の伝統工芸である寄木細工のコースター作りです。一人ひとり違うオリジナルの模様に仕上がりました。芦ノ湖産のワカサギを使ったフライの昼食を済ませ、箱根の関所の見学をした後は黄金の海賊船「クイーン箱根号」に乗って秋の風を感じながら桃源台へ。そこからロープウェイに乗って大涌谷へ向かいました。いろいろな乗り物に乗る体験も今回の旅行の楽しみの一つです。大自然の迫力に感動しながらも、名物の黒たまごや黒いソフトクリームなどを味わう生徒もいました。ホテルに着くと、夕食はシャンデリアの輝く会場にてフランス料理のフルコースです。背筋を伸ばして着席し、テーブルマナーに少し緊張しながら美しい料理を目と舌で楽しみました。普段は苦手としている食べ物も「この野菜は甘みがある!」「お肉がすごく柔らかい!」などと一口味わうごとにたくさんの感想がありました。素材や調理法、盛り付けなどにも興味をもって、ゆっくりと食事の有難さに向き合えた時間になったと思います。ホテルの部屋では、友達とトランプなどをして楽しむ様子がありました。 2日目は、箱根湯本の駅前通りをグループごとに散策をしました。事前にどこの店に行くか話し合いをしていましたが、実際に歩いていると入ってみたい店がたくさん見つかり、そのたびに仲間と声を掛け合いながら散策をしていました。お土産の購入も大切な学習です。お財布の中身とレシートの金額を確認し、お小遣い帳に記入しました。旅の最後は、パターゴルフ体験です。山の斜面を利用した起伏のあるコースや木や石を使ったコースなど自然いっぱいのコースを回り、皆、練習の成果を発揮できていたようです。今回、生徒たちが持ち歩いていた「修学旅行のしおり」には、自分の感想を書く欄の他、「友達のいいところ」を書く欄があり、どの生徒のしおりにもたくさん書き込まれていました。大切な仲間とこれからも素敵な思い出をたくさん作ってほしいと願います。

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