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更新日:2023年12月1日

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今週の座間支援(令和5年11月)

11月30日

11月22日(水曜日)知的障害教育部門高等部有馬分教室1年生は、防災学習の一環として非常食の調理を実施しました。今回調理をしたのはお湯を入れてかき混ぜ、15分待つと出来上がる山菜おこわです。ほとんどの生徒が非常食を作るのは初めての体験でした。「避難所で調理をする」という場面設定で、調理器具はお湯を入れたポットのみです。身支度を済ませ、手洗いと消毒の後、調理は袋の裏面に書いてある作り方の説明書きを真剣に読むことから始めます。一人ずつ慎重にお湯を容器の中の線まで入れてよく混ぜました。試食するときには「あっ、いいにおいがする」「温かくておいしい」「最近の食品を加工する技術はすごい」などの感想を言う生徒がいました。避難所の中で食事をするときのマナーなども学習しました。今年度1年生が学習した防災学習は一人ずつ1冊の冊子にまとめています。今後の防災に役立つ一冊となることでしょう。20231201.jpg

11月28日

11月21日(火曜日)、日本教育公務員弘済会神奈川県支部主催のコンサートが校内で行われ、和太鼓演奏を中心に活動されている「和太鼓三宝会」による演奏を鑑賞しました。コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、これまで体育館に多くの児童生徒を集める集会の実施については見合わせてきましたが、今回は小学部、中学部、高等部の児童生徒が体育館に集まり、その迫力ある和太鼓の響き、澄み切った横笛の音色、そして軽快な獅子舞を楽しみました。また、お獅子がそばに寄ってきてあたまを噛んで、悪いことを食べてくれるのも楽しく、二匹のお獅子に笑顔であたまを向ける児童生徒がたくさんいました。コンサートの終わりには児童生徒の代表からお礼の言葉と作業班で作った製品をプレゼントしました。和太鼓三宝会のみなさま、素晴らしい演奏をありがとうございました。

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11月27日

11月20日(月曜日) 知的障害教育部門高等部有馬分教室1年生と相模向陽館分教室1年生は交流会を実施しました。1学期からリモートで話し合い活動などを続けてきましたが、今回は有馬分教室を会場にし、初めて実際に集まって行う交流会でした。始めは「リモートのときに〇〇をしたのは私です!」などとリラックスした雰囲気で思い思いの自己紹介をし、その後はそれぞれの分教室で準備をしてきたレクリエーションで楽しみました。有馬分教室からは「イントロクイズ」を出し、新旧を混ぜたいろいろなジャンルから曲が出題され、グループで得点を競いました。相模向陽館分教室からは「帰れまテン」というゲームで、「給食のメニューといえば何でしょう」のようにお題が出され、一人ひとりが答えを紙に書き、グループの中で同じ答えがあれば得点になります。5人全員が同じ答えを書いたグループもあり、みんなが気持ちを一つにして答えているのがわかりました。ゲームの後はお弁当を一緒に食べ、たくさん話をして盛り上がりました。話し合い活動やみんなのことを考えてゲームを企画することなど学ぶことの多い体験になりました。「また今度会うのが楽しみ」という声もあり、今後も充実した交流が続けられるとよいと思っています。

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11月22日

11月14日(火曜日)、PTAの厚生委員さん3名の方に相模向陽館分教室へご来校いただき、PTA会費でご購入いただいたビオラ30株とネメシア30株を彩りよく配置して植えてくださいました。お天気も良く陽射しが降り注ぐ中で、さびしかった花壇がとても華やかに彩られました。ありがとうございました。

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11月20日

7月に中学部で植え付けを行ったトウガラシは、夏の暑さにも負けずスクスクと成長し、先日、畑で収穫作業を行いました。収穫の方法は、移植ごてを地面にさし、トウガラシの苗にひもをかけて、これを引き、苗全体を土から引っ張り出すというものです。この時のかけ声が重要で、最初に「よいしょ!」といって移植ごてをさし、みんなで声を合わせて「せーの!」と言って、最後は「トウ!」で一気に引き抜きます。中学部の生徒はそれぞれのやり方で次々に色鮮やかな赤いトウガラシを引き抜きました。これを中学部の教室の窓の外につるして乾燥させ、そののちに袋詰めを行う予定です。

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11月17日

11月2日(木曜日)、小学部4年生5名はJR相模線を利用して、ららぽーと海老名への校外学習を行いました。その様子をお伝えします。当日はとても良い天候に恵まれ、学校から入谷駅まで気持ちよく歩いて向かいました。

駅に着いたあと、ホームで一人ひとりが交通系ICカードをタッチして、電車に乗る手続きをしました。電車に乗ると車窓からは学校周辺の秋の景色が垣間見えましたが、すぐ隣の駅なのであっという間に海老名駅に到着です。駅員さんにICカードを見せて改札を出て、ららぽーとに向かいます。まずは2階の雑貨店で、好きなハンカチを購入、何枚もハンカチを見て、色やデザインの良いものを先生と選び抜いて、納得の1枚を買うことができました。お店の方に品物とカードを出して、ピッと会計してもらいました。買い物の次はフードコートでお昼御飯です。エレベーターで3階に上がると、そこはにぎやかなフードコート、持ってきたおいしいお弁当をいただきます(先生たちはお店で注文しました)。つぎはいよいよお楽しみのデザートです。ららぽーと内の某有名コーヒー店でみんなが注文しました。注文カウンターでほしい品物を指さしたり、カードやトーキングエイド(音声再生機器)で伝えたりとやり方はそれぞれでしたが、支払いは全員がICカードでスマートに済ませました。ジュースや、ミルク、フラペチーノ等のおいしい飲み物でみんなご機嫌になり、ららぽーとを後にしました。帰りの電車の乗降もすっかり使い方に慣れたICカードで済ませ、入谷駅から学校に戻りました。素敵なハンカチをおみやげに楽しい校外学習を終えました。

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11月16日

本校では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年度まで児童生徒同士の授業時間での交流を見合わせておりましたが、今年度より、教育課程や学部を越えた児童生徒同士の交流を少しずつ再開しています。今回は10月6日に行われた肢体不自由教育部門高等部(高北)生徒と知的障害教育部門高等部本校(高西)2年生との交流の様子をお伝えします。高北と高西の生徒会役員は夏休み明けから、交流の内容や当日のプログラムについて打合せを重ね、本番の日を迎えました。まずは高北と高西の生徒で4人~6人程度の合同チームを作ることから始め、最初の高西プレゼンツのイントロ当て3択クイズを戦いました。出題される曲はほとんどがいま流行りの曲でしたが、イントロが流れるとチーム内で相談して正解を連発するチームがいくつもありました。続いて高西の出し物のトーンチャイム演奏です。今回は森山直太朗さんの『さくら』を披露し、高北生徒の大きな拍手を受けていました。最後に高北プレゼンツの「ジャンケン列車」を行いました。生徒同士がジャンケンをして、負けた人は勝った人の後をついていくこのゲームでは、最初にあいさつと自己紹介をして勝負をします。勝利を重ねた人同士は、音楽が鳴っている間は歩き続け、音楽がストップしたところで近くにいる人とジャンケン勝負をします。勝負に負けた人(グループ)は、勝者のうしろについて歩き続け、そして最終的には二つのグループが雌雄を決するというものです。最後の勝負は体育館の真ん中で行われましたが、勝負の前には双方の代表者のうしろで応援する人たちが大歓声をあげて勝負を盛り上げました。こうしてゲームを通じてお互いを知り合い、交流することができました。今後も様々な形で交流が行われますので、その様子をお伝えしていきたいと思います。

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11月13日

10月30、31日の両日に小学部5,6年生7名は横浜あゆみ荘へ宿泊学習に出かけました。本日はその様子をお伝えします。良い天候に恵まれた初日、2台のスクールバスで学校を出発、11時00分にはあゆみ荘に到着し、荷物をバスから降ろして、早速カレーライスのお昼ご飯をいただきました。お昼の後は広い研修室でレクリエーション、ハロウィンが近いということで歌やダンスで盛り上がり、トイレットペーパーの綱引き大会を開催、トーナメントで対戦しチャンピオンを決めました。お互いにトイレットペーパーを交差させて引っ張り合います。ペーパーが切れずに残った方が勝ちということで、先生たちの応援を受けていくつも名勝負が繰り広げられました。表彰式ではハロウィンのお化けさんから賞品をいただきました。夕方にはお風呂の支度をし、広いお風呂場でゆったりと湯ぶねに入りました。入浴後に気持ち良くなった後にはお楽しみの夕食です。ハンバーグを中心に柔らかく仕上げた洋風のお膳料理をおいしくいただきました。夕食後はお部屋に戻って就寝の準備です。お家とは違う環境ですが、先生とおやすみの準備をしながら、ゆっくりと過ごし、就寝時刻にはみなさん静かに眠りに就きました。

2日目、快晴の朝、お部屋で着替えを済ませ、レストランで朝ご飯をいただきます。この日のメニューはお魚を中心としたやわらか膳です。夕食と同じくのみこみやすいミキサー食もあり、それぞれがおいしく朝ご飯をいただきました。食事の後はあゆみ荘の周辺の散策と機能回復訓練室でダンスをして、楽しかったあゆみ荘での活動を終えました。スクールバスで学校に戻ってからは、給食をたべて、午後はゆったりと過ごし下校となりました。楽しかった宿泊学習、たくさんの思い出をおみやげにできたことでしょう。

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11月10日

11月7日(火曜日)、知的障害教育部門高等部有馬分教室では実習報告会を実施しました。校内実習の電子機器工場では、期間中に556台解体し、CD・DVD工場では大きなケース60箱分を分別することができたという報告がありました。どちらも6月に実施したときより出来高が伸び、ひとり一人が集中して作業に取り組む時間が増えたことがわかります。その他、企業からお預かりしている実習材をより丁寧に扱う意識をもつことや報告・連絡の声をもう少し大きくはっきりと話すことなどの全体に向けた課題が伝えられました。個人の発表では、より具体的な目標とそれに対しての達成度はどうであったかを報告し、今後の学校生活で改善するために頑張ることを、堂々と発表することができていました。報告会の後、1年生の教室では、次に実習をしてみたい仕事について友達と話す様子が見られ、今後の進路を考えていく材料になりました。今回学んだことをこれからの学校生活で実践し、目標に向けて努力してほしいと思います。

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11月8日

知的障害教育部門高等部相模向陽館分教室では、10月30日(月曜日)~11月10日(金曜日)の2週間にわたり秋の現場実習および校内実習に取組んでいます。

 本日はその校内実習の様子をお伝えします。向陽館分教室では、現場実習に出る生徒が多いため、校内実習として、1年生と現場実習の時期ずれで校内に残っている2,3年生が合同で1つの作業に取り組んでいます。校内実習チームは「KBS(向陽館ビジネスサポート)」という名称のもと、企業からの受注作業として、前半は害虫対策用の誘引剤のシート分別作業、後半は贈答品用の箱折り作業に取組みます。今回の実習から新たに取り入れた点として、身だしなみチェックとリフレッシュタイムがあります。身だしなみチェックは、作業開始前にペアを作ってお互いの身だしなみをチェックするもの、リフレッシュタイムは全体での休憩時間の他に各自好きな時間に5分間の追加休憩を必ず取るというものです。どちらも生徒の自主性をのばし、卒業後の社会的な自立を見据えて行うものです。始まったばかりの取組ですが、生徒達はしっかりと取り組んでいます。誘引剤のシートの分別は、箱詰めされた誘引剤シートから、不要なビニールシートを抜いて、再び箱詰めして企業に納品するというもので、生徒各自が箱からシートを取り出して枚数を数えてシートを抜いて、また箱に戻すことを繰り返します。そのやり方は生徒自身がやりやすいように自分で決めていて、取り出したシートを並べるのに段ボール箱や、プラスチックの仕切りのある箱を使ったりとそれぞれが工夫して作業を進めています。実習前半の作業は1人で完結する作業ですが、実習後半の箱折り作業はチームで行う作業になるので、仲間と力を合わせて目標を達成できるようにがんばってください。

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11月7日

10月23日(月曜日)~11月2日(木曜日)の2週間、本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)、知的障害教育部門高等部(高西)、有馬分教室は、秋の現場実習および校内実習に取組みました。

 本日は知的障害教育部門本校高等部のDVD解体班の様子をお伝えします。この班では、DVDだけでなく、音楽CD,ゲームソフト、パソコンのソフトでディスク状になっているソフトの分解と分別を行いました。様々なソフトがいくつものケースに山盛りになって工場に持ち込まれ、その一つひとつをディスク、カバー、解説書等に分別していきますが、班員は目の前にあるソフトがCDなのか、DVDなのか、あるいはゲームソフトなのかを見極める必要があり、またカバーや解説書も単なる紙なのか、紙にビニールがコーティングされているのかでも分別先が異なるので、非常に集中力が求められる作業です。分別する速度や正確さも日ごとに高まり、ケース内のソフトがなくなると、自分たちでソフトの保管場所までケースを取りに行くことも当たり前にできるようになりました。班員のみなさんは、実習最終日まで集中して作業に取組んでいました。

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11月6日

10月31日の「ハロウィン」は、日本でもすっかり年中行事として定着しているようですが、本日は小学部低学年のみなさんが、魔女や妖精に変身してハロウィンを楽しんでいた様子をお伝えします。 まず、教室でそれぞれが魔女や妖精の衣装を着けてから、ハロウィンの音楽に合わせてダンスをして気分を盛り上げ、1階に移動します。事務室や保健室の先生にあいさつをして回り、最後に中学部にお邪魔してお兄さんお姉さんたちと楽しい時間を過ごしました。中学部でもかわいらしい魔女や妖精さんたちを笑顔で大歓迎してくれました。

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11月2日

 10月23日(月曜日)~11月2日(木曜日)の2週間、本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)、知的障害教育部門高等部(高西)、有馬分教室は、秋の現場実習および校内実習に取組んでいます。

 本日は肢体不自由教育部門本校高等部の校内実習の様子をお伝えします。6月の実習と同様に、高北では班を2つに分けて実習に取組んでいます。1つはポプリを作る「ポプリン」と市販のCD、DVD、パソコンソフト等の分解とアラミド繊維ほぐしに取組む「座間ひまわり株式会社ZSInc.」です。高北は現場実習でがんばっている方もいますが、校内の実習に取組む人たちもやる気に満ち溢れています。ポプリンでは、コーヒーフィルターの真ん中にポプリンの刻印を押し、香料を入れ、ホッチキス留めし、最後に袋詰めをします。それぞれの担当者が教員と協力して流れ作業で製品を仕上げていきます。「座間ひまわり株式会社ZSInc.」では、ソフトの分解とアラミドほぐしのそれぞれの担当者が作業に懸命に取り組んでいました。本日が実習最終日となりますが、最後までがんばってください。

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11月1日

 10月23日(月曜日)~11月2日(木曜日)の2週間、本校の肢体不自由教育部門高等部(高北)、知的障害教育部門高等部(高西)、有馬分教室は、秋の現場実習および校内実習に取組んでいます。

 本日は知的障害教育部門本校高等部のタオル班の様子をお伝えします。タオル班は北棟2階の1,2年生の教室を工場として使用しています。今回の校内実習では、6月の実習でも取り扱ったおしぼりタオルのリサイクルを行います。様々な場所で使用されたおしぼりタオルは回収され、きれいに洗濯して乾燥させて学校に持ち込まれます。大きなビニール袋にたくさんの回収されたタオルがそのままの状態で置かれます。各工場ではこのおしぼりタオルを1枚ずつ手のひらでしわをのばして、10枚の束にします。検品報告を経て、しわのないきれいなタオルの山がたくさんできあがります。これをビニール袋に33枚ずつ入れて実習材を提供してくださった企業に返却します。この実習では、集中して丁寧な作業を続けること、1回の作業ごとにしっかりした報告を行うことを大切しています。また班員同士で協力して枚数を数えたり、袋詰めをする様子も見られました。班員のみなさん、実習最終日までがんばってくださいね。

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