更新日:2023年10月31日

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令和5年10月

 

0月30日(月) 2年生対象修学旅行事前学習会について 

 今日の午後は、体育館において、広島平和記念資料館の被爆体験伝承者の石綿浩一さんをお招きして、平和学習を行いました。 

石綿さんは、小学生の頃、教科書に出てくるキノコ雲を見たことがきっかけになり、ボランティアで被爆体験伝承者となったそうです。 

私は、今年の8月6日午前8時15分、広島県の平和記念公園で平和記念式典に参加しました。 

77年前、推定14万人の方々が亡くなりました。熱戦、爆風、放射線が原因でなくなりました。 

なぜ、広島に原爆が投下されたのか、それは兵隊や物資を海外に送り出す拠点が広島だったからだと言われています。 

修学旅行で、ぜひ、平和記念資料館で、戦争がもたらしたものを見てきてください。 

保護者の皆様、11月1日からの修学旅行中の様子は、引率している教頭より、随時、ホームページで状況が報告される予定ですので、楽しみにしていてください。 

 

10月21日(土) オープンスクールについて 

 生徒の皆さん、今日は土曜日ですが登校してもらいました。保護者の皆様、そして、中学生に綾瀬高校はどんなところかを見てもらうためです。 

生徒の皆さんは、中学生にあいさつ、そして優しい言葉をかけましたか? 

綾瀬高校の生徒の皆さんの良さは、挨拶ができて、優しい言葉をかけることができることだと思っています。 

かなり前に、言葉はブーメラン、自分の発した言葉は、そのまま返ってくるという意味です。 

優しい言葉を心がけていれば、友達や先生がたから優しい言葉が返ってくるのですよ。 

私は、生徒の皆さんの登校時間に昇降口に立って、「おはよう」とあいさつをするように心がけています。 

綾瀬高校の生徒の皆さんが、今日も一日、元気で過ごせますようにと願いをこめての「おはよう」なんですよ。 

照れ屋、シャイな生徒さんは、下を向いて教室に行ってしまうこともありますよね。 

シャイな生徒の皆さんも「おはよう」と返してくださいね。待っています。 

 

10月20日(金) 中1・2対象インクルーシブ教育実践推進校説明会について 

 今日の午後は、視聴覚教室において、インクルーシブ教育実践推進校、特別募集についての説明会を実施しました。 

中学1年生、そして2年生、保護者の方々がたくさんいらっしゃいました。 

インクルーシブ教育実践推進校として、障がいの有無にかかわらず、すべての生徒にとって、わかりやすい教育活動、わかりやすい学習環境、わかりやすい授業を目標にしていることを説明させていただきました。 

すべての生徒にユニバーサルデザインという考え方のもとに教育活動を実施していくことは、容易なことではないと思っています。 

しかしながら、ひと昔前に、「障害者トイレ」と言っていたトイレは、現在、「多機能トイレ」「みんなのトイレ」に変化しています。 

誰にでもわかりやすくて使いやすい施設や器具を普及させていくには、たくさんの時間を要すると思います。 

生徒の皆さんの力で、ぜひ、少しずつユニバーサルな世の中にして欲しいと思います。 

 

10月18日(水) 授業観察について(2) 

 生徒の皆さんがどのように授業を受けているのかを教室等に行って見ています。 

今日は、1年7組の「現代の国語」、森山先生の授業を見てきました。 

「言語としてのピクトグラム」がテーマで、日本とヨーロッパで公共交通機関に掲示されている公共サインの違いを、生徒のみなさんに考えてもらう授業でした。 

昨日は、「日本大通り駅」を利用しました。日本語、英語、ハングル語、中国語の表記があり、たくさんの言葉があり、「外国の方にとってはわかりやすいのかな?」と思っていました。 

ヨーロッパは絵文字、ピクトグラムで公共機関等を表現しているそうです。生徒のみなさんの授業で学びました。これは、きっと、ヨーロッパにはたくさんの国があり、たくさんの言語もあり、文字で表現することが難しいからだと私なりに想像しました。 

生徒の皆さん、綾瀬高校の廊下にもたくさんのピクトグラム、絵文字がありますよ。 

誰もがわかるピクトグラム、すてきですよね。漢字がわからない人もたくさんいるのですよ。 

逆に、国際主流の言語である英語がわからない、理解できない私もいるのです。すべてが英語表記であったら、私にはわかりません。 

少しでも、「わからない」ことが少ない社会を目指したいですよね。 

【 人数制限のピクトグラム 】 

 

 

 

 

 

ピクトグラム

 

10月16日(月) 劣等感について

 生徒の皆さん、「どうせ私は頭が悪いんだ。テストはいつもいい点がとれない」となげいてはいませんか。

 心理学者であるアドラーは、劣等コンプレックスを次のように定義づけしています。

劣等コンプレックスとは「自分が劣等であることをひけらかして、人生で取り組まなければならない課題を避けようとすること」であると。

 アドラーによれば、「私は馬鹿だから」「私は不器用だから」「●●生なんだから」というような言葉で言い放ってしまえば、他の人から何か言われることは少なくなります。

 劣等感は、「できないことをできるようになりたい」という気持ち、つまり向上心を生み出すとされています。

 もし、自分のことを「私は頭が悪いんだ」と思うのであれば、それをバネにして、向上心につなげていきましょう。

 今のできない自分に焦点をあてるのではなく、できるようになった自分を想像してみてください。

 今よりもテストで良い点をとっている自分、ピアノを上手にひいている自分、早く走っている自分、目標を達成できたらどんな気持ちになっているのでしょうか?

 私たちには、何かしら「頑張った」記憶はありますよね!

 劣等感は悪い感情ではありません。劣等感を味方にして、そして、自分を成長させてくれる建設的な感情なのですよ。

10月12日(木) 体育館の屋根の修理について

 生徒の皆さん、体育館の屋根の修理にあたり、いろいろなことで不便な思いをさせて申し訳ありません。

3年生は、修理の関係で、駐輪場を移動してもらいました。

生徒の皆さんの協力で、12月末には、体育館の屋根の修理も終わる予定です。

さて、職員玄関(事務室前)と校長室の入口に、素敵なデコレーションがあります。

技能員の貫井さんが飾ってくれました。

生徒の皆さん、ぜひ見に来てくださいね。

 

10月11日(水) 授業観察について

 後期に入って、生徒の皆さんがどのように授業を受けているのかを教室等に行って見ています。

授業を「つまらない」なんて思わないでくださいね。授業を「おもしろい」と感じて欲しいと思っています。

前期終了時に放送で、私は、「時間は私も生徒の皆さんも同じです。楽しい時間を過ごしてください。時間を無駄にしないでくださいね。」と。

生徒の皆さん、毎日を楽しいでいますか?

時には嫌なこともあると思います。嫌なことは一生続きませんよ。

私は、「竹内まりや」の「人生の扉」を聞いてから、秋には京都に紅葉を見に行くのが楽しみです。今年は東福寺のモミジを見てこようと考えています。

生徒の皆さんも、楽しみながら高校生活をおくってくださいね。

10月5日(木) 勇気とは

 生徒の皆さん、前回、「生徒を勇気づける教員でいたい」の中で心理学者のアルフレッド・アドラーについて、ほんの少し話をしました。

心理学者のアルフレッド・アドラーの考える心理学を「アドラー心理学」と言います。

アドラー心理学は別名、「勇気づけの心理学」とも言われています。

アドラー心理学では、「勇気」を次のように定義しています。

・勇気とはリスクを引き受ける能力

・勇気とは困難を克服する努力

・勇気とは協力できる能力の一部

そして、アドラー心理学では「勇気づけ」を「困難を克服する活力を与えること」としています。

生徒の皆さんには、たくさん良いところがあるのです。ただ、生徒の皆さん自身がわかっていない、理解していないだけだと思っています。

 生徒の皆さんが自分の良いところを発見できないようであれば、お手伝いします。

 生徒の皆さん、寂しくて困った時には校長室に来てくださいね。

、インクルーシブ教育、日本はまだまだ遅れていると言われています。ぜひ、一緒に考えてみませんか。

 校長室でお待ちしています。

 

10月4日(水) 生徒を勇気づける教員について

 生徒の皆さん、心理学者のアルフレッド・アドラーを知っていますか?

先日、私が教員になって間もないころに読んだ「子どもの教育」と言う本を読み返してみました。この本は、心理学者のアルフレッド・アドラーが著した本です。

アドラーは「ほとんど聖なる義務と言ってもいい教師の最も重要な仕事は、どの子どもも学校で勇気をくじかれることがないように、そして、すでに勇気をくじかれている子どもが学校と教師を通じて、再び自身を取り戻すよう配慮することである。」と言っています。

この本を読んだ20歳代の私は、「生徒を勇気づける教員になる」と誓ったのです。

今も、その気持ちは変わりません。

私は、特別指導を受ける生徒と10分程度、話すようにしています。そして、必ず同じ質問をします。「〇〇さんの、良いところ(長所)は何ですか?」と。

そして、多くの生徒が、このように応えます。「私に、良いところはありません」と。

私は、特別指導を受けている生徒に「一緒に、〇〇さんの良いところをさがそう」と。

そして、10分程度の短い時間ではありますが、生徒と一緒に良いところさがしをします。例えば、「〇〇さんは、心で思ったことを言葉で表すことができるね」

「〇〇さんは、挨拶を大きな声で言うことができるね」

「〇〇さんは、大きな声でハイと返事できるね」

「〇〇さんは、相手の目を見て話を聞くことができるね」

 おそらく、こんなことが良いところなのと生徒の皆さんは思うのでは・・・。しかし、「良いところはない」わけではないことを知って欲しい、勇気づけたいと思っているのです。

 生徒の皆さん、寂しくて困った時には校長室に来てくださいね。

 

10月2日(月) インクルーシブ研修会について

 生徒の皆さん、6時間目にはZOOMでしたが、デンマーク在住の片岡豊さんの「デンマークにおけるインクルーシブ教育について」を聞くことができました。

 いかがでしたか?きっと生徒の皆さんは、ZOOMではなく、直接、体育館で聞きたかったと思ったのでは・・・。

 さて、約10年前にデンマークではありませんが、同じ北欧にあるスウェーデンの高校を訪問したことがあります。本当に驚きました。高校の中に、ホテルのキッチンのような調理室が整備され、教員だけでなくプロの調理師の方が教えていました。

 私が訪問したスウェーデンの高校は、設備や教育課程等の点で、日本で例えるなら、総合学科が一番近い存在だと思います。ただし、設備や教育課程等において日本が不十分であることは知っておいてくださいね。

 ハンディのある生徒さんには、同じ高校に在籍する高校生が相談相手になるチューター制度がありました。

 生徒の皆さん、インクルーシブ教育、日本はまだまだ遅れていると言われています。ぜひ、一緒に考えてみませんか。

 校長室でお待ちしています。