更新日:2023年1月31日
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1年生の生徒の皆さん、本日は、「綾瀬市へのプレゼンテーション」を聞かせてもらい、とてもうれしかったです。綾瀬市役所から川島課長、佐藤副主幹もお出でいただきました。お忙しいところ綾瀬高校にご来校いただきありがとうございました。
先週、クラスでの発表で選ばれた9つのチーム、どのチームも落ち着いて330名の前でプレゼンテーションしていました。
体育館という広い場所、そして、大勢の前で話すことは、緊張しますよね。でも、プレゼンテーションの練習をたくさんしたことで緊張は半減したのではないでしょうか。
私も、校長として生徒の皆さんの前で話をするときは緊張します。実は、生徒の皆さんの前で話をするときには、生徒の皆さんに伝えたいことをメモに書き出します。そして、伝えたいことに優先順位をつけて、一番伝えたいことを、最初と最後に2度伝えるようにしています。
昨日のプレゼンテーション、校長からの講評で生徒の皆さんに伝えたように、9つのチームが訴えたかった事をメモにとり、キャッチコピーをつけてみました。
「人生ラクラクパック、綾瀬」
「パーク、パーク、パーク、パークでエンジョイ綾瀬」
「日本一、頭の良い子どもが育つ綾瀬」
「電動自転車日本一のまち、綾瀬」
「日本一震災に強い綾瀬」
「日本一、ベビーカーの走る街、綾瀬」
「バックストリートMAP裏道MAPのある綾瀬」
綾瀬市のプレゼンテーションなので、すべてのキャッチコピーに「綾瀬」を入れました。
生徒の皆さんは、根拠を明確にして課題点も明らかにしていましたね。
さて、生徒の皆さん、星野先生も言っていましたが、プレゼンをする時に、下を向いてスマホのメモを見ていると、相手に訴えかける力は弱くなると思いませんか。
誰でも最初は緊張するけど、相手の顔を見てプレゼンをしましょう。練習あるのみです。
大勢の人前で話すことが苦手な人が多いはずです。でも、大丈夫です。綾瀬高校の総合的な探究の時間で、着実にプレゼン力は培っていくはずです。
高校卒業後、大学や専門学校、そして就職のための試験、そして社会人となった時に、その力は役立つはずです。
生徒の皆さん、昨日は先生から「学校を脅迫するFAXが届いたので、不審者や不審者等を発見した際は、絶対に触れたりせずに近づかず逃げなさい」という話があったかと思います。
私たち職員も、不審者や不審物がないか数回の巡回を行いました。綾瀬高校を含め、県内の公立高校や私立高校にも同様の脅迫状が届いたとのことです。
(埼玉県、大阪府、徳島県などの高校にも同様のFAXが届いたとのことです)
県の教育委員会の指示のもと、綾瀬高校では、安全確認を行い通常通りの授業を行いました。(体育の持久走は中止としました)
生徒の皆さん、引く続き不審者や不審物などを発見した際には、絶対触れたりせずに、近づかず逃げてください。そして、近くにいる先生や職員室にいる先生に連絡してください。
この件に関しては、いまだ犯人が検挙されていないので、引き続き校内外の点検を行い安全確保に努めていきたいと思います。
先日、二宮和也主演の映画「ラーゲリより愛を込めて」を観てきました。「ラーゲリ」とは、太平洋戦争後のシベリアの強制収容所のことです。約60万人の日本人が不当に抑留(人を無理やりとどめておくこと)されていました。「ラーゲリより愛を込めて」は実話だそうです。映画の最後の場面では主人公である山本幡男の遺書を妻である山本モミジが聞く姿の場面では涙がとまりませんでした。
私は、昨年の夏休みに京都舞鶴市にある「舞鶴引揚記念館(まいづるひきあげきねんかん)」に行ってきました。舞鶴は戦後13年間にわたり、多くの引揚者(ひきあげしゃ)が船で到着した場所です。そのため、シベリアでの強制収容所の様子を残すために記念館があります。記念館には、マイナス30度の世界で着ていたコート、ブーツ、水筒、強制労働の様子を描いた絵(35キロの丸太を運ぶ)、そしてシベリア抑留者の日記(白樺日記)が展示されていました。白樺日記は世界記憶遺産に登録されています。髪も鉛筆もなく、溶かした錫(すず)をインク代わりに、白樺の皮に俳句や和歌を書いたものです。
太平洋戦争は、生徒の皆さんにとって、とても遠い過去のこと、日本史の教科書に出てくることだと思います。当時を生きた人々を知ることで平和の尊さを知り、未来につなげて欲しいと強く感じました。
世界遺産であるナスカの地上絵を山形大学の研究グループが143点新たに発見したことが話題となりました。生徒の皆さんは、知っていましたか?
AIを活用して地上絵を発見したそうです。2004年から約14年間にわたる調査で人や鳥やラクダなどの動物を描いた地上絵142点を発見したそうです。ナスカの地上絵は、紀元前100年~紀元後300年ごろに描かれたと言われています。大きな地上絵は100メートルを超えるものもあり、いまだ、古代ナスカ人が、どのようにして、何のために描いたのか明らかになっていないそうです。
生徒の皆さん、地球上には謎がたくさんあります。皆さんも、謎?と出会ったら、まずは、スマホで調べてみましょうね。
生徒の皆さん、12月19日の校長だよりで綾瀬市の消防本部の方が来校されたことを紹介しました。
綾瀬市消防本部発足50周年を記念して、1月8日(日)に、綾瀬市オーエンス文化会館とその前の駐車場で消防出初式を行ったそうです。
綾瀬高校のダンス部の生徒の皆さんが出場しました。
ダンス部の皆さんは、綾瀬市消本部50周年の缶バッジをつけて踊ったそうです。
ダンス部の生徒の皆さん、出演してくれてありがとう。生徒の皆さんが活躍してくれると本当にうれしいです。
生徒の皆さん、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年はウサギ年です。ウサギ年は、ウサギがぴょんぴょん跳ねることから「飛躍の年」とも言われています。昨年度の「トラ(寅)」は、もともと「動き始め、胎動」といった意味があり、強く大きく成長するといったことを表しているそうです。
1月からの後期は、今年度の仕上げと次にやってくる学年への準備をする学期です。「有終の美」という言葉を知っていますか。何かをやり始めることは誰でもできますが、終わり(最後)までやり遂げることは難しく立派(美しい)という意味です。飛行機だって、高く遠くへ飛ぶためには、滑走路をしっかりと走らないといけません。次の学年、ステップに向かって大きく羽ばたくためには、これからの3か月間はしっかりと走り切ることが大切です。
さて、12月27日の校長だよりで福澤諭吉の「学問のすすめ」について書きました。冬休みに、あらためて「学問のすすめ」を読んでみました。
「学問のすすめ」の中で、「読書は学問の術なり、学問は事をなすことの術なり」という一説がありました。「読書は学問をする技術で、学問とは物事をなすための技術に過ぎない。実地での経験を持つことが大切である」という意味だそうです。
綾瀬高校の生徒の皆さんの中には、「読書」が苦手な人もいると思います。でも、「実地での経験」が得意な人は少なくないと思います。生徒の皆さんが、インターンシップやアルバイト等での「実地の経験」は、福澤諭吉も大切であると言っているのです。生徒の皆さん、自信をもってください。
綾瀬高校の生徒の皆さんにお願いがあります。それは、「ありがとうのすすめ」です。生徒の皆さん、「ありがとう」を言いましょう。大学での研究で興味深い論文があって、「自分は恵まれているなあ」と感じたことを毎週定期的に書き出すようにしたグループはそうしなかったグループに比べて人生をより前向きにとらえ、満足感を持つ傾向が高まったというのです。つまり、まわりに感謝する人ほど幸せを感じることができるというわけです。生徒の皆さん、いかがでしょうか?「ありがとう」を言うだけです。こんな簡単なことで友達も家族も周りの人たちも自分も幸せになれるのなら、やってみる価値はあると思いませんか?
ぜひ、「有終の美」を飾るためにしっかり走り切ること、さらにまわりに「ありがとう」をいっぱい振りまく、そうすることで、幸せな高校生活を送れること間違いなしです。私は、生徒の皆さんをいつでも応援しています。