更新日:2024年3月28日

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令和6年3月

3月25日(月) 修了式での話 

生徒の皆さん、今日で令和5年度が終わります。 

新型コロナウイルスの影響から解放された一年でした。 

話は短くポイントをしぼってを心がけでいる私です。 

修業式にあたり、「最後が肝心」という話をしておきたいと思います。 

人は何事も、初めは気合を入れて取り掛かるものですが、終わりは「まあいいか」という気持ちになりがちです。 

生徒の皆さんも、4月の新しいクラスになった時は、“勉強や部活動に頑張ろう”と気合を入れていたけれども、今の時期は「まあいいか」ってなっていませんか。 

勉強もうまくいかないと、宿題や提出物などを途中で適当に放り出すことはなかったでしょうか。 

しかし、成功の秘訣は、物事の終わりにあるといっても過言ではありません。 

上手くいかないことは誰にでもあります。問題は、「上手くいかないこと」ではなく、失敗から何も学ばず、同じ過ちを繰り返すことです。 

大切なのは失敗を素直に振り返り、次に生かしていくことです。 

勉強でいうと日々の取り組み方の何が失敗だったのか、よく考えて、そのことをこれからのことに生かすことです。 

さらに、人間関係、友人関係も同様です。 

頼む場合は熱心でも、終わった後のフォローは意外に忘れがちではないでしょうか。お世話になった人に、心のこもったお礼やお詫びをきっちりと行うことは、重要なことだと思います。 

物事が上手くいかなくても、最後をしっかりとやり遂げれば、信頼が増し、人としての幅が広がります。人は成長するのです。 

「最後が肝心」だと思います。 

私も校長として、生徒の皆さんの前で話すのは、最後です。 

4月からセカンドステージが始まります。私なりのペースで80歳まで働いていきたいと思います。 

今までの失敗を生かして、一生懸命、常に何かに挑戦しながら頑張るつもりです。 

たった一度の人生ですから、悔いのないように生きて行こうと思います。 

みなさんの新しい学年での活躍を期待して、式辞と致します。