夏季公開講座が開催されました

毎年実施している夏季公開講座が開催されました。エアコンが新設された体育館で開催されたこともあり、110名を超える方々から応募がありました。

午前の部には、神奈川県自閉症協会会長の藤森その美様にご講演いただきました。ご自身の実体験を交えた保護者の視点から「将来を見据えて今からできること」と題して、本人の進路をイメージした具体的なステップを考えることや社会に出るまでに育てておきたいことなどを一つひとつご説明していただきました。困った行動を氷山に見立てて、水面下にある原因がないか探ることや、「できることやできそうなこと」は教えるが「難しいことは手伝う」などの課題の分析が大切なことも教えていただきました。また、社会人になってからの長い人生を有意義に送るために余暇活動の大切さや障害基礎年金の有無で人生設計が変わること、親が年老いたときのための準備などもお話がありました。

午後の部には、横浜戸塚障害年金サポートセンター所長の大下章様から、「知っていますか？障害年金のこと」と題してご講演いただきました。障害基礎年金の申請をサポートされたご経験の紹介や障害基礎年金の仕組みについても丁寧にお教えいただきました。本人と保護者で申請するのはいろいろと大変な場合も多いですが、社労士事務所にサポートをお願いすることも一つかなと思いました。