更新日:2023年9月26日

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よこひな通信令和5年10月号

熱中症対策に筋トレ

副校長鈴木剛

今年の夏はとても暑く、35度を超える猛暑日が何度もありました。最近の神奈川県の暑さは猛暑日が続き、熱中症対策をしっかりとしなければいけませんでした。外を歩いているだけでも、暑くてめまいがしてきそうでした。

熱中症対策で大事なことは、体温が熱くなりすぎないように炎天下での運動を避ける、涼しい部屋で過ごす、こまめな水分補給など、体が暑さでオーバーヒートしないようにすることです。こまめな水分補給をすることで、熱くなった体温を下げるための汗をかくことができるようになります。

この補給した水分、体のどこにたくさん貯めてあるか知っていますか。口から飲んだ水分は食道や胃を通って小腸や大腸に運ばれ、そこで吸収されます。吸収された水分は血管を通って全身に運ばれますが、血管の中だけで貯めておくのでは足りません。そこで大事になってくるのが筋肉です。

骨について運動するために必要な筋肉は、体を動かすためだけではなく、水分を貯めておくという重要な役割もあるのです。ちょうど飲み水を蓄えておくダムのようなものですね。スポーツ選手が暑い夏でも、汗をかきながらトレーニングできるのは、体を鍛えることで筋肉を大きくしているので、たくさんの水分を蓄えることができるのです。子供やお年寄りが熱中症になりやすいのは、このダムの役割を果たす筋肉の量が少ないというのも影響しています。

これから運動しやすい秋、冬がやってきます。日々の生活の中にちょっとだけ筋トレをする時間を作ってみてはいかがでしょうか。体のダムを少しずつ大きくして、来年の暑い夏を元気に乗り切る準備をしていきましょう。

ダイジェスト版(ルビ付き)(PDF:436KB)

授業紹介(2年生)

2年生の美術では、『天狗のお面づくり』をしました。5月に実施した足柄ふれあい村での宿泊学習にちなみ、足柄といえば『天狗伝説』ということでオリジナルの天狗を作ろうということで取り組みました。

天狗には鼻が長い「大天狗」と鳥のような口ばしを持つ「カラス天狗」があり、どちらのお面を作りたいかを生徒が選び、色合いなども考えて作りました。中には、光の当たり方などを考えて、色の濃度を変えたり、目元を柔らかくしたりする工夫をする生徒もいて表情豊かな天狗のお面が完成しました。

現在、昇降口付近に展示しています。また、New Yokohina Weekでも展示予定ですので、是非ご覧ください。

 

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教育相談担当より

2階保健室前に『憩いの場』という場所があります。”憩い”とは、休息する、くつろぐというこikoinoba1とですが、さらに”休息して活気を取り戻す”という意味が含まれています。

私たちは生徒の皆さんが、毎日の生活をできるだけストレスなく送ることができるよう願っています。ストレスフリーとは気持ち的な緊張状態がなく穏やかに日々を過ごせていることです。とは言え、日々生活をしていれば、思うようにいかなかったり、人との関係で悩んだり、寝不足や疲れがたまったりと何かしらのストレスが生まれてしまうものです。「イライラ」「そわそわ(不安)」から抜け出せる方法(ヒント☝)を知っていることはとても大切です。

みなさんには、「相談」することの大切さを日頃から伝えています。一人で抱え込んでつらくなってしまう前に誰かに「相談する」ことで解決の糸口を見つけられるかもしれません。気持ちを表現し知ってもらう、そして気持ちを受けとめてもらうことで安心感を得ることができれば、心の負担が軽減されるのではないでしょうか。「あ、ちょっと疲れちゃったな」「どうしていいかわらない」と感じた時には、担任の先生、学年の先生、相談担当などなど…に声をかけてください。相談する場として、『憩いの場』も大いに活用してほしいです。ikoinoba3

 

 

 

夏季公開講座

7月25日(火曜日)に、夏季公開講座が行われ、本校保護者や地域の学校関係者に多数のご参加をいただきました。

午前の部では、「在学中の基礎固め~身につけてほしい力とは~」というテーマで、株式会社ファンケルスマイル社長の簑島様にお話しいただきました。「働く準備をする中で大切な基本部分(健康管理、日常生活管理、コミュニケーション)については、できるだけの力を就学時期につけておかれるとよい」、「『やらせること』ではなく『やらせないこと』が可哀想なこと」等、大切な気付きにつながる内容の講演でした。

午後の部では、就労継続支援B型事業所のんびりファーム専務の吉田様にお話しいただきました。企業就労ベースの午前の内容を受け、卒業後の多様な働き方と支援について、福祉制度の説明を加えながらの分かりやすい講演でした。

未知の情報や多様な価値観・考え方に触れることは、いろいろな場面での選択肢を増やすことにつながることもあります。これからも、様々な立場の参加者それぞれが「聴いてよかった!」と感じられるような講座を企画していかれればと思います。

ランチタイム通信

ひなたやまでは旬の食材や地場産食材、行事食を給食で取り入れています。kyuushoku

7月の給食では夏野菜を使ったメニューを取り入れました。夏野菜のミートグラタンでは、夏野菜のなすやズッキーニ、パプリカ、トマトを使い、一つひとつグラタン皿にいれて焼き上げました。また、三浦市産の冬瓜を使ったスープ、神奈川県産の豚肉を使った夏野菜カレーライスなど、地場産食材も積極的に使用しています。

9月には十五夜にちなんだ行事食があります。十五夜は自然の恵みや作物の収穫に感謝し、さといもやだんごをお供えすることから、給食では「鶏肉とさといものみそ煮」がでます。2学期も旬の食材や行事食を取り入れた給食を提供していく予定です。

給食室のスタッフ一同、安全でおいしい給食が提供できるよう努めてまいります。よろしくお願いします。

教員対象進路見学会を実施しました

8月3日(木曜日)に教員対象進路見学会を実施しました。

「社会福祉法人電機神奈川福祉センターぽこ・あ・ぽこ(JR:新杉田駅、B型・就労移行)」と「株式会社日立ゆうあんどあい(JR・ブルーライン:戸塚駅、特例子会社)」を見学させていただきました。卒業後に生徒たちがどのような力が必要なのかを意識し、就業機会を提供している事業所・企業の実際の働く現場を見させていただきました。

普段なかなかお話を伺う機会のない、事業所・企業の方に直接気軽にお話しさせていただいたり、働く一人ひとりの成長を見守り、スタッフの方が教え込むというだけに留まらず、根気よく指導している姿に刺激を受けたりすることができました。

見学させていただいた事業所には横浜ひなたやま支援学校の卒業生もおり、教員たちと話をさせていただく時間もありました。社会に出て活躍している本校の卒業生を見ると、私たちも嬉しくなります!

今後も日々の生徒支援に繋げられるよう、校内での研修にも取り組んでまいります。

職員対象不審者対応訓練

瀬谷警察署生活安全課防犯少年係スクールライフサポーターの船ケ山様と米山様を講師に迎え、校内に不審者が侵入した時の対応訓練を行いました。

生徒の安全が第一なのは当然ですが、子どもを守るために自分自身の身を危険にさらさないことも大切であるとお話がありました。そのために必要な距離の取り方、腕をつかまれた時の回避の仕方、さすまたの使い方、多人数での対応の仕方などを実際に体験しました。

初動対応(いち早く不審者を見つけ、子どもたちに近づけないこと)が大切であるため、あいさつや声をかけることを徹底していきます。来校の際には、必ず名札や来校者証をつけてくださるようご協力よろしくお願いします。

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職員対象DIG研修

災害図上訓練DIGの研修を行いました。DIGとは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)で、災害を考えるワークショップです。DIG

学校周辺の地図に、大きな道路、川、鉄道、市役所、消防署、病院などなど、色ペンやシール、付せんを使ってはっきりさせることで、地震が発生した時の、この学校の有利な点や不利な(危ない)点等を洗い出しました。

地域防災拠点である学校を取り巻く環境について、再確認する良い機会となりました。

 

 

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