横浜ひなたやま支援学校 > 在校生・保護者の方へ > 学校だより「よこひな通信」 > よこひな通信令和5年12月号
更新日:2023年11月28日
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校長片岡 充彦
令和4年11月、本校は創立10周年を迎えることができました。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、10周年のキャラクター選定と記念品の制作計画を立てるにとどめ、今年度に記念品制作をしてきました。式典は体育館の空調工事がありできませんでしたが、11月1日に生徒会主催で記念品のお披露目イベントを各クラスにオンラインでつなぎ行うことができました。生徒が「10」の人文字を作り、それをデザインしたクリアファイル、オフィスサービスユニットは、トートバッグのアイロンプリントを行いました。フードサービスユニットは、10月27日の給食に「ナン」を提供しています(とても好評でした)。また、11月1日の給食は、メニューの総選挙を行い投票の結果、チャーシューラーメンになりました。10周年記念キャラクターと名称「炎神(えんじん)」も生徒の投票で決めています。この10周年記念は、生徒全員が関わって祝うことができました。生徒の皆に感謝です。今後の周年行事も、生徒が積極的に関わって実施されることを願っています。 地域の皆様や関係機関の皆様、保護者の皆様に、10周年を無事迎えることができ、改めて深く感謝申し上げます。創立当初よりの本校へのご理解とご協力を引き続き賜りますようよろしくお願いいたします。
さて、11月13日(月曜日)から17日(金曜日)は「New Yokohina Week!」が「全力で楽しめ10周年の歴史ここにあり」をスローガンに開催されました。体育館が使用できないため、今年度も大々的な活動とはなりませんでしたが、作品展示をはじめ、模擬店等で生徒たちが積極的に活躍しました。「楽しさ」だけでなく、「共働」や「達成」、「主体性」といった要素も存在している活動と考えます。クラスでの「振返り」の中で、そこに繋がる生徒からの発信があれば大成功です。 来年度は、体育館での活動をメインにした「よこひな祭」が開催され、地域の皆様との交流の機会もまた増えると思います。どうぞよろしくお願いいします。 |
10月10日(火曜日)から10月20日(金曜日)までの9日間で後期の校内実習をしました。
後期は前期に引き続き「手帳解体」「CD・DVD解体」「キーホルダー分解」に加え、新たに「ボールペン組み立て」の受注作業を行いました。4つの会社を設立し、それぞれ厳しい規格や基準を守ると同時に、請け負った量を期間内で終わらせるという社会の厳しさを緊張感を持って体験しました。
前期の校内実習に比べ、集中して取り組む時間が増えました。また、自発的にメモを取る姿や会社の中でチームを組んで声を掛けあう姿も見られました。作業内容の説明では、「~が大変ですけど頑張ります」「こんな仕事をしています」など活動内容を理解して説明することができました。1年生が見学に来た時も丁寧に説明することができました。
納品の準備 |
作業説明でメモ取り |
作業の様子 |
10月16日(月曜日)~10月20日(金曜日)の5日間、校内実習を行いました。毎週行う作業学習のユニット(フード、オフィス、ハウス、ビルメン、グリーン)に分かれて活動をし、一人ひとり実習に対しての目標を立て、達成するために日々頑張りました。5日間連続で作業学習に取り組むことが初めてだったため、「緊張する」「最後まで頑張れるかなあ」などという言葉が聞こえていましたが、最後まで集中して取り組めた生徒が多かったです。帰りの会では、「こんな作業をしました」「実習に参加して良かったです」などというような発表をしている姿が印象的でした。少しでも仕事に対する責任、やりがい、大変さなどを感じ、これからも少しずつステップアップしていこうと思ってくれたかと思います。自分を見つめ直し、新たに目標を持つための有意義な1週間になったのではないでしょうか。今後もこの経験を生かして様々な学習を重ねていってほしいです。みなさん、お疲れさまでした。
1年生の社会生活では、防災について学習しました。まず、自然災害の種類、特に地震については、日本、世界で過去に起きた地震についてその規模や被害等を調べ、地震の恐ろしさを知りました。防災グッズを考える学習では、生徒各々が様々な意見を出し、いざという時に必要なものを確認しました。その後、防災避難訓練・防災教育に臨みました。(詳しくは、第2回防災避難訓練・1年防災教育の記事をお読みください。)
また、避難訓練では、「災害が起きて、もし学校に泊まることになったら」という想定で、教室の床に「非常時に与えられる一人分のスペース」をテープで示し、防災毛布を取り出してきて寝てみました。寝ごこちはあまりよくなかったようです。オリンピックで使用されたような段ボールベッドにも横になってみる体験もしました。事後学習では、避難で大切なことを確認しました。
学校給食は明治22年に山形県で始まりました。戦時中は中断されましたが、戦後、子どもたちの健康や体格向上のために再開されました。これを記念して、毎年1月24日から30日までの1週間を学校給食週間としています。
近年、子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化しており、学校給食は子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけるために重要な役割を果たしています。また、学校給食週間には、学校給食の意義や役割について児童生徒をはじめ多くの方の理解を高めるため、全国で様々な取組みが実施されています。
本校では、1月22日から26日を学校給食週間とし、今年度は「お米を食べよう!」をテーマに、お米やお米からできる食べ物を給食で提供します。お米は日本の主食として健康を支えてきましたが、消費量は年々減少しています。お米を食べることは健康に良いことがたくさんあります。改めて「お米」について見直しましょう。詳しくは、1月の「献立表」で紹介します。お楽しみに!
10月24日(火曜日)地震の後、火災が発生したという想定の避難訓練を行い、瀬谷消防署下瀬谷出張所長をはじめ、署員の方4名に参加していただきました。放送や担任の指示をよく聞いて、安全に避難ができました。いざという時に慌てないよう、訓練を通して経験を積んでいきたいと思います。
1年生は、起震車と煙を体験しました。震度6強という強い揺れを体感しました。部屋の物が倒れたり、大きな物が移動したりして、下敷きになってしまうことや、一旦揺れが収まっても余震が続くことがあるので、命を守る行動をとるようにとお話がありました。消防士さんへの興味がわいたのか、最後の質問タイムでは、消防士になるにはどうしたらよいか、普段どんな運動をしているのかなどの質問が上がりました。
消防署の方から、避難訓練に関するたくさんのご助言をいただきました。今後の防災教育、避難訓練などに活かし、安全安心な学校を目指していきます。
「起震車」 「お話を聞く生徒たち」「煙で視界が悪い教室」
10月3日(火曜日)に第2回保護者対象進路見学会を実施しました。今回の見学先は「相鉄ウィッシュ株式会社(特例子会社)」です。
相鉄ウィッシュ株式会社は相鉄グループ各社から清掃業務を受託し、駅やバス停、ショッピングセンター等の清掃作業を行っています。当日は作業を行っている「相鉄文化会館(緑園都市駅最寄)」へ行きました。清掃作業はマニュアルに沿って動きます。指示自体は口頭で聞き、仕事をしながら身体で覚え、マニュアルを見て振り返るという形が多いとのことでした。見学させていただいたスタッフさんはみんなてきぱきと効率よく仕事ををしているのが印象的でした。
「企業での就労がゴールではなく、社会的に自立させることが大切である」「将来を見据え、早くからライフプランを考えること」など、業務説明の際にはこのようなお話をうかがうこともできました。
参加した保護者の方からは「身の回りのことを自分でできること、様々なことにチャレンジさせることが大切だと思った」といった感想をいただきました。
1月も保護者対象の見学会を予定しております。近くなりましたら改めてご案内いたしますので、ぜひご参加ください!