更新日:2021年3月31日
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本日で令和2年度も終了いたします。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、多くの学校行事や部活動の大会等が中止となりました。また、本校が推奨しているボランティア活動も行なえず、生徒諸君の活動の場が少なくなったことは誠に残念でした。しかし、「思い出に残る行事をしたい」と、生徒会本部役員が中心となり、感染症対策を講じながら、文化的な行事と、体育的な行事を併せた行事の企画を立案し、従来の文化祭とは異なる行事を全校生徒の協力の元、12月に実施することができました。情事の最後は打ち上げ花火で冬の夜空を飾り、は幕を閉じました。(※写真は本校職員が撮影したものです)
ただ単に中止するのではなく、「何ができるか」「どのようにすればできるか」と、会議を重ね、前向きに生徒たちが議論している場面を私も何度か見ましたが、それを実際に形にできたことは、大変嬉しいことでした。困難な状況下でも生徒たちは成長していると実感しました。
年が明け、再び緊急事態宣言が発令されました。学校の教育活動は短縮授業や部活動等での活動制限がありましたが、続けることができました。
1月下旬から始まった高校入試の願書受付は、感染症予防対策として、郵送による出願方法が導入されました。また、高校入試の合格発表もWeb上で行われました。
2月中旬には、ウメが花を咲かせました。学校周辺は白梅を多く見かけましたが、本校の敷地内は紅梅だけでした。
今月2日には卒業式があり、卒業生が巣立っていきました。昨年度の卒業式は、保護者の参加を遠慮していただきました。今年度は、式中に歌うことはできませんでしたが、生徒1名につき保護者1名の参加がかないました。入退場する生徒達を、多くの拍手で送ることができてよかったと思っています。
柔軟で豊かな発想を持ち、行事を成し遂げる力を持った卒業生のみなさんが、今後それぞれの道で活躍してくれることを願っています。
今月中旬には、サクラが昨年よりも早く開花しました。私が初めて本校を訪れた際に撮影した昨年の写真(第1回に掲載)と、今年の同じ日に撮影した写真を比べると、左側の木の枝に葉が芽吹いており、昨年よりも時期が早く動いていることが分かります。
明日から新年度が始まります。サクラの盛りは過ぎましたが、来週には萌黄色の新緑に囲まれた中で新入生を迎えます。
これからも感染症対策を講じ、安全・安心な学校生活を維持し、生徒たちの活動を支援しながら教育活動を続けてまいりますので、新年度もよろしくお願いいたします。(令和3年3月31日)