校長だより

第1回　初めて学校を訪れたとき

3月下旬、本来なら上級年次生のみなさんが修了式を迎えた頃です。前任の柏木校長先生との業務引き継ぎを兼ねて訪れた時の正門付近の写真です。

朝の光を受け、快晴の空のもと、校舎が輝いて見えました。また、緑豊かな素晴らしい環境は、本校の魅力のひとつだと感じました。

 

4月に入り、本校での勤務が始まりました。相鉄線緑園都市駅から本校に向かう途中に遊水地と、その横に「緑園稲荷谷公園」があります。左の写真はその公園に咲いていた桜です。

その先の信号を渡り、少し歩くと住宅地の様相から、自然豊かな景色に移ります。山間からはウグイスの鳴き声を聴くことができます。

歩いていて興味を持ったことは、ウグイスの鳴き声が、子易（こやす）川沿い、フェリス女学院大学付近などの山（生息域）ごとに少し異なっていることです。学校が始まったら実際に聞いて比較してください。そして興味があったら調べてみてください。「どんな鳥なのか」、「鳴き声が聞こえるのはいつごろまでか」、「鳴き声は同じではないのか」など、調べ方を考えることも学習のひとつです。

 

左の写真は遊水地からつながる子易（こやす）川沿いの桜です。本校正門を左に下ったところにあります。

本来なら、この桜を見ながら、生徒のみなさんには新しい年度が始まったことを感じ、気持ちを新たに持って登校してもらいたいと考えていました。この桜も今は緑豊かな木へと移り変わっています。

桜は来春に見ることはできますが、時間は戻ることができません。時間を大切にし、先ことを見据えて、自分の将来設計をしっかりと立ててください。今はそのことに取り組める時です。自分に向き合い、色々なことをしっかりと調べてください。（4月22日）