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更新日:2023年8月1日

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校長だより

Vol.4【チアリーディングの魅力とは ~FLIPPERSの部員に聞く~】(令和5年7月3日)

本校チアリーディング部FLIPPERSの歴史は古く、創部は、横浜国際高校が開校した2008年より前の1996年(旧外語短期大学付属高校の時)に遡ります。いつも体育館からは明るく元気な声が校舎に響いてきます。今回は、チアリーディングの魅力について、FLIPPERSの部員に聞いてみました。

6月18日(日曜日)に行われた関東大会(国立代々木競技場 第一体育館)は、みんなが心をひとつにした演技で感動しました。そして元気をもらいました。大会を終えての感想を聞かせてください。

「ノーミスで演技するのが全員の目標だったので、それが達成できなかったのは悔しかったんですが、でもすべての年次が一緒に演技できるのは、あれが最初で最後だったので、みんなで演技できたのが嬉しかったし、演技中とても楽しくて、今までで一番楽しかったと思えたので、3年間の集大成の演技にふさわしいものだったと思います。私は練習のときより気分が上がっちゃって(笑)、結構失敗しそうなところがあったんですけど、同じ技をやっている仲間が助けてくれて、何とか成功できたので、本当にそれは感謝しかないです。」

「もともと演技の中で大きい技が主に2つあって、1つめにそれを失敗してしまって、みんな心の中で残念に思ったと思うんですけど、それでも気持ちを立て直して、いちばん最後の大技を決めることができたので、それはとても良かったと思います。大会が終わったあとに、全員で反省とか良かったところを発言して、その中でやはりいちばん多かったのが楽しめたということでした。ノーミスという目標はできなかったけど、最終的にみんなが楽しめて良かったと思います。あと、今まではコロナの影響で声出しが許可されていなくて、でも今回は声出しが許可されたので、他のチームのことを応援したり、私たちも演技するときに応援されたり、自分たちが演技しているときに声を出したら、観客席から声が返ってくるというのも初めての体験だったのでとても楽しかったです。」

 大会でのパフォーマンス

今大会では声出しが許可された

あらためて、チアリーディング部に入部したきっかけや動機を教えてください。

「私は4歳から中学3年生まで新体操をやっていて、それである程度柔軟性がついたので、せっかくだから、他の競技に生かしたいなと思って、チアリーディングに興味をもって仮入部に行ったら、部活の雰囲気がすごく楽しそうだったし、先輩がホント優しかったので入部を決めました。」

「私も部活に入ろうと思ったときに、チアの演技を見せてもらったんですが、技を目の前で見せてもらって、迫力があって一気に引き込まれて決めました。」

チアリーディングの魅力はどんなところにありますか。

「私は観客の人と一緒になれるというか、チアリーディングって見ている人みんなに呼びかけるコールというのがあるんですけど、そこは見ている人も一緒に演技に関われるので、そこが他の競技にはない魅力かなと思います。他の3年生にも聞いたんですけど、スタンツとかチアリーディングって本当に難しい技ばかりで、練習も大変なんですけど、それができたときにすごい達成感を感じるし、たぶん演技でそれを成功できたら自分たちだけでなく見ている人にも元気を与えられる競技だと思います。あと、辛いことも楽しいこともチーム全員で経験していくので、チームメイトとの絆がすごく深まって仲間になれます。」

「チアリーディングの技は段階的に難しくなっていくので、何かやりたい技があっても、その前の段階ができなかったらやれないので、その小さな段階を乗り越えていくことで、ひとつの大きな技が完成するというのが魅力かなと思います。あと、スタンツで、上の人もそうだし下の支える人も、全員のタイミングが合わないと、すごく重く感じたりとか、崩れてしまったりとかするので、声をかけあって、励ましあって、タイミングを合わせて、技を完成させて、そうしたことが達成できたときにすごく嬉しくて、そんなところが、チアリーディングのいいところだなと思います。」

同じ経験を経て深まるチームメイトとの絆

同じ経験を経て深まるチームメイトとの絆

チアリーディング部FLIPPERSは、どんな部ですか。また、部として大切にしていることがあったら教えてください。

「FLIPPERSは他校のチアリーディング部と比べて人数が少なくて、去年とかは大会に出場できる最低人数で演技してたんですけど、そうするとやっぱりできる技が限られてきて、規模とかも限られてくるんですけど、その中でも、少ない人数だからこそ、関係性が強くなって、仲も深まっているかなと思います。それから、練習日数が少ないので、限られた時間の中で、計画を立ててやっていかなくちゃいけないというのがあります。」

チアリーディング部FLIPPERSの今後の目標を教えてください。

「私たちは難しい技を入れるのもそうなんですけど、完成された演技を披露したいなと思っていて、そのためにはタイミングを合わせるとか、振りの角度を合わせるとか、すごく細かいところまでみんなで見あったりとか、そんな完璧な、ミスをしない、ノーミスの、完成度の高い演技をすることが今年の目標です。」

 

みんなが声をかけあい、励ましあって、全員が気持ちをひとつにして演技を完成させていくこと、そして観客と一体となった時間をつくっていくことなど、チアリーディングの魅力を十分に語ってくれました。これからもチアリーディング部の活躍を応援していきたいと思います。

 

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