横浜国際高等学校 > 在校生・保護者の方へ > 校長だより(Vol.7)横浜国際高校の吹奏楽部がめざすもの~YIS Brass Band(YISBB)の部員に聞く~

更新日:2023年11月28日

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校長だより

Vol.7【横浜国際高校の吹奏楽部がめざすもの ~ YIS Brass Band(YISBB)の部員に聞く ~ 】(令和5年10月6日)

横浜国際高校の吹奏楽部は、部員一人ひとりが、他の部活動や生徒会活動などとも兼ねながら、一緒に楽器を奏でる時間を大切にし、日々よりよい演奏に向けて努力しています。人数は少なくても、一人ひとりの個性が光るYISBB。今回は、横浜国際高校の吹奏楽部がめざしているものを部員に聞きました。

9月22日~23日に行われた文化祭(YIS祭)では、多くの聴衆の方を前に素敵な演奏を聴かせてくれました。文化祭を終えた今の気持ちを教えてください。

「正直な気持ちを言うと、無事終えられてホッとした気持ち、安堵の気持ちでいます。それぞれみんな違う活動とかもあったので、なかなか全員揃わないで、どういうふうに練習していこうかとか、いろいろ試行錯誤したところもあったので、結果的に実って、本番でみなさんに聴いていただいて、温かい拍手をもらって終わることができたので、私たちがやってきたことを出せて良かったなと思っています。」

「文化祭を終えて達成感が得られました。高校に入って初めての発表の場だったので、文化祭の演奏を全員で無事終えられて良かったなと思っています。」

「私も達成感がとてもあって、なかなか部員がそろわないで、夏休みにすごく暑い中で練習して大変だったなぁとか、そういう思い出とかも含めて、部員全員で出せるものが出し切れたんじゃないかなと思っています。」

吹奏楽部@文化祭ステージ

2023年YIS祭ステージ発表

横浜国際高校の吹奏楽部はどんな部活ですか。また、部として大切にしていることがあったら教えてください。

「月並みですが、みんな仲良く楽しくやっている部活です。文化祭の本番前にムービーでも紹介したんですけど、部活外の時間に一緒に遊びに行ったりとか、部活の中でも先輩後輩でかたい雰囲気になったりするとかもなく、いい感じに雰囲気を盛り上げながら、楽しくのびのびと、みんな自由な感じでやっていると思います。人数が少ない分、自分が吹いている楽器が全体の演奏で負う役割も大きいので、練習の時間になったら、みんな一人ひとりがちゃんと目の前の楽譜と曲と向き合って、練習していこうという姿勢を大事にしています。」

「先輩と後輩の仲がよくて、合奏でなにか悪い点を指摘するときに、自分が後輩だから先輩に言いづらいという、そういうことがあまりなくて、人数は少ないけど、その分、全員の関わりが深いです。」

「吹奏楽部ってかたいイメージとかあるかもしれないんですけど、YISの吹奏楽部の特徴としては、すごく明るくて、ワチャワチャしてて(笑)、自分が演奏するのが楽しいとか好きとか思っている人の集まりみたいな感じの部活です。何にでもノリがよくて、いま着ているんですけど、部活Tシャツ(注:写真参照)も今回制作して、ロゴは1年生が案を出してくれて、2年の前でプレゼンしてくれて、あれがいい、これがいい、みたいな感じで決まっていって、そういうみんなが乗り気で部活に対して積極的だと思っています。」

吹奏楽部のメンバー

演奏の後に全員で。人数が少ない分、一人ひとりが負う役割も大きい

YISBBがこれからめざすものは何ですか。

「いちばん大きいこととして、もっとたくさんの方に私たちの演奏を聴いて楽しんでいただくことを目標にしていきたいです。このあと、12月にクリスマスコンサートを予定していて、さらにその先の4月には定期演奏会をします。それ以外にもどんどん私たちの演奏を聴いていただける機会があったら挑戦していきたいなって思います。私の一代上の先輩が、部活何に入っている?のと聞かれて、吹奏楽部!って答えたら、えっ、YISに吹奏楽部あるの?って聞かれたそうです(笑)。あるの?とか聞かれるんじゃなくて、もちろんありますよ!って言えるような、全校生徒みんなが知っているYISBBになれるように、これからも頑張っていきたいと思います。」

「次のクリスマスコンサートや定期演奏会に向けてさらに楽器の腕前を上げていけたらいいなと思っています。文化祭はポップスが中心だったんですけど、次は吹奏楽オリジナルの曲を演奏していきたいと考えているので、そこに向けて頑張っていきたいです。」

「全校生徒に自分たちの演奏を知ってもらった上で、次に入ってくる中学生が、あっ、吹奏楽部いいかも!、と思ってもらえるような温かさがある部活にしていきたいと思います。1年生はいま経験者が多いんですけど、私は高校から楽器を始めたので、私みたいに高校から始めた人でも演奏できるようになる!と思ってもらえる部活にしたいと思います。」

これからYISに入学する中学生にメッセージをお願いします。

「中学校とか他の高校の吹奏楽部との違いとして、やはり自由度があると思います。服装もそうですし、いろいろな活動に対して自由度がYISBBにはあるところが違いだと思います。私の中学校のときの吹奏楽部は人数が多くて、1学年20人くらいいるような、それなりの大所帯の部だったんですけど、YISBBに入って、人数が少ない分、自分たちで音楽を作りあげる、自分たちで互いに指摘しあって、教えあってやっていこうという雰囲気がすごくあって、そういう自分たちでやろうという雰囲気は、他の学校にはあまりない、私たち独自のやり方なのかなと思います。自分たちで音楽をつくる!そういう気概のある子がいたら、ぜひぜひおすすめです。」

「人数が少ないのは良い面だとは思っているんですけど、人数が少なすぎると自分たちがやりたい曲とかが限られてくるので、やはりたくさん入ってきてほしいです。吹奏楽って聞くとかたいイメージがあると思うんですけど、そういうかたいイメージを取っ払ったうちの吹奏楽部を一度中学生に見てもらいたいと思います。」

「人数が少ない分、自分が前に出て部活を作り上げていく必要が私たちにはあるので、そういう自分たちで作り上げる部活動の魅力をぜひ中3生に知ってもらって、あわよくば(笑)、入部してほしいと思います」

 

お互いの個性や活動を尊重しながら、自分たちで音楽をつくっていく、一緒に楽しさを共有していく、そんなYISBBのめざすものをインタビューから感じました。これからも横浜国際高校吹奏楽部YISBBの演奏を聴いていきたいと思います。応援しています。

 

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