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更新日:2024年3月5日

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校長だより

Vol.10【4年ぶりの姉妹校訪問再開 ~ ホストファミリーのYIS生に聞く~】(令和6年1月24日)

韓国の姉妹校・東豆川(ドンドゥチョン)外国語学校の生徒20名と引率の先生2名による訪問団が、1月12日~15日、横浜国際高等学校(YIS)に来校しました。両校の直接交流は、2020年1月、横浜国際が東豆川を訪問して以来のことです。その後コロナで中断していましたが、この度、4年ぶりの再開となりました。今回は、ホストファミリーとして韓国の生徒を受け入れた3人のYIS生に話を聞きました。

初日の歓迎式では、東豆川の生徒によるピアノ演奏、ダンスの披露、学校紹介があった後、お互いにインタビューゲーム等で交流を深めました。歓迎式の感想を聞かせてください。

「韓国の生徒は日本語がとても上手で、そしてみんな優しいなぁと感じました。私は司会を務めたんですけど、インタビューゲームに必要な紙とペンを配って、それを最後に回収しようとすると、韓国の司会をしていた男子生徒が『僕やりますよ。』と積極的に動いてくれてすごく感動しました。」

「インタビューゲームで感じたのは、みんな本当に日本語が上手だなぁということです。同じ高校生で、韓国の生徒と交流するのは初めてだったんですが、言語が違っていても、好きなものを共有できたことがいちばん大きかったなぁと思います。」

「私も同じで韓国の高校生は日本語がとても上手だと感じました。インタビューゲームをしているときに、みんな積極的だし、笑顔が絶えなくて、同じ高校生だけど、学ぶことが多いなと思いました。私はシャイな性格なんですけど、そういう積極性を目の前で見て、私も学びたいなと思いました。」

 

韓国姉妹校歓迎式

自己紹介する東豆川の生徒たち(歓迎会)

 

1月13日(土曜日)と14日(日曜日)の2日間は、各ホストファミリーで過ごしました。その時の様子や感じたことを教えてください。

「私は1日目に鎌倉に行って、レンタルで着物を着て、そのまま鶴岡八幡宮に行ってお参りをして、お守りを買ったり、手水をしたりしたんですが、お守りを買って1年したら返すんだとか、この水で手を清めるんだとか、そういう細かいところを説明するときに、韓国の生徒もそこまで日本語ができなかったので、私が韓国語で頑張って説明したんですけど、「清める」とかは言葉がむずかしくて(笑)、でも、お互いが頑張って理解しようとしたので、両方とも日本語と韓国語のスキルが上がったように思います。2日目には渋谷に行ったんですけど、ドン・キホーテで、ふだん私たちは日本の商品が並んでいるなぁくらいで、なんとも思わなかったんですけど、渋谷のドンキはほぼ9割が外国人のお客さんで、びっくりしたのが、サロンパスとか蒸気でホットアイマスクが、海外で人気がある日本の売れ筋商品らしくて、そういうものを欲しいなぁとか言って感動してもらっているのを見て、不思議なような、嬉しいような気がしました。」

「私は初日に浅草に行って同じく着物を着たりする体験をして、2日目は昼間インターアクトの部活があったので、夕方から渋谷に行きました。着物は私も着るのが初めてだったので、そういうことが経験できて良かったと思いますし、韓国の生徒もめちゃくちゃテンションあがっちゃって(笑)、ホント楽しんでくれて、日本の文化をとても好きでいてくれるんだなと思って嬉しかったです。私は1年生を受け入れたので、まだ1年間しか日本語を勉強してなくて、日本語だけでコミュニケーションをとるのは難しい部分も多かったので、基本は韓国語でやりとりして、私の親とは英語を使いながらコミュニケーションして、みたいな感じでした。なので、第二外国語でハングルを勉強していたのがとても役に立ったなと思いますし、一緒に生活したからこそ見えてくる日本と韓国の違いみたいなものが肌で感じられました。お互いに文化的にはそんなに大きな差はないのかなと思っていましたが、細かいところでの差ってやっぱり大きくて、そういうのを感じられたのもいい経験でした。」

「私は土曜日に鎌倉に行って参拝したんですけど、日本の文化のこまかいところを実際に一緒に体験して学んでほしいなと思っていました。私も教える中で自分が学ぶことがあったので、自分にとっても大変実のある体験でした。2日間を通じて感じたのが、韓国の生徒はわからない単語があったときにすぐに検索することです。その姿勢が本当にすごいなと思って、自分はわからない単語があってもそのままにしたりするんですけど(笑)、韓国の生徒は、とにかくわからないことがあったらすぐに調べて『これはこうですか?』と聞いてくるので、それがすごいなと思いましたし、感動して、私も学びたいと思いました。」

集合写真

インタビューゲームを通じて両校生徒の仲が深まりました(歓迎会)

今回の姉妹校交流を終えて、どのような感想をもっていますか。

「私はホストファミリーになって韓国の生徒を受け入れて、ホント良かったなと思っています。私が受け入れたのは1年生だったので、日本語ですべて会話するというのはまだ難しくて、家族との会話のときに、私が韓国語で頑張って仲介に入って通訳するみたいな形をとったんですけど、私の両親が通訳する私を見て、すごいじゃん、できるじゃん、みたいに認めてくれて(笑)。私は横浜国際に来てはじめて韓国語を勉強し始めたので、これまで2年間頑張って勉強してきて良かったね、みたいな感じでした。私は進路も韓国の大学に進みたいなという気持ちがあって、母親にもそれを伝えていて、ある程度は認めてもらっていたんですけど、やっぱりまだ、韓国旅行に行きたいと私が言っても、(母親は)大学に行ってからね、みたいな感じだったんですけど、韓国の生徒を今回受け入れたことによって、母親が韓国に行きたいって言いはじめて(笑)、家族全体で韓国っていいなみたいな気持ちになって影響を受けたと思います。」

「ホストファミリーをやってみてホント良かったなというのが第一です。ホストとして日本の文化を伝えたい、体験させてあげたいというのもいろいろできたかなと思います。着物を着る体験もそうですし、和菓子作り体験や、抹茶を点てることも一緒にやったので、そういう日本の文化を経験させてあげられたかなと思います。また、韓国語を使えたというのがやっぱり大きくて、横浜国際の先生以外の韓国の方と韓国語で会話するというのは初めて経験したので、通じるんだぁ!(笑)という感じと、今まで2年間学んできたことが、韓国の生徒からリスペクトされることにつながっているな、と感じさせてくれて、距離も縮まりましたし、すごく良い経験になったなと思います。今まで韓国に行きたいとかはあまり思ってなかったんですが、今は行きたいとも思いますし、SNSとかで連絡はとれるので、このつながりを大事にしていきたいなと思います。」

「私はこの横浜国際に入って、最初の姉妹校交流がこの韓国受け入れだったんですが、正直なところ、最初は不安が大きくて、ちゃんとコミュニケーションとれるかなとか、そういう気持ちが大きかったんですけど、実際に会ってみたら、すごく積極的に話しかけてくれるし、学ぼうとしてくれるし、そういう姿勢がすごくいいなと思いました。韓国に帰るときにも、また夏休みに来ますとか言ってくれて、メチャ嬉しくて、私も韓国に一回も行ったことがないんですけど、実際に韓国の方とお会いして、韓国に行きたいなと思う気持ちが強まったし、つながりをもちたいなって。最初の姉妹校交流がこの韓国との交流でホント良かったなと思っています。」

 

インタビューの最後に、「(注)3日間は短かったです。来年からはもっと長くしてください!」と話してくれました。日ごろ横浜国際で勉強している韓国語を実際に使える経験ができたこと、そして、同じ年代の韓国の高校生と充実した交流ができたことの嬉しさを伝えてくれました。

 

(注)3日間:

東豆川外国語学校の本校訪問は、1月12日(金曜日)~15日(月曜日)の4日間だったが、4日目の15日は、東豆川の生徒たちだけで滞在の振り返りを校内で行った。その間、YIS生は授業だったため、実質的な交流は3日間であった。

 

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