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更新日:2023年10月30日

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まゆ先生のザンビアうるるんにっき5ザンビアにっき

川井真由先生は、神奈川県から推薦を受けて、令和5年4月からJICA(国際協力機構)の海外青年協力隊の一員として、ザンビア共和国に派遣されています。

“Mwasebenza bwanji?”(ムワセベンザブワンジ仕事はどうでしたか?)ザンビアにっき(先生)文化祭お疲れさまでした。楽しめましたか?

ザンビアに来て3ヶ月、日本の食事が恋しくて、夢の中で散々帰国している川井です。5回目の今回は、ザンビアの国旗を紹介します。国旗の紹介をする前に、簡単にザンビアの歴史をお話しします。

ザンビアの国旗・4つの色ザンビアにっき5(歴史)

皆さん、右の人物を知っていますか?(世界史の教科書に出てきますよ。)

彼の名前はセシル・ローズ、ザンビアにっき5(セシル・ローズ)19世紀アフリカにおけるイギリス植民地政策の中心的な人物です。ザンビアはかつてイギリスの植民地でした。

当時の国名は「北ローデシア」、この名前は、当時南アフリカのダイアモンドで財を成し、ケープタウンからカイロまでをイギリスの領土にしようとしていたセシル・ローズに由来しています。(アフリカ縦断政策とか3C政策なんて言われますね。)

イギリスから独立し、ザンビアとなったのが1964年10月24日。この10月24日はザンビアの独立記念日として、現在では祝日となっています。来年は2024年なので、独立して60周年の節目ですね。

 

では、本題の国旗を見てみましょう。こちらがザンビアの国旗です。ザンビアにっき5(ザンビア国旗)

見たことありますか?(実は、「うるるんにっき1」でも出てきています。)

ベースとなっている緑は「森林と農産物の実り」、右上に描かれている鷲(ワシ)は「自由と栄光」を表しています。鷲の下には3色の帯があり、赤は「独立のために犠牲となった国民の血」、黒は「ザンビア人」(肌の色)、オレンジは「銅に代表される豊かな鉱物資源」といった意味があります。(外務省HPアフリカ各国トピックスザンビアより)

 

少し社会科的な話をすると、ザンビアは、独立以来、銅の生産に依存するモノカルチャー経済で、この銅産業の動向が経済・社会に大きく影響しています。銅やコバルトの輸出に占める割合は、独立当時は9割、現在でも約6~7割と依然として高いです。ザンビアにっき5(10円玉)
ちなみに、日本の10円玉にもこの銅が使われていると言われています。意外と身近なところでザンビアと日本、つながっていますね。

話を戻して、国旗や国旗に使われる4色、ザンビアの人に大変愛されています。(私はこの4色をザンビアンカラーと勝手に呼んでいます。)特に独立記念日には、4色の旗で建物が飾られたり、4色で彩られた服を着たり、4色のケーキを作ったり(?!)と、街中はザンビアンカラーで溢れていました。(そういえば、「うるるんにっき2」にもザンビアンカラーの服が写っていましたね。)

日本でも、祝日には、国旗を掲げている家やバスを見ることありますよね。日本の場合、国旗や国歌は厳かな雰囲気になりますが、ザンビアの場合、国旗や国歌を楽しんでいるような感じがあります。今回は紹介できませんでしたが、ザンビアの国歌もいつか紹介できたらと思います。

 

ところで、突然ですが、うるるんにっきにはイラスト担当の先生がいるのを知っていますか?私は書く専門なので、ホームページに掲載されているイラスト付きうるるんにっきは合作です。(さらに言うと、ルビも別で付けてもらっています。)このつたない文章も、イラストが付くと素敵な感じに仕上がるので、アップされるのをいつも楽しみにしています。イラスト担当の先生、その「うち」わかるかな。

ザンビアにっき5(写真1) ザンビアにっき5(写真2)

(2023年10月24日川井真由

 

ルビ付きのPDF版はこちら

まゆ先生のザンビアうるるんにっき5(PDF:386KB)

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